

株式会社steAm代表の中島さち子がテーマ事業プロデューサーを務めた2025年大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館(以下、クラゲ館)」は、「単一のイベントで行われた映像に合わせたライブパフォーマンスの最多バリエーション数」および「クラゲの形をした最大の屋根」の2つのギネス世界記録(TM)を達成しました。記録認定日は2026年3月10日。3月16日には解体直前の「クラゲ館」前で公式認定証授与式が行われました。
1つ目の記録(1.)は、クラゲ館の地下予約スペース「いのちの根っこ」で提供した体験型展示「わたしを祝う」の演出バリエーション数に関わる内容です。株式会社steAm(以下、steAm)、大和ハウス工業株式会社(以下、大和ハウス)、大日本印刷株式会社(以下、大日本印刷)、読売テレビ放送株式会社(以下、読売テレビ)との共創により、世界中の多様な文化が混ざり合い、参加者に一期一会の出会いを提供した実績が評価されたものです。5693バリエーションの即興生演奏が世界記録を達成しました。
2つ目の記録(2.)は、建築家・小堀哲夫氏と大和ハウスグループとsteAmを中心に、「建物ではなく、皆に開かれた『場』を創る」「内と外を分断しない、常に変化し続ける生き物のような『場』」という理念に基づき作られた、約268万人の方を受け入れた、クラゲ館の大屋根に対するものです。769.3平方メートル という大きさが世界記録を達成しました。
ギネス世界記録(TM) 2つの認定内容
【記録1.】
■記録タイトル(日本語):単一のイベントで行われた映像に合わせたライブパフォーマンスの最多バリエーション数
■記録タイトル(英語):
Most varieties of live performances for a visual installation at a single event
■記録認定日:2026年3月10日(火)
■認定証授与式:2026年3月16日(月)夢洲内「クラゲ館」前にて
■記録数値:5693バリエーション
■登録者名:株式会社 steAm、大和ハウス工業株式会社、大日本印刷株式会社、読売テレビ放送株式会社
(参考)クラゲ館体験型展示「わたしを祝う」
映像制作:読売テレビ放送株式会社
展示・体験設計・施工、映像編集:大日本印刷株式会社
音源「いのちの旅」:作曲 中島さち子/演奏 KURAGE Band
即興生演奏:(拡大版)KURAGE Band(by steAm)
【記録2.】
■記録タイトル(日本語):クラゲの形をした最大の屋根■記録タイトル(英語):Largest roof in the shape of a jellyfish
■記録認定日:2026年3月10日(火)
■認定証授与式:2026年3月16日(月)夢洲内「クラゲ館」前にて
■記録数値:769.3平方メートル
■登録者名:大和ハウス工業株式会社、小堀哲夫建築設計事務所、株式会社 steAm
(参考)クラゲ館建築概要
プロデューサー 中島 さち子
企画・管理 大和ハウス工業株式会社
基本設計 小堀哲夫建築設計事務所(統括、意匠設計)
オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド(構造設計、設備設計)
実施設計 株式会社フジタ(本体工事)、株式会社綜企画設計(内装・外構工事)
監理 株式会社フジタ(本体工事)、株式会社綜企画設計(内装・外構工事)
施工 株式会社フジタ(本体工事)、フジタ・デザインアーク特定建設共同企業体(内装・外構工事)




ギネス世界記録(TM) 2つの認定に寄せて(登録企業メッセージ)
【大和ハウス工業株式会社(1.および2.)】
この度「いのちの遊び場 クラゲ館」が二つのギネス世界記録(TM)に認定されましたことを、関係者の皆様とともに心よりお喜び申し上げます。まず、映像に合わせたライブパフォーマンスの最多バリエーション数という記録1.は、クラゲ館が育んだ多様な文化共創の象徴であり、私どももその空間づくりに携われたことを誇りに思います。そして、記録2.「クラゲの形をした最大の屋根」は、建築家・小堀哲夫氏との協働のもと環境性能と循環可能性の双方に挑戦し生み出した、私共建設会社にとって大変意義深い成果です。このクラゲ屋根は、万博終了後に広島県福山市へ移設され、新たな地域の創造価値として生まれ変わります。クラゲ館の精神が未来へ受け継がれ、多様な方々の出会いを生み続けることを祈念しております。
【大日本印刷株式会社(1.)】
