SwitchBotが年末年始に活躍

【SwitchBotで叶える未来の暮らし・2】自宅をスマート化すれば、生活を効率的なスタイルに変えることができます。しかし、「具体的にどこまで便利になるのか」がイメージできず、導入に二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。解決したいのであれば、「SwitchBot」(ロボット掃除機、スマートロック、カーテン、ハブミニ)を導入すること。特に忙しい年末年始の生活がどのように改善されるのか、実体験ベースで詳しく解説します。

ロボット掃除機で掃除と朝の準備が同時進行できる

年末は、1年の中でも特に忙しい時期。大掃除を一つとっても、床を掃いたり窓を拭いたり、細かいところを整理しなければならず、どこから手を付ければいいか分からなくなります。

年末年始は出入りが増えて忙しく、うっかり玄関の施錠管理が危うくなってしまうことも。さらに悪いことに、朝早く起きていろいろ片付けようとしても、朝が遅かったり寒かったりして、なかなか布団から抜け出せません。これらの課題解決に役立つのが、SwitchBotの製品群です。

我が家が最初に導入したのは、「SwitchBot ロボット掃除機 K11+」でした。

毎日の床掃除は、時間と手間がかかります。特に子どもがいる家庭では、食べカスやごみが散らかりやすく、何度も掃除しなければならず、いやになってしまうものです。しかし、ロボット掃除機があれば、この課題は一気に解決します。朝は最も忙しい時間帯ですが、掃除機を動かしている間に、朝食の準備や子どもの支度ができます。掃除と準備を同時進行できる――これが何より大きなメリットです。

意外だったのは、静かさでした。ロボット掃除機は音が大きいというイメージを持っていましたが、K11+は45dBという静音設計です。家族の会話も邪魔せず、在宅ワーク中でも問題なく使える程度に静かです。

性能面も申し分ありません。6000Paの吸引力で、カーペットの奥に入り込んだ細かなごみもしっかり吸い上げます。ペットの毛や髪の毛もブラシに絡みにくい設計になっており、メンテナンスも簡単でした。

驚いたのが集塵機能の便利さです。これまで使っていたロボット掃除機は、ごみを都度自分で捨てなくてはいけず、かなり面倒でした。K11+は、集めたごみを自動で集塵機に吸い込み、紙パックにため込みます。ごみ捨ての頻度が大幅に減り、手間が格段に軽くなりました。

紙パックは消耗品として販売されており、ストックしておけば困ることもありません。こうした細かい工夫が、ロボット掃除機を「面倒から解放する道具」にしてくれるのだと感じます。

スマートマップで安心な自動掃除

アプリを開くと、掃除しながら自動的に部屋のマップが作成されます。一度マップが完成したら、「進入禁止エリア」を設定できるようになります。

観葉植物のスタンドの足の部分、子どもの小さなおもちゃなど、倒されたら困るものが置いてある場所を指定しておけば、掃除機がそこを避けて動きます。ロボット掃除機による事故がなくなり、安心して運用できるようになりました。

1週間使って気づいたのは、「毎日、床がきれい」ということです。日頃からきれいにしておけば、年末に向けた大掃除の負担も軽くなります。「毎日が小掃除」になることで、大掃除自体が不要になるのです。

課題もあります。床にコード類や衣類が落ちていると、対応できない場合があるからです。掃除前にある程度の床の片付けが必要になります。この片付け習慣こそが、年末の大掃除に向けて家全体をきれいに保つ良いきっかけになると捉えればいいのかもしれません。

鍵をスマート化するドアロック

次に導入したのが、「SwitchBot ロック Pro」です。

従来、玄関の鍵は手で回していました。帰宅時に鍵を開け、外出時に鍵をかける――毎日当たり前のように繰り返していた動作です。特に面倒だと思うことはありませんでしたが、改めて考えてみると気になることがありました。例えば外出先で「あれ、鍵をかけたっけ」と不安になることもしばしば。年末年始のように出入りが多い時期は、なおさらです。

SwitchBot ロック Proは、スマートフォン(スマホ)のアプリをタップするだけで玄関の施錠・解錠ができる製品です。帰宅時に荷物をたくさん持っていても、ポケットの中にスマホがあれば、アプリから指示するだけで玄関が開きます。外出先で「鍵をかけ忘れたかも」と不安になっても、アプリで即座に確認できる安心感。「鍵を持たない生活」がこんなに楽だと、実際に使ってみて初めて分かりました。

ただし、取り付けには注意が必要です。本体を扉に貼り付ける前に、何度も動作チェックをしてスムーズにサムターンが回るように調整することが重要でした。本体を固定する位置を少し変えるだけでも動作が大きく変わります。ドアに対して正しく垂直に設置しないとうまく作動しない場合があるので、手を抜かずにしっかりとチェックしましょう。

