陸前高田で大学生37名が1週間、地域の中に入り続けたこと
「難しい地域に入ってくれてありがとう」
「こんな地域なのに、大学生が来てくれている。もっと関わりたい」
その言葉は、涙とともに語られた。
認定NPO法人SET(岩手県陸前高田市、理事長:三井俊介)は、2026年2月から3月にかけて、若者と地域が関係性を育むプログラム「Change Maker Study Program(CMSP)」の本番プログラムを陸前高田市内3地域で実施しました。全国から集まった参加者22名とスタッフ15名、計37名が気仙町・横田町・広田町に分かれ、それぞれ1週間の滞在を通じて、地域の日常に入り込みました。

■1週間で起きること
このプログラムは、観光でも調査でもありません。1日目から3日目は、地域住民と対話し、関係をつくること。「何かしてあげる」ではなく、「お互いに助け合いたい」と思える間柄になることが出発点です。4日目・5日目には、その関係の中で生まれた「気づき」をもとにアクションを具体化します。そして最終2日間で、若者が地域の中でそのアクションを実行し、住民に報告する。
たとえば横田町のチームは、「この町の魅力に、住民自身が気づいていないのではないか」という問いを抱えました。そこで、関わった住民への感謝を込めた色紙と、町の魅力を表現したカルタを制作。「大学生が関わった事実そのものが、地域の人どうしの会話のきっかけになってほしい」という想いを込めて。
気仙町のチームは「日常に小さな非日常を届けたい」と、地元のりんごやくるみを使ったなべやきを住民と囲みながら、手製のラジオや新聞を一緒に読む時間をつくりました。


■地域に残ったもの
プログラムが終わったあと、ある住民がこう言いました。「孫が増えた」と。
「また何回でも来ていいよ」「〇〇町の誰々が好き」「また会いに来る」--参加者の言葉にも、地域が「訪れる場所」から「誰かに会いに行く場所」へと変わっていく兆しがありました。
SETがこのプログラムで大切にしているのは、「何かを達成すること」ではなく、「関係性が続いていくこと」です。累計1,500名以上が参加してきたこのプログラムの先に積み重なっているのは、数字ではなく、名前のある人と人のつながりです。
■ 認定NPO法人SETについて
SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みをつくってきました。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラム、地域コミュニティづくりなどを通じて、若者が地域の日常に関わり、住民とともに学び合う“続く関係”を育んでいます。2024年度は年間5,000人以上が参加。現在では岩手県のみならず複数地域で活動を展開。これまでに2度の内閣総理大臣賞受賞。若者の成長と地域の活力を同時に生み出しながら、人と地域の関係性そのものを基盤とした、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。
【団体概要】
認定特定非営利活動法人SET
所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
理事長:三井俊介
設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
公式サイト:https://www.nposet.org
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/_nposet/?hl=ja
公式Podcast:Spotyfiy: https://x.gd/wh4Lo
Amazon Music: https://x.gd/TjRP0
【取材に関するお問い合わせ】
広報担当:set.forjapan@nposet.com
電話:0192-47-5747
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