ママ期

結婚してもまだまだ続きます。

「うちの人、忙しいから睡眠時間がいつも4時間なの」「うちなんかもっと寝てないわよ」
忙しい=仕事がたくさん=高収入などの夫の収入自慢、子どもの成績に対するマウンティングなど、自分とマウ女に夫と我が子が加わるためややこしくなってきます。

・つきあい方…とにかく距離を置く。自分へのマウンティングだけではないのでストレスが二倍三倍になる。
・向き合い方…自分は自分。自分の家族の平穏が大切なので、適度な距離で。

 

中高年期

老いてもなお、マウンティングは続く。孫、嫁、亡くなった夫の自慢も。
早死にした夫に対して「いい人だから早く死んだのかしら。いいわねぇあなたのところはずっと仲良くできて。でも残すものは残して死んでくれたからいいかしら」と、死んだ夫を引き合いに出しても戦う。

嫁自慢も始まる。「嫁が喜寿の祝いしようって言ってくれるんだけど、そんなのしたくないわよね」「あらいいじゃない。でもそんなことしたら老けこみそうよねアハハ」と言って爆笑に誘ったり。

・つきあい方…ほとんどコミュニケーション化しているので深く考えないこと。
・向き合い方…この時期独特の「語らい」と理解し、慣れることです。

すごい勢いでマウンティングしてくるような人は減少していきます。「ちょっと毒のある笑い話」風で話す人がほとんど。しかし例外で、いつまでも見栄を張らなければならないセレブマダムの場合などの立ち位置もありますが。その場合は「女の業」と思ってスルー。

いかがでしたか。マウンティング女子予備軍から中高年期まで、いつまでも続くマウンティング。女の業は深い、ということでしょう。彼氏、親、夫、孫など、絆の深い人や血縁者が近くにいる時代はかなりマウンティングが激しくなるのでは。思春期でいったん弱まりますが、人生唯一のブラックホール期なのかもしれません。そしてだんだんとパワーアップ。いや、もうこれは戦いというより“務め”なのかもしれませんね。

 

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。