忘れられたアニメ界の巨匠に光を当て、功績を未来へ継承するための仲間を探しています。

クラウドファンディングキービジュアル|作品:幻魔大戦(1983/監督:りんたろう)(C)KADOKAWA 1983 画像提供:ムクオスタジオ
『銀河鉄道999』『母をたずねて三千里』『幻魔大戦』など、日本アニメーション史に残る名作の背景美術を手がけた美術監督・椋尾篁(むくお・たかむら/1938-1992)。
その仕事の全容を紹介する展覧会「椋尾篁:アニメ背景美術の先駆者」が、2026年春、椋尾の故郷である長崎県佐世保市にて開催されます。
本展は、椋尾が遺した手描きの背景画、美術設定、スケッチなど約100点を通じて、日本のアニメーションにおける表現の進化と、その美術的価値をあらためて見つめ直そうとするものです。
企画を手がけるのは、映像ワークショップ合同会社(所在地:石川県加賀市、代表:明貫紘子)。
展覧会開催に向けた準備費の一部を支えるため、2025年12月25日よりクラウドファンディングを開始します。本リリースでは、展覧会の趣旨およびクラウドファンディングの内容をご案内いたします。
展覧会概要
椋尾篁:アニメ背景美術の先駆者
展覧会キービジュアル|作品:さよなら銀河鉄道999:アンドロメダ終着駅(1981/監督:りんたろう)(C)松本零士/零時社・東映アニメーション 画像提供:ムクオスタジオ
会 期:2026年4月25日(土)−5月24日(日)火曜休館(5月5日は開館)
会 場:佐世保市博物館島瀬美術センター(〒857-0806長崎県佐世保市島瀬町6-22)
入場料(予定):大人1,200円、学生600円、中学生以下無料
主 催:椋尾篁作品展実行委員会
企 画:明貫紘子
協 力:有限会社ムクオスタジオ、椋尾圭子、三川内陶磁器工業協同組合、
MUKUO Takamura Project、映像ワークショップ合同会社
展示予定作品:
『母をたずねて三千里』高畑勲監督(1976)
『銀河鉄道999』りんたろう監督(1979)
『がんばれ元気』りんたろう監督(1980)
『さよなら銀河鉄道999:アンドロメダ終着駅』りんたろう監督(1981)
『悪魔くん:ようこそ悪魔ランドへ!!』佐藤順一監督(1990)
『セロ弾きのゴーシュ』高畑勲監督(1982)
『幻魔大戦』りんたろう監督(1983)
『火の鳥 鳳凰編』りんたろう監督(1986)
『迷宮物語:工事中止命令』大友克洋監督(1987) ほか
展覧会の見どころ
歴史に埋もれた巨匠の再評価/新しい文化財による地方活性化1970年から1990年代、椋尾篁は、動画と同様の存在感を持たせた「物語を語る背景美術」を追求し、日本のアニメ表現に大きな影響を与えました。
本展では、美術監督として参加した代表作を中心に、作品世界がどのように構築されていったのかを紐解きます。
アニメ史・美術史の両面から再評価されつつある椋尾の仕事を生まれ故郷・長崎県佐世保市から発信し、文化財による地方創生へつなげようとする点も大きな特徴です。
椋尾篁(むくお・たかむら)について
男鹿和雄、山本二三らに影響を与えた美術監督の巨匠1938年に長崎県佐世保市三川内(みかわち)に生まれた椋尾篁は、美大で油絵を学んだ後、テレビアニメ『鉄腕アトム』の背景を描いたことをきっかけに1960年代よりアニメーションの世界での活動を本格的に始めました。54歳という若さで亡くなるその短い生涯の中で、高畑勲監督やりんたろう監督など日本を代表するアニメ監督とともに、『銀河鉄道999』『火の鳥』『セロ弾きのゴーシュ』などの劇場作品や、『母をたずねて三千里』『悪魔くん』『美少女戦士セーラームーン』など多くのテレビシリーズを手がけた、アニメーションの成長期に第一線で活躍したアーティストです。
緻密な描写、詩情のある風景構成、そして作品世界への深い理解によって「背景美術」という分野における多様な表現を切り拓き、多くのアニメーターや美術監督のみならず監督たちへも影響を与えました。