設置後は自動施錠の設定も可能ですが、慎重に行いましょう。便利さを追求するあまり、鍵を持たずに締め出されるリスクもあります。

スマートホームは、生活を豊かにする道具です。全てを機器に任せるのではなく、自分でコントロールできる範囲で活用する――そのバランスが大切です。特に家族の出入りが多い時期には、無理に自動化せず、生活パターンに合わせた設定をおすすめします。

スマートロックをさらに便利に

SwitchBot ロック Proには、いくつかのオプション製品が用意されています。筆者が導入したのは「充電式バッテリー」と「キーパッド」の二つです。どちらも使い勝手を大きく向上させてくれました。

SwitchBot ロック Proは、標準的に単3乾電池4本で動作します。ただ、電池が切れるとスマートロック自体が使えなくなります。外出先で「電池が切れているかも」と不安になるのは避けたいところです。

そこで導入したのが、充電式バッテリーです。2個セットで販売されており、一つを本体に装着している間、もう一つを充電しておくことができます。交互に使えば、電池切れの心配がなくなります。

特に年末年始は、普段より出入りが多く電池の消耗も早まります。充電式バッテリーがあれば、安心して使い続けられるでしょう。

もう一つのおすすめがキーパッドです。パスワードや指紋認証での解錠が可能になり、スマホがなくても操作できるようになります。

例えば、親戚が訪問する際、パスワードを教えておけば、わざわざ鍵を渡す手間が省けます。到着時間を気にする必要もなくなり、「先に入って待っていて」と気軽にいえるのです。

また、ハウスキーパーやシッターなど、定期的に家に入ってもらう場合も便利です。鍵の受け渡しや管理の手間が不要になり、必要に応じてパスワードを変更することもできます。

効率化と防犯対策に効くスマートカーテン

冬の朝、なかなか起きられない――この問題を解決したのが、「SwitchBotカーテン 3」でした。毎年この時期は目覚めが悪く、体調も落ちやすい。長年の悩みでしたが、スマートカーテンに変えただけで、驚くほど改善しました。

特に気に入ったのが、QuietDriftという静音モードです。通常モードだと約10秒で開閉しますがモーターの動作音が気になります。QuietDriftモードでは約1分かけてゆっくり動きます。少しずつ陽の光が差し込んでくるグラデーションが心地よく、朝起きるのが楽しみになってきました。

設置時には、アプリの指示に従えば失敗することはありません。単体でも動きますが、二つをグループ設定することで、両開きカーテンにも対応できます。電池の残量はアプリから確認できるので、残量が少なくなってきたら充電しましょう。

スマートカーテンが真価を発揮するのは、SwitchBotアプリで「オートメーション」を設定した時です。

毎朝7時にカーテンを開ける、といった時刻指定も可能ですが、おすすめは日の出・日の入りに合わせた設定です。日の出とともにカーテンを開ける、日の入りにカーテンを閉める――こうした設定をすれば、季節に合わせて自動調整され、1年中最適なタイミングでカーテンが動きます。一度設定すれば、あとは手間いらず。自然な光で目が覚める生活が、毎日自動的に実現するのです。

便利なだけではありません。セキュリティー上の意味もあります。

旅行や帰省で家を開けているときでも、自動でカーテンを開け閉めすることで、家に誰かがいるように見せることができます。空き巣対策として有効です。

SwitchBotのスマート照明と組み合わせれば、さらに効果が上がります。暗くなったら自動で照明をつける設定にすれば、在宅しているように見えるでしょう。年末年始の長期外出時にも安心です。

SwitchBot製品を統合管理する「ハブ」

そして、これらの製品を快適に使うために導入したのが、「SwitchBot ハブミニ」です。

ロボット掃除機、スマートロック、スマートカーテンは、それぞれ単体でもアプリから手動で操作できます。しかし、外出先からの遠隔操作やタイマー設定、複数の製品を連携させるシーン設定には、「ハブ」が必要になります。

SwitchBot ハブミニがあると、複数の製品を連携させ、「シーン設定」が可能になるという価値が実感できます。「おはよう」シーンを設定すれば、朝7時にカーテンが開き、暖房がオンになり、ロボット掃除機がスタンバイする、といった一連の動作が、スマホ一つで完結します。

導入から今まで、ゆとりのある生活が続いています。床は毎日、自動的にきれいに保たれています。これなら年末の大掃除も、なんとかなりそうです。

玄関の施錠管理はスマホで完全に管理できるようになりました。外出先から「鍵がかかっているかな」と不安になることがなくなり、気軽に出かけられるようになりました。

朝の目覚めは、光とともに自然になりました。カーテンが自動で開き、自然な朝日が入る環境で起床する生活は、体の健康にも良い影響がありそうです。これから年末を迎えるにあたり、やらなければならないことはたくさんありますが、体力、気力ともに充実した状態で突入できそうです。

スマートホーム化は、忙しい時期の負担を軽減し、家族との時間を増やすための「先行投資」です。この年末こそ、SwitchBotで新しい暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。(マイカ・秋葉けんた)

秋葉けんた

編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。