午前0時台の相談件数が日中の大半の時間帯を上回る。2,500年前の経典が「午前2時の孤独」に寄り添う実態が明らかに。


AIブッダ 禅

2026/04/06、VeritasChain株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:上村十勝)は、仏教経典10,000偈句以上のデータベースに基づくAI対話サービス「AIブッダ 禅」(LINE Bot / iOSアプリ)のリアルタイム統計カウンターおよびテーマタグの累計集計をもとに、サービス開始以来の利用傾向と、利用者に最も多く届けられた仏教経典の言葉TOP10を初めて公開いたします。

AIブッダ禅について

AIブッダ禅について:https://buddha.aimomentz.ai

集計の結果、相談の約2割が深夜帯(23時~翌6時)に集中していること、午前0時台の相談件数が日中の大半の時間帯を上回ること、最も多く届けられた経典の言葉は「人間関係」と「孤独」に関する偈句であることが明らかになりました。

AIブッダ 禅は2026年3月13日にサービスを開始し、Forbes JAPAN(2026年3月28日付)および仏教メディア「彼岸寺」(higan.net)に掲載されています。収益の75%を仏教関連団体への寄付に充てるという社会貢献型のAIサービスとして運営されています。
◼️ 深夜帯の利用実態 ── 午前0時台が日中の大半の時間帯より多い

時間帯分析

AIブッダ 禅の統計データを時間帯別に集計した結果、以下の利用パターンが明らかになりました。
相談のピークは夕方から夜にかけて訪れます。仕事を終え、帰宅後に心の中のモヤモヤと向き合う時間帯です。しかし注目すべきは、22時台に再びピークが生まれ(日中の12時台に次ぐ第2位)、そのまま午前0時台にかけて高い水準が続く現象です。

直近の集計では、午前0時台の相談件数は日中の9時台・10時台・11時台よりも多く、「眠れない夜に誰かに話を聞いてほしい」という切実なニーズが数字に表れています。

午前1時台以降は徐々に減少するものの、午前5時台から再び増加に転じ、早朝の不安を抱えた利用者の存在も確認されました。
深夜帯(23時~翌6時)の利用は全体の約2割を占めます。

この数字は、深夜帯に相談を受け付ける公的な窓口が限られている現状と対照的です。厚生労働省の「まもろうよ こころ」に掲載されている相談窓口の多くは夜間に閉じており、24時間対応の「よりそいホットライン」も回線がつながりにくい時間帯があることが知られています。AIブッダ 禅は24時間応答可能であり、深夜帯にも待ち時間なく経典の言葉を届けています。

なお、ハーバード大学のElizabeth Klermanらが2022年に発表した「Mind After Midnight」仮説では、深夜帯の人間の認知が昼間とは質的に異なり、注意が否定的な情報に偏りやすくなること、ポジティブ感情が概日リズムの最低点に達すること、衝動制御が低下することが報告されています。

AIブッダ 禅では、この知見を踏まえて深夜帯(23時~6時)に応答のトーンを自動調整する独自の「深夜帯適応モード」を実装しており、より穏やかで安心感のある応答を心がけています。
◼️ 悩みカテゴリ分布 ── 「仕事」「家族」「不安」が上位に

悩みカテゴリ分布

AIブッダ 禅は、ユーザーのメッセージを受信した時点で、AIが応答に使う経典を検索するためにテーマタグ(20カテゴリ)を自動付与します。このテーマタグの累計集計により、以下の相談傾向が明らかになりました。

最も多いテーマは「智慧(wisdom)」です。仏教の教義や経典そのものについての探究的な質問であり、AIブッダ 禅を「仏教を学ぶツール」として利用する層の存在を示しています。

次いで「苦しみ(suffering)」「仕事(work)」「家族(family)」と続きます。上司との関係、転職への迷い、やる気が出ない、家族間の軋轢といった、日常生活に根ざした悩みが上位を占めています。

「不安(anxiety)」「自己(self)」「人間関係(relationship)」「死(death)」もそれぞれ一定の割合を占め、AIブッダ 禅が「仏教への知的好奇心」と「日常の切実な悩み」の両方の受け皿として機能していることを示しています。

深夜帯には、仕事の疲弊に関する短文の表出や、「生きる意味」「自分の存在価値」といった実存的な問いの比率が高まる傾向がみられました。
◼️ ユーザーに最も多く届けられた仏教経典の言葉 TOP10