「いのちの遊び場 クラゲ館」の展示・体験がギネス世界記録(TM)として認定されましたこと、大変光栄に思います。「わたしを祝う」は、クラゲ館を予約いただいた方が最後に体験するエリアで、360度に映し出される迫力ある映像と生演奏に身を委ね、自身の感覚を解放していただく体験の提供をめざしました。日によって編成や楽器も変化するKURAGE Bandによる生演奏と、演奏の音に反応して自動生成されるコンテンツ、そしてランダム再生される映像との組み合わせによって、その瞬間にしか生まれない一期一会の体験になったと受け止めています。
クラゲ館の体験づくりは、「展示を見る場」ではなく「体験する場」をめざし、中島さち子プロデューサーを中心に多くの関係者の皆様とともに多くの挑戦と共創により取り組みました。プロジェクトに関わったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
【読売テレビ放送株式会社(1.)】
CGやバーチャルの展示表現が全盛となる中で、あくまで“実写・リアル”の映像にこだわる中島さち子プロデューサーの取り組みに賛同し、読売テレビはクラゲ館の地下スペース「わたしを祝う」の映像制作に参画しました。本映像ではブータンやセネガルの海外ロケから、脈々と受け継がれる国内の祈り、祭りまでを記録し、360度のスクリーンに投影することで、多様でありながらひとつという万博の理念を表現することを目指しました。会期中多くの方が、まさに一期一会の映像と生演奏のコラボレーションを体験したことが、ギネス世界記録(TM)として認定され大変光栄に思います。
取材にご協力いただいた方々をはじめ、携わったすべての皆さまのご尽力に深く感謝申し上げます。
【小堀哲夫建築設計事務所(2.)】
動物でありながら、成長するまで姿を変え、植物のように岩に固着することもある。種類によっては雄雌が無く、驚くことに不老不死の性質を持つものもいるという。一見すると掴みどころがなく、波間をふわふわと遊んでいる。そんなクラゲの、多様な個性、ゆらぎと遊び、変幻自在に姿を変えて生きる身体そのものを、私達のパビリオンで目指した新しい生き方のメタファーとしています。クラゲ館で目指した世界観は3つあり、1つ目はすべての人々が内在的にもっている「創造性」の開放。2つ目は「わからないもの」を許容し作ること。そして3つ目は多種多様な存在が互いに認め合いながら同時に共生している「モザイク」を創ることです。
多くの人が民主的に関係し、ゆらぎながら変化していくこと。このムーヴメントは大阪関西万博クラゲ館を超え、創造性が自発的に連鎖する、その先の未来社会へつながっていくことを期待しています。
【中島さち子(クラゲ館プロデューサー/steAm代表)(1.および2.)】
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」には、会期中、約268万人もの方々にお越しいただきました(自由入館ゾーン)。音楽や科学、数学、ものづくりなどがアートの自由な創造性と混ざり合い、五感や身体性を伴う遊びと学びを通して、多様な人々が自然に出会い、交流する場となりました。大きなクラゲの屋根(2.)の下に広がる半屋外空間「いのちのゆらぎ場」は、誰もが自由に立ち寄ることのできる開かれた場(Availableな場)として設計されました。約250回のワークショップをはじめ、さまざまな対話や音楽、文化交流が生まれ、国籍や世代、障害の有無などの違いをこえた出会いや共創・協奏が日々生まれていました。そこには「創造性の民主化 ― つくる喜びをすべての人に」という理念が息づいていました。
クラゲ館予約スペースの地下空間「いのちの根っこ」の体験展示「わたしを祝う」では、多様な“いのち”や国内外の祭り・郷土芸能の映像と音楽「いのちの旅」にあわせて、毎回生演奏がありました。会期全体では総勢70名以上の音楽家がKURAGE Bandとして関わり、世界中のさまざまな楽器による演奏が即興的に繰り広げられました。映像・音・身体が響き合うこの空間では、その瞬間にしか生まれない、来場者を巻き込んだ一期一会のライブ体験が積み重なり、バリエーションは5693に達しました(1.)。
今回認定された2つのギネス世界記録(TM)は、クラゲ館が大切にしてきた「開かれた場」と「生きた協奏」という価値を象徴するものだと受け止めています。
世界では今、色んな出来事が起こっています。だからこそ、人と人が出会い、共に何かを生み出す場の大切さ、万博が残した絆の可能性を改めて強く感じています。
