1月3日、渋谷公会堂にて行われたBlu-BiLLioNのワンマンツアー「Sincerely 7 colours」ファイナル公演の模様をレポートします。
彼らにとって初となる渋谷公会堂、ドラムを中央にして綺麗なシンメトリーを描くステージが目を引きます。SEが鳴り響き、スクリーンに新宿ReNYから始まり全国7カ所を回ったツアーの模様とともにカウントアップの数字が刻まれていきます。5,6,…7!そしてメンバーがSeika(Dr)、珀(B)、teru(Key)、宗弥(G)、mag(G)、ミケ(Vo)の順番に登場。
「声を聴かせて!」とミケが会場全体に優しく語りかけるように呼びかけ、1曲目は『GARDEN』、続いて『造華と蜜蜂』、手拍子が会場を揺らす『MoSaic』『call me』と、アップテンポなナンバーで勢いづいていきます。
「ワンマンツアーファイナル!渋谷公会堂やって来ました!あけましておめでとう!歴史ある渋谷公会堂でワンマンライブができて嬉しいです。この瞬間めちゃめちゃワクワク、幸せを感じています。皆さん一緒に歴史を刻んでくれますか?オーケー、それじゃあ楽しんでください!」とミケの挨拶から『HELLO』へ。
一転してトーチが灯った暗いステージの中『醜悪な宴』では普段の爽やかなイメージとは打って変わって、妖艶な雰囲気を醸し出し、『SEED』『Aqua』をはさんで楽器隊のセッションタイムに突入。宗弥も「渋公!もっと声をちょうだい!遠慮はいらねーぞ!」と力強く煽ります。teruのキーボード、magと宗弥のギターの掛け合いや珀とSeikaのリズム隊の絡みも耳を楽しませてくれます。そういったひとつひとつのパフォーマンスが今回のツアーで一回りも二回りも成長したのだと伺えます。
大きなホールがとても似合う壮大なバラードである『境界線』。『H&H』ではタオルが舞いメンバーたちもステージ狭しと駆けまわります。そしてファンひとりひとりに届けるように奏でる『Sincerely yours』では、それに応えるようにファンがBlu-BiLLioNのイメージカラーである青いペンライトを掲げる光景が印象的でした。