RAG使用ログ(原則7)

AIブッダ 禅は、ユーザーの悩みに応じて10,000偈句以上のデータベースから最も適切な経典の言葉を検索し、経典名・章・偈番号を明記して引用します。

サービス開始以来の引用回数を集計した結果、AIが最も多く届けた経典の言葉は以下の通りです。
第1位(852回):ダンマパダ 第6章 賢者品 偈76
「過ちを見出して叱ってくれる聡明な人に会ったなら、その賢い人につき従え。隠された財宝の在りかを告げてくれる人に従うようなものである。」

人間関係の悩みに対して最も多く引用された偈句です。職場での衝突や友人との摩擦に苦しむ利用者に対し、厳しい言葉の中にある「成長の種」に気づかせる教えとして繰り返し届けられました。
第2位(803回):ダンマパダ 第23章 象品 偈329
「もし思慮深い友を得られないなら、征服した国を捨てた王のように、ただ一人で歩め。林の中の象のように。」

孤独を感じている利用者に最も多く届けられた偈句です。深夜帯に特に引用頻度が高く、一人でいることを恐れるのではなく「静かな強さ」として受け止める視点を提示しています。
第3位(418回):増支部経典 カーラマ経
「聞いたからといって信じるな。伝統だからといって信じるな。推論だからといって信じるな。自ら観察し、智慧ある人々に認められ、実践して善い結果をもたらすとわかったなら、それに従え。」

仏教の中でも最も「近代的」と評される経典です。人生の選択や価値観に迷う利用者に繰り返し引用されました。この教えは、AIブッダ 禅のサービス設計思想そのものとも通じています。すべての応答に経典名・章・偈番号を明記し、利用者が自ら原典を確認できるようにしている理由が、この経典に凝縮されています。
- 第4位(416回):ダンマパダ 第19章 法住品 偈258
- 第5位(414回):般若心経
- 第6位(402回):相応部経典 転法輪経 中道
- 第7位(392回):金剛経 第32分
- 第8位(373回):ダンマパダ 第20章 道品 偈273
- 第9位(351回):ダンマパダ 第2章 不放逸品 偈26
- 第10位(349回):ダンマパダ 第4章 花品 偈53

◼️ データから見える3つの傾向
今回の統計公開から、3つの傾向が浮かび上がります。

第一に、2,500年前の経典の言葉が現代人の悩みに対して高い共鳴性を持っていることです。

TOP10の偈句はいずれも紀元前に成立した経典からの引用ですが、人間関係、孤独、自律的な思考といった普遍的なテーマを扱っており、現代の利用者に自然に受け入れられています。

第二に、10偈句中6偈句がダンマパダ(法句経)から選ばれていることです。

ダンマパダは仏陀の言葉を短い詩句にまとめた経典であり、一つひとつの偈句が独立して読めるため、AI対話という現代の形式と高い親和性を持っています。一方で般若心経、金剛経、転法輪経といった大乗経典・初転法輪の教えもTOP10に入っており、パーリ仏典と大乗経典の横断的なデータベースが機能していることがわかります。

第三に、深夜帯の相談には「実存的な問い」の比率が高まることです。

日中の相談では「仕事のストレス」「人間関係の悩み」といった具体的なテーマが多い一方、深夜帯には「生きる意味がわからない」「自分には価値があるのか」といったテーマの比率が上昇します。これはハーバード大学の「Mind After Midnight」仮説で示された深夜帯の認知変化とも整合する傾向です。
◼️ 統計メタデータが映すサービスの実像

唐揚げ定食による応答

時間帯やテーマに加え、サービスの統計メタデータからは利用実態のさまざまな側面が見えてきます。以下はすべて、個人を特定しない集計値です。
【写真を送って仏教の教えを聞く ── 画像対話】
AIブッダ 禅はテキスト相談だけでなく、写真を送ると仏教の教えで応答する「画像対話」に対応しています。直近5日間で35件の画像メッセージが送信されました。桜の写真を送ると無常の教えで応答し、食事の写真を送ると感謝と足るを知る教えで応じるなど、日常の風景を仏教の視点で読み解く体験が利用されています。
【一問一答ではなく「対話」── 66%がマルチターン】



