――奨学金を軸に、学びの意欲と支援がつながる社会を目指して――

ガクシー「学びとお金の調査2025」
日本最大級の奨学金プラットフォームを運営する株式会社ガクシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松原良輔、以下 ガクシー)は、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025(ガクシー調査2025)」を実施しました。
本調査では、ガクシー会員・非会員の双方を対象に同一設問を実施し、
進学・学びに対する意識、奨学金の利用・検討状況、進学費用への向き合い方、学びへの意欲や行動の違いについて比較・分析しています。
調査から浮かび上がったのは、
「奨学金や進学支援の情報に出会えているかどうか」が、若者の行動と選択に大きな影響を与えているという実態でした。
本リリースでは、社会的示唆の大きいポイントを中心に調査結果のごく一部を公開しています。なお、本調査は単純集計にとどまらず、属性別・設問横断での分析により、奨学金と学びの関係性を立体的に捉えることを目的としています。全設問の詳細データや、各種クロス集計、自由記述の傾向などの詳細については、報道関係者・自治体・教育機関・奨学金運営関係者の方々向けに個別で情報提供を行っています。ぜひガクシーにお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
■ 調査の背景
進学や学びをめぐる意思決定において、奨学金をはじめとした「お金の情報」がどのような影響を与えているのかを明らかにするため、ガクシーでは2025年に「学びとお金」に関する調査を実施しました。本調査では、高校生・大学生・保護者それぞれについて、ガクシー会員と非会員を比較することで、情報へのアクセスの有無が学びへの意欲や行動にどのような違いをもたらしているのかを多角的に分析しています。
本調査は、特定の属性や成功事例だけを切り取るものではなく、進学前・進学中の若者とその家庭が直面している「学びとお金」の実態を、できるだけ広く、客観的に捉えることを目的としています。
ガクシーは、本調査結果を通じて、より多くの若者が必要な情報と支援に出会える社会の実現に貢献していきます。
■ 調査概要
調査名:ガクシー学びとお金の調査2025調査主体:株式会社ガクシー
調査方法:インターネット調査
調査時期:2025年(9月20日~9月30日)
調査対象:
・ガクシー会員:2,354人(大学生・専門学校生724人+保護者1410人+高校生220人)
・ガクシー非会員:3,223人(大学生・専門学校生899人+保護者1,007人+高校生1,317人)
調査内容:
・進学・学びに対する意識
・奨学金の利用・検討状況
・進学費用の財源
・学びへの意欲や費用の工面、将来選択に対する影響
・将来への不安や将来設計について
※本調査では、ガクシー会員・非会員の双方を対象に同一設問を用いることで、属性による意識・行動の違いを比較可能な形で分析しています。
■調査結果|ごく一部をご紹介
奨学金の取得状況|「前提」か「選択肢」かで明確な差
1.ガクシー会員大学生の奨学金の取得状況ガクシー会員大学生では、
奨学金が進学の可否を左右する存在になっている実態が明確に表れた。
76%が奨学金を取得しており、ガクシー会員大学生にとって奨学金は「補助的な制度」ではなく、進学設計の一部となっている。

奨学金の取得状況「ガクシー会員大学生」
2.ガクシー非会員大学生の奨学金の取得状況
非会員大学生では、奨学金の位置づけが大きく異なる。
奨学金を検討していない:53%
奨学金取得者は 30% にとどまり、半数以上が奨学金を進学の選択肢として検討していない。

奨学金の取得状況「ガクシー非会員大学生」
3.ガクシー会員保護者の奨学金の取得状況
ガクシー会員保護者では、
奨学金が家庭の進学判断に直結していることがより鮮明。
82%が奨学金を取得(予定)しており、奨学金は「万一の手段」ではなく、家庭の教育設計に組み込まれた必須要素となっている。

ガクシー会員保護者の奨学金の取得状況
4.ガクシー非会員保護者の奨学金の取得状況
非会員保護者では、奨学金の必要性は感じつつも、活用に至らない層が多い。
奨学金を検討したが取得していない:16.0%
奨学金を検討していない:43%
奨学金取得者は 41% にとどまり、4割強が奨学金を選択肢としていない。

ガクシー非会員保護者の奨学金の取得状況
5.ガクシー会員高校生の奨学金の取得検討状況
進路選択段階の高校生でも、すでに差が表れている。
94%が奨学金を前提に進路を考えている。

