冬の睡眠改善を解説

【パーソナル暖房で叶える冬の温活・2】冬の夜、布団に入った瞬間の「ヒヤッ」。あの感覚、誰もが経験したことがあるはずです。足先が氷のように冷たくて、なかなか寝付けない。ようやく眠れたと思ったら、夜中に寒さで目が覚める。朝起きても「ぐっすり寝た」という感覚がない。「冬だから仕方ない」。そう諦めていませんか。でも実は、布団の冷たさは単なる不快感では済まないのです。入眠を妨げ、睡眠の質を著しく下げている。明日のパフォーマンスにも影響している。そんな研究結果があります。そこで、「布団そのものをあたためる」という方法を試してみませんか。

冬の朝に「寝た気がしない」理由

毎朝、アラームが鳴る。でも体が重い。「あれ、昨日ちゃんと寝たのに」と思いながらも、午前中から眠気が襲ってくる。その原因、もしかしたら布団の冷たさかもしれません。

人が眠りに入るとき、体は「深部体温(体の内部の温度)」を下げています。手足がポカポカしてきたら眠くなる、というあの感覚。あれは、手足から熱を逃がして深部体温を下げている証拠なのです。

ところが、冷たい布団に入ると体はびっくりします。「これ以上冷えたらマズい!」と防御反応を起こして、血管を収縮させてしまう。熱を逃がせなくなり、深部体温が下がらない。結果として、寝付くまでに時間がかかります。

そして睡眠中も問題は続きます。足元が冷えると、また体は防御反応を起こす。睡眠が浅くなって、夜中に目が覚める。トイレに行くわけでもないのに、なぜか目が覚めてしまう、あの現象です。

朝起きたときの疲労感。午前中の集中力の低下。午後の強い眠気。これら全てが、「布団の冷たさ」という見落としがちな原因につながっているかもしれないのです。

どうやって寒さと戦ってきたのか

冬の寝室、これまでどう対処してきたでしょうか。エアコンをつけっぱなしにする人もいます。タイマーをセットして、就寝前に部屋をあたためておく。あるいは、一晩中つけておく。

でも朝起きたとき、喉がカラカラ。空気が乾燥して、なんだか喉が痛い。加湿器も併用すれば改善するけど、今度はその手入れが面倒です。それに電気代も気になります。製品により異なるが、セラミックファンヒーターを一晩中使うと1晩で約300円。1カ月で約9000円です。

もっと経済的な方法として、毛布や布団を何枚も重ねる人もいます。確かに保温性は上がります。でも、重い。寝返りが打ちにくくなって、朝起きたら体がバキバキ。それに、いくら重ねても布団そのものは冷たいまま。布団に入った瞬間の「ヒヤッ」は変わりません。

靴下を履いて寝るという人も多いですね。手軽だし、今晩からでも試せます。でも、足が締め付けられて不快。気づいたら無意識に脱いでいて、朝には布団の中で行方不明。そんな経験、ありませんか。

それに、睡眠のメカニズムから考えると、靴下は熱の放出を妨げる可能性もあります。手足から熱を逃がして深部体温を下げる、という自然なプロセスが邪魔されてしまうのです。

どの方法も一長一短。「これだ!」という決定打がない。だから、毎年冬になると「寒いなあ」と思いながらも、なんとなく我慢してしまう。

「布団をあたためる」という選択肢

でも、もっとシンプルな方法があります。部屋全体をあたためるのではなく、布団そのものをあたためる。この発想転換が、冬の睡眠を変えてくれます。

電気毛布の消費電力は、約30W~50W。1時間あたりわずか1~1.5円。一晩使っても10円程度です。月額にしても300円前後。

それでいて、体に直接熱が伝わるから体感温度は圧倒的に高い。「空気は冷たいけど、体はあたたかい」。この状態を作れるのです。

布団があたたかければ、体は安心して熱を放出できます。手足の血管が広がって、深部体温が自然に下がる。スムーズに入眠できます。夜中に寒さで目が覚めることも減って朝までぐっすり。

「そんなにうまくいくの?」と思うかもしれません。でも、やってみると驚くほど快適です。

自分に合った方法を見つける

布団をあたためる方法には、いくつかのタイプがあります。どれを選ぶかは、自分の「寒さのタイプ」次第です。

電気敷毛布は、布団全体をあたためてくれます。全身が冷える人、布団に入った瞬間の「ヒヤッ」が特に苦手な人に向いています。蓄熱式の電気湯たんぽは、足元を集中的にあたためるタイプ。「足先だけが特に冷たい」という人、コードが邪魔になるのが嫌な人におすすめです。どちらも、今日から試せる身近な選択肢です。

電気敷毛布ならニトリ「洗える 電気掛け敷き毛布」

ニトリの「洗える 電気掛け敷き毛布(NウォームWSP 60S A2530」は、吸湿発熱のNウォーム素材を使っています。スイッチを入れなくてもあたたかいし、寝る前にスイッチを入れて布団をあたためておけば、さらに快適です。

2時間オフタイマーがあるから、「消し忘れたらどうしよう」という心配もありません。サイズは幅80×奥行188cm。価格は1万1990円。洗濯機で丸洗いできるのも、うれしいポイントです。

蓄熱式湯たんぽならスタイルプラス「電気蓄熱式湯たんぽ(mofftan2)」

スタイルプラスの「電気蓄熱式湯たんぽ」は、寝る前に約15分間蓄熱するだけで、最長8時間ほどあたたかさが持続します。コードレスだから、布団の中でコードを気にする必要がありません。

ソフトな感触で、足元に置いても邪魔にならない。そこから温かい血液が全身を巡って、体全体があたたまります。お湯の入れ替えも不要。本体は起毛素材でふんわりしていて、もふもふの専用カバーも付いています。

低温やけどに注意

どちらを選ぶにしても、低温やけどには注意が必要です。就寝時は直接肌に触れ続けないよう、カバーやシーツ越しに使うのが基本です。小さな工夫が、睡眠の質を大きく変えてくれます。この冬、「朝までぐっすり」を体験してみませんか。(マイカ・秋葉けんた)

秋葉けんた

編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。