生成AIの浸透につれ、多くの局面で、人の匂いがしない、ことばの手ざわりを感じられないケースが増えています。人と人とのやりとりの場にあってもです。そこには文章を読む力の強弱が関係していると思われます。
言問学舎が、塾として子どもたちに「真の国語」を教え、書籍の出版でもそれを追究していることは、かねてこのApril Dreamや通常のニュースリリースでもお伝えしているところです。
「真の国語」のための国語教材は、2019年から2024年にかけて『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』シリーズ全6巻を出版し、引き続き『スーパー読解』シリーズを2023年より継続して出版しております。
今年、2026年(令和8年)は、5月刊行の予定で、『スーパー読解「羅生門」』を現在鋭意制作中です。多くの新高校1年生が一学期、もしくは二学期に教科書で習う芥川龍之介の代表作の一つで、人間の心理の複雑さを巧みに表現しているこの作品を読むことで、これまでの中学生から「高校生の思考法」に入って行くところに、高校1年生の教科書にこの作品が掲載されている狙いがあると考えられます。
本書では、芥川龍之介の『鼻』を併載することで、15歳の高校生に「下人」の心理の動きをより深く理解してもらう構成をとっております。

スーパー読解羅生門 目次
本書の構成について
『羅生門』から高校国語へ、高校生の思考法へ
原文
読解篇I 難解な用語、表現の解説
読解篇II 本文に即して読み解いてみよう
今昔物語集「羅城門の上層に登りて死人を見たる盗人の事・原文
今昔物語集「羅城門の上層に登りて死人を見たる盗人の事・現代語訳
読解篇III 「羅城門・・・」との対比から読みとっていこう
発展篇I 下人の正義感と憎悪とは
芥川の「鼻」を読んでみよう
発展篇II 「鼻」からより深く、人間の心理に迫ろう
発展篇III さらに深く考えよう
あとがき
『スーパー読解「羅生門」』 は2026年5月20日ごろ発売予定です。
リアル書店・ネット書店のほか、言問学舎へ直接注文していただくことも
できます。
B5判84ページ、定価990円(本体900円)。※いずれも予定です。
◇『スーパー読解』シリーズ既刊ご案内
・スーパー読解『舞姫』
2023年5月25日発行
B5判156ページ、定価1320円(本体1200円)。

鷗外を愛する大人の読者にも好評です
文語体(古文の文体)で書かれた森鷗外の名作『舞姫』に、小田原漂情が正確でわわかりやすい全文現代語訳をつけ、若き鷗外や明治の知識人たちが西洋の文明にふれた際の驚きを読みとることから、未知の内容の読解の力をつけ論説文読解の力をもつけさせます。さらに豊太郎の矛盾する心の動き、エリスと相澤・天方伯との間でゆれ動き引き裂かれる様子をくわしく読みとれるよう、細密に問いかけをしております。
・スーパー読解『山月記』
2025年6月20日発行
B5判96ページ、定価990円(本体900円)。

臆病な自尊心、尊大な羞恥心に共感する人がたくさんいます
「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」を制御することができず、人間から虎へと化してしまった俊才李徴の苦しみを、著者中島敦の懊悩にも理解を届かせながら、自分の身に引きつけて考えられるよう、構成してあります。多くの大人の読者からも、あの「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」は自分も身に覚えがあった、身につまされる内容だ、との共感の声が寄せられています。
また『スーパー読解「舞姫」』も同様に、大人の読者の方々からも好評で、「高校時代には読み切れなかったところまで深く理解することができ、大変ありがたい」などの声をいただいております。どちらも、毎年少しずつですが、取次から追加注文をいただいています。Amazonほかネット書店での購入も可能です。
これらの名作は、長く高等学校の現代国語の教科書に掲載されており(『羅生門』1年、『山月記』2年、『舞姫』3年の順)、高校生が国語において真に学ぶべき作品群であります(2年次に夏目漱石の『こころ』もあり、『スーパー読解』シリーズとしては最終到達点と位置づけております)。難解な文章に正面から取り組み、格闘することは、それを読み切った達成感を得られることはもとより(これも思春期の若者には大切なことです)、論理的な思考力、考えるための体力を養い、困難と組み合って乗り切る「人としての力」をつける効果を持っています。冒頭に述べた、人の匂いのしない、画一的、機械的な、言葉の手ざわりを感じられない応対しかできない人は、こうした文章を読むことで培われた思考的体力がなく、ものごとを表裏両面からとらえることができない人なのだろうと考えられます。
言問学舎の「真の国語を教える教材」は、『スーパー読解「羅生門」』の刊行で高校国語指導の三本柱が整います(次に中学校の教科書掲載作品に進発し、来秋、魯迅の『故郷』を手がける計画です)。何よりもまず子どもたちのため、そして国語教育に資することを考えて出版をつづけておりますが、今年のApril Dreamとして、「文章をしっかり読める子」を育て、画一的、機械的でない、ものごとや人の心の両面に思いを及ばせることのできる、豊かな人間性を育てたいということを、夢としてかかげたいと思います。

当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「有限会社言問学舎」の夢です。
なお、真の国語力を育む基本のシリーズ『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』は、全6巻を学んだ最初の生徒2人が、この春小学校を卒業しました。うち1人は中学受験で慶應義塾中等部に合格・進学することとなりましたが、お父様から「テクニックではない真の国語学習が、ビジネス化している中学受験の中でしっかり結果につながったことは大変意義のあることです」という意味のお言葉をいただいております。
もう1人は中学受験をせず文京区立中に進学して引き続き言問学舎に通塾しますが、昨年秋ごろから受験する子と一緒に過去問を解いてもらう機会に、慶應義塾中等部の過去問では合格した子と遜色のない点数を取っていました。2人とも当初から国語がよくできる子たちでしたが、入試本番レベル(過去問)で小説、評論とも区別なくしっかり読み解くことができていたことについては、『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』の資するところも相当以上のものがあるだろうと、自負しております。
『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』、『スーパー読解』両シリーズとも学び終えた生徒の人数が増えて来ており、この「真の国語」教材を使った指導がたしかな理解力、読解力を育て学力を大きく伸ばすのだというとこを、確信しております。これからも「真の国語」を教え、文章をしっかり読んで、ものごとを深くとらえ血の通った言葉を用いることのできるお子さんたちを育てたいということを、今年のApril Dreamとして語らせていただきます。

当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「有限会社言問学舎」の夢です。
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