毎月第四日曜日は「スクランブルヒーロー白夜」がカウンターキッチンで接客
ヒーロー自らコーヒーを丁寧にハンドドリップ
さらにテーブルまでドリンクなどを運んでくれる
頼めばポーズもとってくれる
喫茶店といえば、昭和50年から放送されていた『秘密戦隊ゴレンジャー』では、ヒーローたちが所属する国際秘密防衛機構イーグルの秘密基地が喫茶店「スナックゴン」の地下にあるという設定でした。そんなふうに正体を隠すために喫茶店にカモフラージュした例はあります。
とはいえ、ヒーロー自らコーヒーを淹れてくれるなんて前代未聞。いったいなぜ? その理由を、カフェアロアの店長である八木靖裕さん(38歳)にお話をうかがいました。
店長の八木靖裕さん
「スクランブルヒーロー白夜は、僕が監督・脚本をつとめた自主映画の主人公なんです。闇の世界に光を照らす存在として、白夜という名前をつけました。十五年前に誕生し、これまで八作品を撮りました。播磨地方限定でしたが劇場公開もされ、DVD化や漫画化、グッズ化もされました。地元のタウン情報雑誌で白夜が播磨の名所を訪ねる連載なども始まって、一般的にも少しずつ話題になってきたんです。
それで『映像の中のヒーローに実際に会える喫茶店があったら、播磨のちびっこたちは喜んでくれるだろうな。映画の設定が現実世界とシンクロしたら、きっと面白いぞ』と思い、二〇〇七年から主人公の白夜が接客する日を設けることにしたんです。僕は映画『スター・ウォーズ』が大好きで、異星人どうしが自然に交流するあの世界を、自分の店でも表現してみたいと考えたんです」
八木さんが24歳の時にホビー雑誌に投稿した白夜。今見ると、ちょっともっちゃり
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