第68回カンヌ映画祭の審査員長に、ジョエル&イーサン・コーエンが決まった。ふたり組が審査員長を務めるのは初めてのこと。

コーエン兄弟は、カンヌ映画祭の常連。1987年に『赤ちゃん泥棒』で初めてカンヌを訪れて以来、9作品をここで上映してきた。1991年の『バートン・フィンク』で最優秀賞にあたるパルムドールを、『ファーゴ』と『バーバー』で監督賞を、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』でグランプリを受賞している。

ほかの審査員および上映作品は、4月中旬に発表される。今年のカンヌ映画祭は5月13日から24日まで開催される。

文:猿渡由紀