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2018年9月14日(金)公開の映画『プーと大人になった僕』。

ディズニーが初めて「くまのプーさん」を完全実写映画化する注目作です。

プーマニアのライターが大絶賛!

注目ポイントをネタバレなしで語ります。

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ディズニーと原作が融合した圧倒的可愛さ

プーの魅力は、空想と現実、過去と現在などいろいろな次元が重なり合った不思議な世界観にあると評されることがあります。

『プーと大人になった僕』では、初の実写映画として原作(本)とディズニー(アニメーション)の世界が重なり合った、見事な世界観を作り上げています。

例えばプーの造形。

本作では実写版ということでプーはCGで描かれています。

その姿はクリストファー・ロビンが子供時代に所持していたぬいぐるみ(テディベア)に似ていて、実際に俳優たちもぬいぐるみを持って撮影を行ったそうです。

原作の挿絵から出てきたようなプーの見た目に加わるのは、アニメーションらしい動き。

見上げる仕草や高いところから降りる仕草など、プーののんびりした動きは、これまでのディズニーアニメーションそのままです。

原作の見た目にディズニーの動きが合わさり、親近感溢れ可愛らしい新たなプーの姿が生まれました。

造形の他にも細かい設定やストーリー展開の各所で原作とディズニーのプー要素がたっぷり詰まっています。

原作のプーが好きな人にもディズニープーが好きな人にも愛される作品です。

そして、今までプーをきちんと見たことがないという人にも、プーの世界観を非常に分かりやすく示してくれる作品になっています。

思い出が蘇る感動作

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「クマのプーさん」は、クリストファー・ロビンがぬいぐるみのプーと遊んでいた物語です。

クリストファーとプーの思い出を父親のA.A.ミルンが物語に仕立てました。

物語は実際にはA.A.ミルン自身の子供時代の思い出が色濃く反映されています。

そのため、子供はプーたちのとんちんかんなやり取りを楽しみますが、大人にとっては楽しかった子供時代を思い出させるもの、もっと言えばイギリスにとっての黄金期を思い出させるものです。

『プーと大人になった僕』は、子供時代にプーと遊んでいたクリストファー・ロビンが大人になり、妻子をもって働いているという、「くまのプーさん」のその後の物語です。

とある出来事からクリストファー・ロビンはプーと再会し、かつて一緒に遊んだ100エーカーの森へと再び行くことになります。

子供の視点でプーたちと遊んでいたクリストファー・ロビンが今度は大人の視点でプーたちを見ることで、観客が「クマのプーさん」の本質をクリストファー・ロビンと共に追体験できる作りになっています。

子供時代にプーに親しんできた私のような人はもちろん、他のことで遊んでいた人もそれぞれの子供時代を思い出し、今の自分を見つめなおせる作品です。

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