~痴漢被害の実態や、互いに心地よい距離感を描く「バウンダリー」のページを公開~

性暴力のない社会を目指すNPO法人SISTERS(所在地:東京都新宿区、代表:鈴木彩衣音)は、3月8日の国際女性デーに合わせ、現在制作中の中高生向け痴漢についてまとめたハンドブックの一部内容をPDF形式で先行公開いたしました。
本公開は、現在実施中のクラウドファンディングプロジェクト「#痴漢はみんなでなくすもの」の一環です。心理士監修のもと、痴漢を「被害にあった人の問題」にせず、社会全体で解決すべき課題として発信しています。




■ 先行公開の背景:かつて中高生だった私たちが、この現状を変えていく
3月8日は、女性の権利と平等を考える「国際女性デー」です。私たちはこの日に合わせ、「痴漢」という、今の中高生にとっても最も身近な性暴力の実態に向き合い、自分の心と体について学ぶための知識を届けることを決めました。
【データが示す、深刻な現状】
東京都の調査(令和7年度)によると、痴漢被害を初めて経験する時期として最も多いのは高校生、次いで大学生です。また、女性の約6人に1人、男性でも約13人に1人が生涯のうちに被害を経験しており、被害場所は電車内が最も多く発生していますが、学校内や塾の帰り道など、日常のあらゆる場面に及んでいます。(出典:東京都「痴漢被害実態把握調査 アンケート調査」(令和7年度実施、一都三県在住の16~69歳対象)



これほど身近な被害でありながら、社会にはいまだに「仕方ないこと」「大したことではないこと」として、被害者が我慢を強いられる空気が存在します。

国際女性デーは、女性の権利やジェンダー平等について考え、社会に行動を呼びかける国際的な記念日です。
NPO法人SISTERSでは、性暴力のない社会を目指し、若い世代への教育活動に取り組んできました。その中でも、「痴漢」は、多くの若者にとって身近な性暴力の一つです。
かつて中高生として同じ不安や痛みを感じてきた私たちは、大人になった今、この現状を次の世代に引き継ぎたくないと考えました。

その思いから制作したのが、今回の中高生向け「痴漢についてのハンドブック」です。
本日、国際女性デーに合わせて、その一部内容を先行公開します。

「自分のからだや心について決める権利は、自分にある」。このハンドブックには、国際女性デーが掲げるエンパワーメントの考え方を、中高生が手に取れる形でで学び、考えるためのきっかけを届けていきます。

■ 先行公開資料(PDF)の主な内容
今回、ハンドブックの核となる「バウンダリー(境界線)」や、痴漢被害の実態を知るためのデータページなどを公開しました。



PDFはこちら

▼「目に見えない境界線:バウンダリー」とは
バウンダリーとは、自分と相手とのあいだの「目に見えない境界線」のこと。自分を大切にし、相手とも心地よい関係を築くためのヒントについて掲載しています。



▼「触れる」以外も痴漢であるということや、数字で見る痴漢の実態
からだや衣服に触れる行為だけでなく、スマホでの盗撮、執拗な視点、性的な言葉を投げかけるなど、多様な痴漢被害の例を提示。また、年齢や性別に関わらず発生している痴漢の実態もデータでご紹介しています。



【ハンドブック先行公開PDFはこちらからご覧いただけます】
PDFはこちら


■ 実行者メッセージ(NPO法人SISTERS 代表 鈴木彩衣音)
クラウドファンディングの公開を通じて、学生時代に痴漢の被害にあったという多くの方から声をいただきました。
その中には、「当時は笑って済ませてしまった」「友人から相談を受けても、仕方ないよねと同情することしかできなかった」「今思えば寄り添えていなかった」といった後悔の言葉も多くありました。
こうした空気は何十年も社会の中に残り続け、今の学生たちにも根強く残っています。そして、その一部は大人である私たち自身が無意識のうちに容認してしまっているものでもあると思います。

性暴力はいけないという認識は少しずつ広がってきています。だからこそ、痴漢についても「仕方ないこと」ではなく、社会としてなくしていくべき問題だという認識を広げていきたいと考え、このプロジェクトを進めています。
この取り組みを通じて、「仕方ないことではない」と感じられる人が一人でも増え、救われる人が増えていくことを願っています。

■ クラウドファンディング公開中:目標500万円
「#痴漢はみんなでなくすもの」プロジェクトでは、中高生向けに「痴漢についてのハンドブック」を、大人向けにの「デジタルハンドブック」を届けます。3月15日まで支援を募っています。



- プロジェクト名:中高生と大人に痴漢についてのハンドブックを届けたい! #痴漢はみんなでなくすもの
- 目標金額:5,000,000円
- 支援金の使い道:冊子制作費、印刷費(約30,000冊)、配送費、広報・PR費など
- 今後のスケジュール:
- - 2026年3月15日:クラウドファンディング終了
- - 2026年4月:ハンドブック完成
- - 2026年5月:学校への配布開始、大人向けデジタル冊子完成
- - 2026年6月:痴漢対策月間に合わせ周知を強化
- プロジェクト詳細ページはこちら:https://for-good.net/project/1000149

【クラウドファンディング紹介動画はこちら】




■制作チーム
- 発行者:NPO法人SISTERS
- 監修:齊藤 梓(上智大学 総合人間科学部 心理学科 准教授)
- 企画・構成:鈴木 彩衣音、工藤 紗栄、寺澤 玖実子、齋藤 杜亜子(NPO法人SISTERS)
- 編集協力:長谷川 ゆみ、福原 大二郎(コロカラ編集部)
- 執筆:伊藤 まり
- 広報:飯田 真由
- デザイン:平山 みな美、澤田 智穂
- イラスト:ワタナベマリエ
- コピー:有田 絢音(GO株式会社)



◼︎ 配布先の学校法人・連携企業様を探しております
本ハンドブックの配布に興味をいただいている学校法人を探しております。
また本プロジェクトを一緒に進めていただける鉄道会社がいましたら、連携できますと幸いです。

ご興味のある方は、下記のフォームをご送信ください。
https://tally.so/r/mekDEq
※「E その他」を選択いただき、本プロジェクトにご興味がある旨をご記載ください。

■ NPO法人SISTERSについて
誰もが性暴力の被害者・加害者にならないために、全国の小学校・中学校・高校へ、性被害・性教育の予防授業を届けています。
HPはこちら:https://sisters.club/
Instagramはこちら:https://www.instagram.com/_sisters.club/

【本件に関するお問い合わせ先】
- NPO法人SISTERS
- 代表:鈴木彩衣音
- Email:info@sisters.club

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