鉄道 × サウナ × 地域文化 × クリエイティブ。ワールドビジネスサテライトでも紹介された、新しい都市再生デザイン。

サウナの起動儀式「オープニングロウリュ」
株式会社スキーマ(以下、スキーマ)は、2025年に大宮駅西口の車両の整備車庫に開業したJR東日本の都市型ウェルビーイング拠点「リトルリトリートデポ(通称:リトデポ)」において、総合クリエイティブ・ディレクションおよびトータルプロデュースを担当いたしました。
本プロジェクトにおいてスキーマは、事業の根幹となるコンセプト立案から各領域のトップクリエイターを束ねるチームビルディング、そして持続可能な収益と文化を生むためのコミュニケーション設計までを一気通貫で主導。
テレビ東京『ワールドビジネスサテライト(WBS)』でも特集されたこの「都市再生×健康文化」の先進モデルは、スキーマが掲げる「ホリスティック・クリエイティブ」の実践によって実現しました。

「リトデポ」公式サイトはこちら
■ 車両の整備車庫(デポ)を“都市の余白”に再生するデザイン
リトデポは、大宮駅西口の車両の整備車庫(JR車両メンテナンス跡地:デポ)。 スキーマはこの場所を一般的な商業施設にするのではなく、都市機能としてのリトリート(休息と回復)をテーマに掲げ都市型ウェルビーイング拠点と定義し直しました。
- 遊休地の価値転換: 鉄道インフラ跡地を都市と地域の循環を生むハブへ
- 体験の再定義: サウナやキャンプを入り口に、日常の中で非日常へのスイッチを入れる「心のインフラ」を設計
- 文化定着の実装: イベントやローカル商品を連動させ、消費で終わらない「生活文化」として定着させる仕組みを構築。
■ スキーマが担った役割 ─ 体験と価値の“土台”を設計
本プロジェクトでは、空間やプロダクトの制作に限らず、「どのような体験や価値を社会に実装するのか」を共創する領域で、スキーマが企画設計および統合ディレクションを担いました。
- 理念の策定
- ブランドの骨格と体験設計
- パートナー選定とチームアセンブル
- プロジェクト進行と価値統合
- イベント/デジタル/空間/映像の総合ディレクション
こうした 横断的で多層な体験を束ねる“指揮者の役割” を果たしたことで、鉄道敷地が「都市のウェルビーイング拠点」として機能する基盤が築かれました。


各地域のサウナ小屋が並ぶサウナエリア

車両の整備車庫(デポ)上のBBQ

DAYCAMPも楽しめる空間
■ 文化が交錯し、価値が証明されたオープニングイベント

11月29日のグランドオープンでは、本施設が “都市のリトリート拠点” として機能し始めた象徴的な一日となりました。
まずは JR東日本のキーパーソンと共に、サウナの起動儀式である 「オープニングロウリュ」 を実施。
鉄道インフラとウェルビーイング文化が交わる瞬間は、リトデポのコンセプトそのものを体現する新たな価値が自走し始めた瞬間でした。
続いて開催されたトークイベントには、サウナ研究者の 草彅洋平氏、YouTuber/女優の 奈良岡にこ氏、音楽ユニット 上鈴木兄弟(元P.O.P) など多彩なゲストが登壇。



「サウナ×都市×地域」をテーマに、それぞれの視点から未来を語り合う貴重な時間となりました。
さらに会場では、米沢の人気カレー店 The Cosa(ザ・コーサ)をはじめとするキッチンカーが登場。来場者はサウナ後に食のリトリート体験も楽しむことができ、場に賑わいが生まれました。
また、全国のリトリート施設と連携したサウナマルシェも同時開催し、各地のサウナグッズやクラフトアイテムが集結。ファンが“買う/知る/つながる”体験を通じて、都市と地域がサウナを媒介に結ばれる一日となりました。
リトデポは、オープニングの段階からすでに文化が交わり、価値が循環しはじめた場所であることが
このイベントで証明されました。
■ 多領域のプロフェッショナルと共創する制作体制
本プロジェクトはスキーマが中心となって課題解決と世界観に適したパートナーを編成しています。