クラゲ館の建物は今後解体されますが、クラゲの大屋根は広島県福山市へ移設され、新たな地域の場として生まれ変わります。また、クラゲ館で生まれた体験型展示や音楽、共創の取り組みも、さまざまな形で未来へ受け継がれていきます。
すでに2026年2月28日には「アフター万博 クラゲ祭り」を開催し、1200名を超える方々にご参加いただきました。現在も万博の取り組みを未来へつなぐ「アフター万博 クラゲプロジェクト」を進めており、2026年夏には新たに大規模な「クラゲ祭り」の開催も予定しています。その実現に向け、現在、クラウドファンディングにも挑戦しています。
万博は閉幕しましたが、多様ないのちが出会い、ゆらぎ、響き合う“いのちの協奏”はこれからも続いていきます。クラゲ館から始まったこの動きを、万博のその先へ、皆さまと共に育てていければ嬉しく思います。
▶アフター万博 クラゲプロジェクト(2026年8月アフター万博 クラゲ祭り)
クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/928952/view

参考:「わたしを祝う」映像に現れた17種類の祭り・郷土芸能リスト
~いのちが高まる、いろいろな土地の響き~
祭りや郷土芸能は、世代や立場を越え、多様ないのちみんなが参加する場です。人間のみならず、森や大地、田んぼや川、海とも協奏しながら、代々継がれていく土地の、多彩ないのちの協奏。その背後には、喜びも哀しみも苦しみも笑顔も溢れています。以下のサイトでは、クラゲ館のいのちの根っこにおける「わたしを祝う」(360度映像・音響体験)にも登場する、国内アイヌを含む17種、国外4種の祭り・郷土芸能とその他をご紹介しております。いずれも大変素晴らしい珠玉の祭り・芸能です。所謂エンターテイメントとも異なり、代々継いでいく、土地のみんなの協奏。あなたも、ぜひ、いつか土地土地を訪れて全身で体感してください。クラゲ館ウェブサイト内 世界の祭り https://expo2025-kuragepj.com/festival/
*「わたしを祝う」映像:17種の祭り・郷土芸能の内、(海外が1つ以上現れる条件の下)5種がランダムで出現
■アイヌ古式舞踊(自然や神々への敬意を込めて演じられるアイヌ伝統の舞踊、北海道)
■八戸のえんぶり(雪の中、稲作作業を模した多彩な舞で春の訪れと豊作を願う予祝芸、青森県八戸地方)
■鹿踊り(山の獣を体に宿し、生きとし生けるものを供養する鹿の踊り、岩手県奥州市江刺)
■脚折の雨乞行事(長さ36m、重さ3トンの「龍蛇(りゅうだ)」が街を練り歩く、埼玉県鶴ヶ島市)
■城端曳山祭(唄と囃子を乗せて練り歩く精緻彫刻・豪華絢爛な曳山行事、富山県南砺市)
■郡上おどり(日本三大盆踊りのひとつ 夏の夜を踊り明かす、岐阜県郡上市)
■白鳥の拝殿踊(盆踊りの原型とも言われる下駄履きのお盆の輪踊り、岐阜県郡上市白鳥町)
■花祭(夜をかけて地を踏み鳴らし、冬の大地に新しい活力を吹き込む鬼様、愛知県北設楽郡)
■伊勢大神楽(伊勢神宮代参として各地をまわり獅子舞や曲芸と共にご加護を届ける神楽、三重県桑名市)
■那智の扇祭り(那智の火祭)(熊野那智大社の参道を大松明の炎が乱舞する勇壮な祭、和歌山県那智勝浦町)
■壬生の花田植(豊作への祈りを込めて繰り広げられる華やかな田園絵巻、広島県山県郡北広島町)
■庄内神楽(勇壮でテンポが速く老若男女を魅了する庄内町の十二の神楽、大分県由布市庄内町)
■阿波木偶箱まわし(家々をまわり人形芸で、五穀豊穣や商売繁盛等を祈った祝福芸、徳島県徳島市)
■パロ・ツェチュ(春の訪れを告げるブータン最大の祭典、ブータン/パロ)
■ウマワーカ カーニバル(世界文化遺産の渓谷を舞台に繰り広げられる華やかな祭り、アルゼンチン/ケブラーダ・デ・ウマワーカ(ウマワーカ渓谷))
■カンクーラン・ジャンバドン(世界無形文化遺産の儀式、セネガル/ンブール市)
■Doudou Ndiaye Rose Heritage(人間国宝 Doudou Ndiaye Rose 家族の演奏、グリオ一家、セネガル/ゴレ島)
株式会社steAm
steAm HP: https://steam21.com/
クラゲ館ウェブサイト:https://expokurage-2025.com/
アフター万博 クラゲプロジェクト(2026年8月クラゲ祭り)クラファン挑戦中!:
https://camp-fire.jp/projects/928952/
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