新規事業創出セッション「HR高等学院の学生による最終プレゼン」を実施
中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayce(本社:東京都、代表取締役CEO:山本将裕、以下RePlayce)は、運営する通信制高校サポート校「HR高等学院」の探究カリキュラムの一環として、株式会社MIXI(本社:東京都、代表取締役社長 上級執行役員 CEO:木村弘毅、以下MIXI)と連携し、次世代人材育成のための企業課題解決プログラムを実施したことをお知らせします。
本プログラムは、約6ヶ月間にわたり企業PBL型授業を実施してきた成果として、2025年9月29日(月)にMIXI本社にて、最終発表会を開催いたしました。

本イベントでは、高校生たちが「新規事業創出」をテーマに、MIXI代表取締役社長 木村氏、取締役 上級執行役員 村瀬氏の2名の審査員に向けてプレゼンテーションを行いました。半年間のHR高等学院での企業PBLの授業から学びを形にした発表は、まさに学生と社会人が本気でぶつかり合う場となり、大人顔負けのプレゼンテーションが行われました。
本イベントの概要と目的
イベント概要
開催日:2025年9月29日(月)開催場所:渋谷スクランブルスクエア MIXI本社オフィス
主催者:株式会社RePlayce・株式会社MIXI
イベント形式:ハイブリッド開催(現地+オンライン)

イベントの目的
本イベントの目的は、学生たちがリアルなビジネスの世界に飛び込み、好奇心やアイデアを形にする経験をすることです。これらはこれからの社会で必要不可欠なスキルであり、学生たちは新規事業案を企業担当者に提案するプロセスを通じて、多様な力を身につけます。まず、自他のニーズから事業アイデアを「創造」し、企業や社会の課題に向き合って「問題解決力」を発揮し、「主体性」を持ってプレゼンテーションを行います。
HR高等学院は、2025年4月に開校した通信制高校サポート校です。「先生」ではなく、社会の第一線で活躍する多様な大人が学びのパートナーとして伴走し、探究・越境・共創を通じて成長を促す、新しい形の教育機関です。学校の3つの柱は 企業連携・イノベーター講師・キャリア探究。実在する企業の課題をPBL(Project-Based Learning)形式で解決し、次世代のイノベーター人材を育成することを目指しています。
MIXI社と連携した本プログラムのテーマは、「リアルとオンラインが融合し、人と人の心がつながる新しいサービスアイデア」。学生たちは2025年7月から複数回にわたるゼミを経て検討を進め、今回の最終発表でアウトプットを披露します。
そして今回の本イベントは、授業の集大成として学生が実際に企業担当者を前にプレゼンテーションを行う実践型セッションです。
実際に企業の方と共に企業・社会・事業について学び、インプットとアウトプットを重ねる機会は、普段の授業では得られない学びとスキルを育む場となっています。
審査員紹介

株式会社MIXI 代表取締役社長 CEO 木村 弘毅 氏
電気設備会社、携帯コンテンツ会社を経て2008年にミクシィ(現:MIXI)へ入社。ゲーム事業部で「サンシャイン牧場」の運用や「モンスターストライク」の立ち上げに携わり、同事業を牽引。2014年に執行役員、2015年に取締役に就任。2018年より代表取締役社長として経営全体を統括。エンタメとテクノロジーを融合した新規事業創出を推進している。
株式会社MIXI 取締役 上級執行役員 村瀬 龍一 氏
2005年にイー・マーキュリー(現:MIXI)へ入社し、SNS「mixi」の開発に携わる。退職後、複数のゲーム会社を経て2013年に復帰し、「モンスターストライク」の開発業務に従事。2016年にXFLAGスタジオ開発室長、2018年に執行役員CTOを歴任。2019年から取締役、2022年に取締役CTO 上級執行役員へ就任。現在は技術部門全体を統括し、MIXIの開発力を支えている。
開会の挨拶
開会の挨拶は株式会社MIXI代表の木村氏と村瀬氏から以下の開会の挨拶をいただきました。私はこれまでにさまざまなプロダクトやサービスの開発に携わってきました。
代表作は『モンスターストライク』で、他にも多くの事業を立ち上げてきました。
そうした中でみなさんの話をいろいろと伺えることはとても楽しみです。この中から、これからの日本あるいは世界を背負って立つ方が出てくるのではないかと期待しています。
そのため、少し厳しいコメントをする場面もあるかもしれません。
というのも、皆さんはまだ10代。私はもう50歳になりますが、皆さんにはまだ大きな“伸びしろ”があります。だからこそ、少しでも成長のきっかけになるようなフィードバックをしっかりとお伝えしていきたいと思います。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
プレゼンテーションの様子

1. 「oto」
「視覚ではなく“聴覚”で想像する」という発想をもとに、録音した音声から誰でも音楽を作ることができるサービス。
日常の環境音や何気ない音を録音し素材として扱い、自分だけの音楽を生成できるサービスのプレゼンを行いました。

審査員コメント
音に着目する視点はとても面白かったです。 あとは、ターゲット顧客に対する付加価値をもう少し明確にできると良いと思います。
音を取り扱えることでどんな“楽しさ”や“体験価値”が生まれるのかを言語化できると、サービスの魅力がさらに伝わりやすくなるでしょう。
2.「ふとえむ」
「ふとえむ」は、街中でふと湧き上がる感情や気づきをポエムのように投稿し偶然の“感情共有”という詩的で感性豊かなテーマが印象的だった。
実際のプレゼンでは動画を用いて実際の使っているサービスの様子を実演しながらのプレゼンテーションはわかりやすくイメージしやすいものだった。