ガクシー会員高校生の奨学金の取得検討状況
6.ガクシー非会員高校生の奨学金の取得検討状況
検討していない:24%
未定・不明:27%
進路選択時点で、わからないと検討していないが過半数。

ガクシー非会員高校生の奨学金取得検討状況
この他に進学先を選ぶ際に、最も重視したことや進学とお金の意識調査、特待制度利用状況について、奨学金申込などでの困りごと、節約などについても深掘りしています。
進学費用のお金(入学金・学費)の財源|奨学金と教育ローンの現実的併用
ガクシー会員保護者(複数回答可)教育ローンが23.1%
進学時に教育ローンが身近なものになっている。詳細を聞くと奨学金の受け取りが入学金や学費の支払いの後なので繋ぎとしての利用をしたという声が多数あった。

ガクシー会員保護者の進学費用の財源
ガクシー非会員保護者(複数回答可)
非会員も教育ローン利用が1割と遠い存在ではないことがわかる

ガクシー非会員保護者の進学費用の財源
進学にかかる費用で負担の大きかったもの(複数回答可)
ガクシー会員保護者(複数回答可)
ガクシー会員保護者の進学にかかる費用で負担の大きかったもの
将来への不安 経済面(十分な収入が得られるか)|不安な分、学びを将来に繋げる姿勢
ガクシー会員大学生心配と答えた割合が8割を超える。

ガクシー会員大学生の将来への不安(十分な収入が得られるか)
ガクシー非会員大学生

ガクシー非会員大学生の将来への不安(十分な収入が得られるか)
この他に将来設計や就職における重要要素、就職とお金についても設問を設けています。
学校の他に、お金を払ってでも学びたいこと・得たい経験があるか?|調査結果の一部ご紹介
学生・ここでは掲載していないが保護者層に共通して、学校外の学びへの関心は一定存在してるが、費用面でのハードルが依然として高い。非会員層は「何を学ぶかわからない」「現状で十分」との回答が多く、情報不足と意識格差が見られる。ガクシー会員大学生

ガクシー会員大学生の学校以外に費用をかけて学びたいこと・得たい経験があるか?
ガクシー非会員大学生

ガクシー非会員大学生の学校以外に費用をかけて学びたいこと・得たい経験があるか?
この他にかかるお金をいくらまで支払うかの設問とその財源など多様な設問を設けています。
大学生の会員と非会員比較|学びや経験が「将来に活かせる」と考えるか(調査結果サマリの一部ご紹介)

