四月から始まったドラマ「ファースト・クラス」での、主演の沢尻エリカが身を置く“女同士の格付け地獄”や「女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態(瀧波ユカリ・犬山紙子著)」の“私のほうが立場が上!”バトルで話題になっている「マウンティング女子」。

マウンティングとは、ゴリラなどが相手の背中に乗り、自分の優位性を誇示すること。転じて女子の世界では相手の話を否定したり何気なくバカにしたりしてから、自分を持ち上げる行為を指します。

あくまでも「自分のほうがあなたより優れている」ということを出すのですが、よく考えてみないとわかりにくい言動のため「もやもやした気分はこれだったのか」と命名されたことで気づいた女子は多いはず。

 

しかし、このマウ女のマウンティングは、今に始まったことではなかったのです。
そう、マウ女は幼いころから存在していたのです。時系列に沿って説明していきましょう。

 

幼児期

家庭の中だけでは存在しません。物心がついたとき、他人と行動を起こすようになって初めて現れるのでしょう。しかしまれに姉妹にマウンティングをするケースがあります。

妹(まだまだ赤ちゃん)に対して「ママー!〇〇ちゃんがおもちゃ取ったー!勝手に取ってる!」

赤ちゃんの妹に対し、“貸してあげる心の広い私”と“勝手に取るひどい妹”。親切な姉の行為をむげにする妹という図式が浮かび上がります。

「〇〇ちゃんばっかりずるい。△△も赤ちゃんに戻りたい」と羨ましがりながらも
「そんなことないわよ。△△ちゃんはお姉ちゃんなんだから〇〇ちゃんよりも上なんだよ」
「そっかーえへへ」自分だけ損してると見せかけて、本当は上のポジション。
こんな会話を引き出すのもマウンティングでしょう。
ライバル心を激しく燃やすときは、似ている、同じ環境下にいるということで血が騒いでしまうのかもしれません。