1月23日(金)からスタートしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ユニバーサル・クールジャパン」。
早くも各所で話題となっていますが、その中のひとつが、人気ゲーム「バイオハザード」とファンの多いリアル脱出ゲームを手がける「SCRAP」がタッグを組んだ、恐怖×謎解きのアトラクション「バイオハザード・ザ・エスケープ」。
そこで、前日の体験会で感じたバイオシリーズのゲームファンやホラーファン、謎解きファン全員が納得できるリアルな世界観を、今回はゲームシリーズのファンの視点からレポートしてみたいと思います。
今までの「バイオハザード」とは異なる、もうひとつの”バイオらしさ”
これまでユニバーサル・スタジオ・ジャパンのバイオと言えば、アクションスタイルのアトラクション「バイオハザード・ザ・リアル」が人気でした。しかし今回は大きく異なり「謎解き」がメインのアトラクション。バイオで言うところの探索部分が脱出ゲームとして見事に再現されています。
ゲストたちは、テレビ局へ番組観覧に訪れたという設定。番組放送中、突如としてバイオハザードに襲われ、テレビ局から脱出せねば!という事態に陥ります。
脱出ゲームは4人1組。専用デジタル端末「Player Pad」、地図、鍵付きボックスを手渡され、制限時間60分で脱出に挑むことになるのですが……。
ちなみにこのアトラクションは完全予約制、別料金のためチケットの購入方法をチェックしてくださいね。
ゲーム原作に忠実な舞台設定
今回の脱出ゲーム。舞台はテレビ局「RCBN(Raccoon City Broadcasting Network)」です。そう、バイオといえばラクーンシティ。さらに脱出ゲームが始まるプレショーをよく聞くと、現在の時間設定が1998年の9月26日だとわかります。
シリーズのファンならお気付きかと思いますが、バイオハザード2の主人公・レオンさんたちが警察署で酷い目に合う3日前、ラクーンシティが消滅するまでもう1週間もありませんね。
番組観覧に来てる場合かとツッコミたくなりますが、実際、その場にいた人たちには知る由もなかったはず。そんな時系列を考えると、ファンの人はよりリアルにバイオの世界を追体験できます。
バイオハザードらしいハコの再現度も完璧
ゲーム導入のプレショー後、デジタル端末「Player Pad」、地図、鍵付きボックスを手渡され、スタジオからテレビ局内へ。いよいよ脱出ゲームのスタートです。
ちなみに筆者たちのデジタル端末は電源が入らず「バッテリーを探すところから!? バイオっぽくなってきた」と思いましたが、不具合でした。同じようなことがあった場合はすみやかに申し出ましょう。
テレビ局内は4フロア構造。部屋数はかなり多く、部屋ごとのつくりも本格的でバイオの世界観がバッチリ再現されていました。そんな中、襲いかかるゾンビへの恐怖と謎解きに対峙。さらに、すでにt-ウイルスに感染しているゲストたちに残された60分という制限時間とも戦わなければなりません。
ネタバレになるので謎解きは現地で体験して欲しいのですが、恐怖感に骨太な謎解きを加えた脱出ゲームは面白いだけでなく、やりごたえも抜群でした。
端末や地図を駆使し広い館内を歩きまわる探索パート。薄暗い部屋にゾンビがいたらどうしようと不安になりつつ、それでも先に進まなければならないという恐怖感は、まさにバイオそのものです。