審査員コメント
色々な使われ方が想像できるサービスだと思いました。実際に試してみることで、どのようなユーザー層が増えるのか見えてきそうです。
すぐに形にできそうなアイデアなので、まずは実際にサービスを作ってみると良いと思います。
3.「Awacell」
「MIXI内定を目指して頑張ります!」という熱意ある言葉から始まったプレゼンテーション、サービスは、推し活市場の中でもニッチでマイナーな趣味を持つ人たちをつなぐSNS「「Awacell」
」。共通の“好き”を共有しづらい人たち同士が出会い、安心して交流できる新しい居場所を目指すサービスを発表してくれました。

審査員コメント
これは面白いですね。ストック型のSNSはなかなか成功しにくい傾向がありましたが、そこをAIで補うという発想はとても良いと思いました。アイデアとして非常に可能性を感じます。
4.「Lovinote」
遠距離恋愛という高校生らしいテーマで既存のカップルサービスとは違いを出しながら距離によって生まれる“心のすれ違い”や価値観の違いを解決するサービス「Lovinote」。相手と離れていてもできるカレンダー機能や恋の貯金箱などユーモアな解決策を発表してくれました。

審査員コメント
とてもニッチなサービスですね(笑)。内容としてはポジショニングがしっかりできていて良いと思いました。
今後大事なのは、“ユーザーに何度も使ってもらえるか”という点です。最初の1回は使ってもらえると思うので、継続的に利用される仕組みを考えるとさらに良くなると思います。
5.「Potto」
“推し活仲間が欲しい”という多くの若者のリアルな悩みに寄り添ったサービス「Potto」。リアルの場ではなかなか出会えない“同じ熱量を持つ仲間”と、オンラインを通じてつながることを目的としています。

6.「まちとも」
推しの魅力を語り合える“リア友”がいない。でも、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで知らない人と会うのは少し不安。
そんな人のためにAIが「推し活歴」や「推しへの想い」などをもとに、安心して語り合える相手をマッチングしてくれる救世主のようなサービスが「まちとも」です。

審査員コメント
推し活を捗らせるために、近くの人と繋がることができるのはすごく面白いなと思いました。
課題は安心の部分をどう担保するか、どのような会話が“盛り上がっている”と言えるのか、その判断が難しいので、会話を盛り上げるための工夫が必要だと思います。
7.「Paltage」
既存のSNSは「発信者中心」で、どうしても“映え”や“評価”を意識してしまう。日々の感情や出来事を「記録(ジャーナリング)」として発信し、それを共感できる人と繋がることができるSNS「Paltage」。
発信者は思ったことを素直に書き、受信者は「わかる」「共感する」とリアクションできる。そんな感情でつながる新しいSNSを発表してくれました。

審査員コメント
現代のSNSの課題に向き合い、アプローチしているのが素晴らしいなと思いました。感情のやりとりができていないのはその通りで、MIXIとしても悩んでいるところです。
今回の場合、受け手側が感情だけを送られて「反応したくなるか」という点と、ネガティブもシェアできてしまう、感情を取り扱うサービスのため、受け手側の目線があるといいと思いました。ハッピーな感情だけが行き交うと理想ですよね。
表彰式
プレゼンテーションの結果、MIXI PBLのグランプリは「Awacell」に決定。「現代のSNSをストック型のサービスで解決する」という視点が、今後のSNSとしてヒーローポジションになり得るのではないか、という期待感から、見事グランプリを獲得しました。
総評:MIXI 村瀬様コメント
リアルな「遠距離恋愛」というテーマや、「似ている推し・知り合い」という差別化の視点がとても良かったです。プレゼンを見ていて、「すぐにでも実装できそうだな」と感じました。ある程度内容がまとまってきたら、実際に試作してみたり、ユーザーインタビューを行って意見を集めてみたりすると、さらに次のステップに進めそうです。
次にお会いする時には、「何百人に聞いてみたらこんなインサイトが得られた」「こんな使われ方をしそう」といったファクトがあると、今の思い込みだけでなく“確からしさ”が見える形に深掘りできて良いと思います。
今後のピッチでは、そうした部分を意識していけるとさらに良くなりそうだと思いました。

RePlayceは今後も、企業PBLや独自の探究プログラムの提供を通じて、次世代人材育成に貢献する新しい学びの体験を提供し、未来を切り拓く人材を育成してまいります。

株式会社RePlayce

中高校生向けキャリア探究サービス「はたらく部」を株式会社NTTドコモからスピンアウトし、2024年4月創立。2025年にはHR高等学院を開校し、若い世代の探究心に火をつけ、「今の教育のあり方をアップデートする」をミッションに、子どもたちの自己実現、今後の日本社会を支える人材育成の事業に取り組む。はたらく部を2025年12月にリブランディングし、「TANQ BASE」として再始動。
本社 :東京都渋谷区
代表取締役CEO:山本 将裕
事業内容 :中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」運営、通信制高校サポート校 HR高等学院の運営、探究教材開発、社会人講師派遣、オンラインスクール事業運営等
ミッション :「今の教育のあり方をアップデートする」
公式サイト :https://replayce.co.jp
・2025年春開校 新たな形の通信制サポート校:https://hr-highschool.com
・中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」:https://tanqbase.com
※2025年12月より「はたらく部」はサービスリブランディングして「TANQ BASE」として再始動しました。
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