そして、どんなに忙しい日でも、必ず一度はテキストや問題集を開きます。こんな生活を1ヶ月も続けると、テキストや問題集を開かないと落ち着かない(勉強していない罪悪感を感じる)状態になります。「私には目標がある。勉強しなくちゃ」と思うようになれば、あとは続けるだけ。
私の勉強の記録では、勉強を始めた3月は30時間、4月は50時間、5月は65時間…となっています。試験前月の10月は100時間勉強していますが、3月の段階でいきなり100時間を目標にしていたら、心も体も保たなかったと思います。勉強の計画を立てる段階で、最初は無理をしないスケージュールを設定することが大切です。
“飽きない工夫”をする
問題を解き、正解できないとつまらない…ですね。勉強の初期は「わからない・つまらない」の繰り返し。わからないと飽きて投げ出したくなります。勉強を継続できれば合格できるのに。投げ出したら負け。頭がいいとか、悪いとかではなく。逆に言えば、投げ出さなければ、合格できる可能性が高いのです。
そこで大切なのが、飽きない工夫。例えば、行き詰まった問題はとりあえず飛ばし、違う問題を解く。また「明日になったらわかるかも?」と軽い気持ちで問題に向き合います。そして、繰り返し、繰り返し問題に触れること。
私も「行政法」という法律の勉強で、日本語で書かれている問題なのに、何を問われているのかわからない……という状態が続きました。日本語なのに理解できない日々が1〜2ヶ月。
この間、問題集を、最初から最後まで解き、終わったらまた最初から最後まで……と繰り返しました。1回目に問題を解いた時は、わからない自分にイライラしました。でも、繰り返し問題を“読む”ようにしたところ、3回目くらいから、何を問われているのか、ようやくわかるようになりました。
試験までに、10回ほど繰り返し問題を解いたことで、ひどい状態でスタートした私でも、試験に合格できました。「継続は力なり」は本当です。
「最初はわからなくて当たり前」「試験当日までに理解できればいい」と、目線を試験日に合わせると、飽きずに勉強を続けられます。まずは、継続することが大切です!