椋尾篁(1938-1992)
リサーチとアーカイブの取り組み
卓越した手仕事/アニメ文化の継承と活用へ映像ワークショップ合同会社は、「眠っている文化・芸術資源を掘り起こし、次世代の創造性につなげる」を理念に、映像制作や資料のアーカイブ構築を行っています。代表の明貫は、メディアアートを専門とするアーキビスト/キュレーターとして、2011年より日本アニメの背景美術の研究に取り組んできました。[https://www.eizo.ws/projects/anime]
2024年に徳間記念アニメーション文化財団の助成を受けて椋尾篁の仕事に関する調査とアーカイブに着手しました。2025年3月には論文「椋尾篁の背景美術―りんたろう監督作品を中心に―」を提出し、高い評価を得ました。[https://www.ghibli-museum.jp/docs/2024-2025kiyoubessatu.pdf]

映像ワークショップ代表・明貫紘子(みょうかんひろこ)
※ 映像ワークショップ合同会社および代表・明貫紘子のこれまでの取り組みは、2025年 Forbes JAPAN NEXT100「世界を救う希望」に選出されています。
クラウドファンディングについて
長崎や家族からの願い/ファンコミュニティ形成/全国巡回展を目指して!椋尾の出身地である長崎県佐世保市にて、地元の有志とともに展覧会を企画しています。2026年春の開催に向け、約60日間クラウドファンディングを実施します。支援金は展覧会の開催費用に充てます。展覧会を実現するだけではなく、現在は歴史に埋もれている椋尾篁の世界を蘇らせ、次世代へ継承するためにファンコミュニティを形成します。全国、そして世界へ巡回展も目指します。

アニメ『銀河鉄道999』『幻魔大戦』の美術監督 #椋尾篁(むくお・たかむら)の回顧展を故郷の長崎で!期間:
2025年12月25日~2026年2月27日
URL:
https://motion-gallery.net/projects/mukuotakamura
プラットフォーム:
Motion Gallery
クラウドファンディングのリターン
展覧会に行ける人も、行けない人も展覧会DMやポスター付きのチケットプランをはじめ、遠方のファンに向けたオンラインギャラリーツアーや、クラファン限定の高精細な複製画などをご用意。椋尾篁の出身地・佐世保市三川内の三川内焼も。
いち押しのリターンをご紹介します。
● チケットに展覧会DM、ポスターを添えてチケット4枚プラン(展覧会ポスター付)
展覧会チケット4枚に展覧会DM、ポスターを添えたプランです。
「銀河鉄道999」シリーズで松本零士の世界観をこの上なく表現した椋尾篁。展覧会メインビジュアルにはその背景画と美術設定を使用しています。

展覧会ポスターイメージ
● 山本鷹生さんとめぐるオンライン・ギャラリーツアー山本鷹生さんとめぐるオンライン・ギャラリーツアー
長崎が生んだもう一人の美術監督、山本二三。ゲストに山本鷹生さん(山本二三美術館副館長)を迎え、長崎出身の二人の巨匠の話を交えたオンラインギャラリーツアーを実施します。

山本鷹生さん
● クラファン限定プレミアムな複製画『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[キービジュアル]
国内屈指の色の再現性を誇る山田写真製版所による「ソルグラフ印刷」による、ハイクオリティな複製画を全部で6種類ご用意。クラファン限定品です。

大友克洋がデザインしたロボット「ベガ」の後ろ姿が大きく配置された、劇場公開時のポスターになった作品。

複製(左)とオリジナル(右)
● 椋尾篁の叔父であり三川内の名工・中里末太郎のデッドストック品椋尾篁の叔父・中里末太郎(陽山窯)のデミタスカップ(2点セット)20セット限定
佐世保市三川内の歴史あるやきもの、三川内焼が届くプラン。薄手白磁成形焼成技術で長崎県無形文化財保持者に指定された中里末太郎による、薄さ1.5mmの繊細なカップです。

デミタスカップ(2点セット)
メディアの皆様へ
本展に関する取材・掲載のご相談、プレス向け画像素材のご利用はこちらから承ります担当:坂本(映像ワークショップ合同会社)
MAIL:pr@eizo.ws
会社概要
映像ワークショップ合同会社(代表:明貫紘子)石川県加賀市山中温泉本町2丁目ソ13−3
https://www.eizo.ws/
プロジェクト公式ウェブサイト・SNS
ウェブサイト:https://www.eizo.ws/mukuoX(旧Twitter):@mukuo_project(https://x.com/mukuo_project?s=20)
Instagram:@mukuo_takamura_project(https://www.instagram.com/mukuo_takamura_project/)
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