DOKASEN【サイン設計・空間コミュニケーション】
空間設計を通じて、企業や商品の総合マーケティングプロデュースを提供。マーケットリサーチ、ブランドコンセプト、デザインをかけ合わせた空間づくりを基軸に、商品やプロモーションにも反映させる多角的なブランディング活動サービスを行っている。
https://dokasen.jp

GARDEN EIGHT【Web / デジタル体験】
2011年に野間寛貴、利倉健太、大工原実里の3人で創業。ウェブサイト制作を基本事業としつつ、各種グラフィックやUIなど、デジタルデザイン全般を手掛ける。海外デザインアワード受賞多数。国内外に顧客あり。
https://garden-eight.com

Your film【映像制作】
2020年に独立し、企画・構成・撮影・編集をワンストップで担う映像クリエイター。
リトデポでは施設紹介映像を担当し、サウナ時間の余白や場の空気を映像で伝える役割を担った。
https://www.instagram.com/mocchy_1/

TETERA【サウナウェア / ライフスタイルプロダクト】
サウナウェアブランド「TETERA」
素材や着心地にこだわる丁寧なものづくりで知られ、リトデポ専用のローブ&ハットを共同開発しました。
https://tetera.jp/

MOKU【タオルプロダクト / テキスタイル】
軽やかで持ち歩きやすいタオルを届ける「MOKU」。
サウナ後や街でも使える汎用性が魅力で、今回はリトデポの世界観を反映した限定モデルを制作しました。
https://kontex.co.jp/moku/

SAUNAMARCHE【イベント運用】
全国でサウナイベントを手がける「サウナマルシェ」。
リトデポでは来場者が楽しむ空間づくりと物販運営を担い、地域と都市をつなぐサウナの魅力発信をサポートしました。
https://saunamarche.com/
■ 施設概要
リトルリトリートデポ
所在地:さいたま市中央区上落合9-7-3
アクセス:大宮駅西口徒歩7分
JR東日本プレスリリース:https://www.jreast.co.jp/press/2025/20251021_ho03.pdf
【事業主体】東日本旅客鉄道株式会社
【運営】株式会社ジェイアール東日本都市開発
【クリエイティブ統括】株式会社スキーマ
■ 本件に関するお問い合わせ先
リトデポのブランドコンセプト・開発背景資料に関するお問い合わせは以下までご連絡ください。リトデポ・ブランド開発担当者(橋本・岡永)
Email:info@llschema.com
公式サイト:https://llschema.com/
株式会社スキーマ:"well-being × 地域 × 文化 × クリエイティブ"への相談窓口
「人と社会のウェルビーイング」を起点とした、本質的なクリエイティブ・ソリューションを広く受け付けています。
・地域価値創造(プレイスメイキング): 自治体やデベロッパーとの連携による場づくり
・ウェルネス体験設計: ヘルスケア・美容領域におけるブランド構築
・事業開発・ブランディング: 企業の新規事業におけるコンセプト設計から社会実装まで

株式会社スキーマ株式会社スキーマは、2009年設立のホリスティックデザインカンパニー。
近年は「サウナ×デザイン」をテーマに活動領域を拡大し、雑誌BRUTUSの「サウナディレクター」や、サウナスパ協会・台湾での講演登壇などサウナカルチャーの発信にも注力。全国各地で開催する「サウナマルシェ」や、サウナ施設のブランディング・アートディレクションも手掛ける。
埼玉県庁との地域プロジェクト(リバサポ・いちご大学・すぽったま)など地域文脈にも強みを持つ。世界的デザイン賞「Red Dot Design Award」「German Design Award」受賞歴を誇り、Web・UIUX・空間・グラフィック・体験デザインを横断し、サウナを軸とした新しい場づくり・コミュニティづくりに取り組んでいる。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事



















