GSアライアンス、「ネイルチップ用の接着剤、グルー」を開発

GSアライアンスは12月22日に、同社の梅本弘俊工学博士、森良平工学博士が開発したUVやLEDの光で固まるネイルチップ用接着剤を、同社の新ブランド「Re:soil」の製品として発売する。

接着剤を爪に塗ってネイルチップを通してUVやLEDランプで固定する

「Re:soil」は、「すべての石油・化石燃料由来の材料を、植物・天然バイオマス由来に置き換える」ことを掲げる、GSアライアンスの新ブランド。

今回、発売されるネイルチップ用接着剤は、同社がこれまでに開発してきた、植物天然バイオマス生分解性樹脂、天然コーティング材料、天然塗料などの技術をネイルコスメに応用したもので、爪に塗ってネイルチップを載せ、ネイルチップを通してUVやLEDランプをあてることで固まる。なお、光が接着剤にあたる必要があるため、ネイルチップは透明または少なくとも半透明である必要がある。

また、UVやLEDの光で固まるネイルチップ用接着剤としては、接着剤、グルー、ネイルチップなどすべて植物由来のものは世界初であり、植物バイオマス度は22~30%となっている。

なお、市販のネイルチップ用接着剤にはシアノアクリレートを主成分としている製品もあるが、呼吸器系の問題が起きたり皮膚に付着すると刺激やカブレを起こす場合がある。また、固まる際に条件によっては化学反応が急激に進んで硬化熱が発生することがあるので、火傷の恐れもある。

GSアライアンスのネイルチップ用接着剤は、植物由来の材料を使用することで急激な化学反応熱が抑制されているため、刺激、カブレ、火傷の恐れが軽減される。さらに、爪に直接触れる製品なので化粧品グレードであり、現在はTPOフリーのグレードも開発しているという。