学びや経験が「将来に活かせる」と考えるか
学びや経験は「活かせる」層と「活かしにくい」層に二極化している。大学生活で得られる経験は多様である一方で、
- 経験を意味づけて自己成長に繋げられる層
- 経験がイベント的に終わってしまう層
の二極化が発生している。
これは、学びを「点」ではなく「線」にできるかという、自己内省とキャリア形成の力の差である。
ここに掲載していない他のアンケート結果からみても、多くの学生は、SNS・学校・友人などから情報には触れている。しかし、
- 主体的に情報を取りに行く
- 機会を比較し、自分に合う選択をする
- 挑戦や応募など、行動に移す
といった行動のステップに進める学生は多くない。「知っている」と「動ける」には明確な差がある。
大学生は、将来に対する不安を抱えながら、経験を活かす力や、情報を行動に繋げる力には個人差が大きい。
その差は
- 学びの意味づけ力(自己内省力)
- キャリアに対する目的意識
- 行動の積極性
といったキャリア形成の地力によって生まれている。
大学生は「未来を考える力」と「未来に向けて動く力」の伸びしろが大きい状態にある。
比較するとガクシー会員大学生は、日々の学習や経験を「自分の成長ストーリーの一部」として整理できている割合が高い一方で非会員は、経験が“点”のまま留まり、「仕事や将来につながる実感」を得にくい傾向が見られる。
ガクシーは、「学びを未来につなげたい学生」と「それを支える社会」を接続するハブとしての役割を今後も続けてまいります。
◼️奨学金は“経済支援”の枠を超え、学生の人生設計支援のインフラになりうる
学生は、経済面だけではなく、仕事のやりがいや将来の幸福感まで含めた「人生としてのキャリア設計」に不安を抱えている。特にガクシー会員はその不安が強く、将来の選択に真剣で、自律的な情報探索行動をとる層である。
ガクシーは「お金 × 進路 × 人生観」をつなぐ支援ができるポジションにあるため、今後は特に「キャリア設計 × 経済設計 × マインド支援」を統合した伴走により力を入れて支援してまいります。(例:メンタリング、キャリアナビゲーション、返済計画サポート)
※本リリースでは、社会的示唆の大きいポイントを中心に調査結果のごく一部を公開しています。全設問の詳細データや、各種クロス集計、自由記述の傾向などの詳細については、報道関係者・自治体・教育機関・奨学金運営関係者の方々向けに個別で情報提供を行っています。ぜひガクシーにお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
見えてきた社会的示唆
奨学金は「お金の支援」であると同時に、「機会のインフラ」
本調査を通じて明らかになったのは、奨学金が単なる金銭的支援ではなく、若者が学びを諦めずに考えるための土台、家庭が将来を話し合うための共通言語、社会が人材に投資するための有効な手段として機能しているという点です。
そして、その機能を十分に活かすためには、
「必要としている人に、分かりやすく、届く形で情報と機会をつなぐ存在」が不可欠です。
ガクシーについて 奨学金を「届ける」から「活かされる」仕組みへ
ガクシーは、日本最大級の奨学金プラットフォームとして、
- 学生・保護者が自分に合った奨学金に出会える環境づくり
- 自治体・財団・企業・個人が、想いをもって支援できる仕組み
- 支援と学びが循環する持続可能な奨学金インフラ
の構築に取り組んでいます。
今回の調査で見えた「情報と機会の差」を埋めることは、
若者の可能性を広げるだけでなく、
地域・社会・未来への投資につながる取り組みだと、私たちは考えています。
今後の取り組みとお問い合わせ
ガクシーでは、今回の調査結果およびこれまでに蓄積してきた奨学金運営支援の事例をもとに、「続けられる奨学金」「想いが届く奨学金」の設計・運営支援に取り組んでいます。
現在、以下の方々からのご相談を受け付けています。
- 奨学金組成を検討や運営を改善したい財団・自治体・教育機関
- 新たな奨学金創設を検討する財団・企業
- 次世代への支援を形にしたい個人・資産家の方々
- 奨学金業務に課題を感じている奨学金運営担当者
調査結果の詳細説明や、奨学金制度設計・運営に関するセミナー開催のご相談も可能です。
また、本調査データに関心のある報道関係者の方へは、詳細データや補足説明の提供を行っています。取材・掲載に関するお問い合わせもお気軽にご連絡ください。
お問い合わせはこちら
株式会社ガクシーについて
株式会社ガクシーは、『諦めなくていい社会の実現』を目指して若者の可能性を広げる新しいお金の流れを創造する事業を行っています。経済的な理由で夢を諦めることのない、さらには、挑戦者が世の中を変革し、牽引していけるような社会の実現を目指しています。具体的には、奨学金の利用者である学生や保護者向けに日本最大級の奨学金情報サイト「ガクシー」を運営し、学校・地方自治体・財団などの奨学金運営団体向けにはクラウド型奨学金運営管理システム「ガクシーAgent」およびBPO(業務支援)を提供しています。また、資金を提供したい個人や団体向けに簡単に少額から奨学金を創設できるサービス「シン・奨学金」や「奨学金コンサルティング」、企業向けに奨学金を活用した「学生採用・集客支援サービス」も提供しています。これらの取り組みを通して、奨学金業界全体の変革を推進しています。<企業概要>
会社名: 株式会社ガクシー
代表者: 代表取締役 松原良輔
設立日: 2019年3月1日
所在地: 東京都渋谷区道玄坂1-21-1SHIBUYA SOLASTAビジネスエアポート渋谷南平台3F
資本金: 100,000,000円(2025年3月時点)
事業内容:利用者向けの情報提供、オリジナル奨学金設立サポート、奨学金に関連するDX推進事業
サービス ガクシー、シン・奨学金 、ガクシーAgent
URL: https://gaxi.co.jp
ガクシーの取り組みを知りたい方
奨学生のインタビューやガクシーの事業インパクトが掲載されています。
ガクシーインパクトレポートはこちら
動画:ガクシーの目指す社会「奨学金という社会貢献」


株式会社ガクシー広報担当:小林
電話:050-3647-4177 メールアドレス:contact@gaxi.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事




















