自分が勝手に作ったルールを周囲に強要し、環境を支配する
お局様の特徴ふたつ目は、環境を支配しようとする点。そのために、独自のルールを作って周囲に強要します。
例えば、ある習い事のグループのお局様をご紹介します。このグループには、30代から80代の女性が所属し、週に一回、お華のお稽古をしています。そして、このグループのお局様は、30年近く教室に通う生徒。習い事の場合、先生がグループのトップであるはずですが、このお局様は先生を差し置いてグループをまとめようとします(彼女には、先生をないがしろにしようなどという悪気はないのですが)。
そして、彼女はグループ内に独自のルールを作っていきます。「お稽古の後はみんなお茶をしに行く」「月に一回、食事会を開く」「お局様を自宅に迎えに行き、お稽古が終わったら送る係を決める」などなど。こうしてお局様は、自分のルールを浸透させることで、居心地のいい場所をつくっていきます。周囲は、お局様ルールに合わせていますが「正直しんどい」というのが本音。
みなさんは、自分で勝手にルールを作って、周囲に強要していないですか? もしかしたら、気付かないうちに反感を買って、お局様として疎ましがられているかもしれません。
周囲が同意しかしない
職場での愚痴や悩みを吐露したときに、周囲が同意しかしないということはありませんか? 注意してくれる人や意見をくれる人がいなくなっていたらお局様化していないか、一度、自己チェックをしましょう。
周囲が同意しかしないのは、あなたの話しが正しいと思っているのではなく「言えない」状況だからかもしれません。
「自分の意見を言うと厄介なことになりそう」
という思いから、あなたの話しに、とりあえず「そうですよねぇ」と同意しているだけなのかもしれません。そんな風に周囲から面倒くさがられているとしたら、かなりお局様化していると言えます。