ビックカメラ池袋本店のキッチン家電コーナー販売員の山口純平(やまぐち・じゅんぺい)さん

【おしえてビックさん・30】さまざまな食材が美味しく楽しめる秋になりました。本格的な料理をつくって、実りの秋を堪能したいものです。ただ、共働きなど何かと忙しい世帯にとっては調理するのも大変。そんなときに役立つのが、食材を入れてボタンを押すだけで、本格的な料理をつくってくれる自動調理器です。そこで、ビックカメラ池袋本店のキッチン家電コーナー販売員の山口純平(やまぐち・じゅんぺい)さんに、ラクして本格料理をつくれる自動調理器をおしえてもらいました。

山口さんは、自動調理器を選ぶ際の三つのポイントを挙げます。

(1)調理機能

(2)容量

(3)メンテナンスのしやすさ

ラクに調理するための自動調理器なので、使った後のメンテナンスもラクな方がいいですよね。また大容量タイプは、週末の作り置きに使うのもありです。さっそく、山口さんにおすすめの商品を順番におしえてもらいました。

時短メニューが30種類!献立に迷わない「ヘルシオ ホットクック pro」

山口さんが推す商品の1品目は、シャープの「ヘルシオ ホットクック pro KN-HW24H-B」です。

おすすめする理由について、山口さんは次の3点を挙げます。

1.圧力をかけない「非圧力」で調理

「素材の旨味や風味を活かした、優しい味わいの料理が魅力です」と説明します。

負荷と温度、蒸気を検知するトリプルセンサーで、鍋の中の状態を常に見張っているので、食材の量を適当に入れてしまっても美味しく仕上げてくれます。強力な助っ人になること間違いなしです。

2.「パパッとおかず」メニュー搭載

「10~15分の短時間で調理可能な30種類のメニューを搭載。忙しい共働き世帯でも手軽に調理できるので便利だと思います。自動メニューは全部で161種類もあるので、献立に迷う心配もありません」と、メニューの豊富さと時短メニューがある点を推します。

また、「別売りの『もっとクック』を使えば、ヘラによる細かいかき混ぜが可能になり、粒の細かいスパイスやとろみのある食材など、まぜ技ユニットだけでは難しい調理も可能になります」。

もっとクックは、まぜ技ユニットのアーム部分をシリコン素材の「ヘラ」状にして、内鍋に沿うような角度に設計したツールです。これを使うと、自宅でも専門店の本格的な味わいを楽しむことができます。

3.調理容量が2.4Lと大容量

「目安で2~6人分用まで対応可能なため、週末の作り置きにもぴったりです」と、一度に多く調理できる特徴を挙げます。週末の作り置きのほか、ちょっとしたホームパーティーにも活躍する、大容量タイプです。

山口さんがこの商品をおすすめしたい人は、「共働き世帯、料理初心者の方、家族が多い家庭」とのこと。忙しい世帯や料理が苦手な人、大家族など幅広い家庭で重宝する商品です。

炒め物もお任せの「オートクッカー ビストロ」

山口さんが推す商品の2品目は、パナソニックの「オートクッカー ビストロ NF-AC1000」です。

おすすめする理由について山口さんは次の3点を挙げます。

1.圧力をかけた調理

「約2気圧という高圧力をかけて加熱時間を短縮。肉や魚の調理も短時間でホロホロに仕上げることができます。高火力の炒め調理もでき、幅広い料理をおいしく仕上げることが可能です」と、高圧力と高火力のメリットを説明します。

2.自動メニューが標準で30種類(※)搭載可能!

「自動メニューの他に専用アプリ『キッチンポケット』から100メニュー以上のメニューをダウンロードして増やすことができ、専用アプリでは最大230種類のメニューをダウンロードできます!(※)購入時に25メニュー登録、30種類まで登録可能」と説明します。スマホアプリ「キッチンポケット」と連携すれば、後からメニューを増やせるのは魅力的ですね。

3.鍋底かきまぜ機能&取り外せる取っ手付き内鍋

「羽根が鍋底をかき混ぜるように回転することで、具材をムラなく混ぜ合わせ、おいしい料理を作ることができます。また、調理後の内鍋を簡単に持ち運ぶことができるので、食卓への配膳が手軽に!」と、出来上がったらそのままテーブルに運べる手軽さをプッシュします。

山口さんがこの商品をおすすめしたい人は「炒め物を頻繁に作る方、煮込み料理を本格的に作りたい方、共働き世帯」とのこと。忙しい共働き世帯でも、休日に本格的な料理を楽しみたいという人にピッタリの商品です。

ポット型で軽量なら「自動調理ポット」一択!

山口さんが推す商品の3品目は、レコルトの「自動調理ポット RSY-2W」です。

おすすめする理由について山口さんは次の3点を挙げます。

1.材料を入れて約30分でスープができちゃう!5種類のメニュー搭載で安心!

「ポタージュ&ペーストモード、スープ&おかゆモード、豆乳モード、ジュース&クリーンモード、保温モードの5種類のメニューをワンタッチで操作可能。直感的に操作できます」と、ワンタッチでお任せできる手軽さを強調します。

2.専用レシピブック付き(30種類)

「専用のレシピブック付きなので、初心者の方でも手軽に調理可能です」。レシピブックを見ながら具材を入れてボタンを押すだけという手軽さはうれしいですね。

3.置き場所に困らない「コンパクトサイズ&軽量」でラクラク持てる

「高さ約23.3cm、直径約12cmと、コンパクトなサイズなので置き場所に困らない上、本体は約970gと軽量なので、片手で簡単に持ち運ぶことができます」と、ポット型の見た目の特徴を挙げます。誰でも持ち運べる軽さです。

山口さんがこの商品をおすすめしたい人は、「料理に苦手意識がある方、忙しくて料理に時間をかけられない方、コンパクトな調理家電を探している方」とのこと。メニュー選びの簡単さと軽量な自動調理器ならレコルト一択のようです。

最後に、山口さんが接客時に心がけていることをおしえてもらいました。

「落ち着きと安心感を与える寄り添った接客を心がけています。丁寧にヒアリングを行い、お客様の立場や視点から要望や不明点を理解した上で、一緒に解消していけるような販売員を目指して日々行動しております」。

自動調理器を初めて購入する人も少なくないでしょう。そんなときに、顧客に寄り添って丁寧に説明してもらえるのはとても安心です。また、実際に店頭で商品を見れば、メンテナンスのしやすさも実感できます。自動調理器の選び方で迷ったら、山口さんに相談してみましょう。