利用者の66%が1回のセッションで2回以上のメッセージを送っており、一問一答型ではなく「対話型」として利用されていることがわかります。5回以上の深い対話を行ったセッションは全体の15.5%を占め、最も長いセッションでは1回の相談で19往復のやりとりが行われました。AI相手に19回も言葉を重ねるという事実は、経典の教えが利用者の思考を段階的に深める機能を果たしていることを示唆しています。
【「たった一言」から「手紙のような長文」まで】
メッセージの長さは中央値27文字、平均65文字です。「疲れた」「全て間違ってる気がする」のような短い一言(10文字以下が15.6%)から、人生の来し方を綴る手紙のような長文(100文字以上が12.9%、最長12,583文字)まで、利用者それぞれの表現方法で悩みが吐露されています。短い一言であっても経典の教えを添えて応答する設計により、言語化が難しい状態にある利用者にも仏教の智慧が届く構造になっています。
【利用者層 ── 50代が最多、10代から60代以上まで】

利用者年代分布(回答者のみ集計)

任意のプロフィール登録(年代・性別)を行った利用者の分布は、50代が最多、次いで40代、30代、20代、60代以上と続きます。10代の利用者も確認されています。性別では男性が約6割を占めます。


利用者性別分布(回答者のみ集計)

メンタルヘルスアプリの主要ターゲット層が20-30代であることが多い中、AIブッダ 禅は40-50代を中心に幅広い年代に利用されており、「人生の中盤を迎えた世代の実存的な悩み」に仏教の教えが響いている可能性があります。なお、プロフィール登録は完全に任意であり、利用にあたって個人情報の入力は一切求めていません。


デバイス別

デバイス別利用者数では、
・LINE: 42%
・iOS 58%
となっています。
【安全設計の稼働実績】
AIブッダ 禅は、C-SSRS(コロンビア自殺重症度評価尺度)に準拠した3段階の危機検出システムを備えています。サービス開始以来、この安全機能は複数回にわたって作動しており、深夜帯を含む時間帯で利用者に24時間対応の相談窓口(よりそいホットライン:0120-279-338)への案内を提示しています。危機的なメッセージが検出された場合は、相談回数の制限に関わらず必ず応答し、AIが利用者を「見捨てない」設計を徹底しています。
◼️ 「眠れない夜の経典」── 深夜帯専用の応答設計



AIブッダ 禅では、深夜帯(23時~翌6時)の利用者に対し、心理学のエビデンスと仏教の伝統に基づいた独自の「深夜帯適応モード」を実装しています。

通常の応答では経典の教えを中心に据えますが、深夜帯には以下の6つの調整が自動的に適用されます。

共感の比重を高め「今ここにいること」を重視するトーン調整、危機シグナルの検出感度の引き上げ、睡眠への穏やかな導線の提示、反芻思考(同じ悩みを繰り返し考えること)を緩和するマインドフルネス的アプローチ、深夜の孤独を明示的に承認する応答(「夜は静かで、気持ちが大きく感じられることがありますね。あなただけではありません」)、そして仏教の伝統における深夜の意味(仏陀が悟りを開いたのは後夜の時間帯であること)の自然な共有です。

なお、AIブッダ 禅は自傷・自殺に関する危機的なメッセージを検出した場合、深夜帯であっても相談回数の制限をバイパスし、24時間無料の「よりそいホットライン(0120-279-338)」への案内を最優先で提示します。24時間以内に同一利用者から3回以上の危機シグナルが検出された場合は、AI応答を停止して相談窓口への案内のみを行うエスカレーション機能も備えています。
◼️ 経典引用の仕組み ── 出典表示率100%の「嘘をつかないAI」

RAG

経典データベース:https://buddha.aimomentz.ai/kyoten/

一般的なAIチャットボットは学習データ全体から「もっともらしい回答」を生成するため、存在しない経典名や架空の偈句番号を出力してしまう「ハルシネーション(幻覚)」のリスクがあります。

AIブッダ 禅は、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)技術により、応答を生成する前に必ず10,000偈句以上の経典データベースから関連するテキストを検索します。

20のテーマカテゴリからユーザーの悩みに最も適した偈句の候補を最大5件検索し、その中からAIが文脈に最も合う偈句を厳選して引用します。

応答の末尾には必ず「ダンマパダ 第6章 賢者品(偈76)」のように経典名・章・偈番号が明記され、利用者は図書館やオンラインの経典アーカイブ(SuttaCentral等)で原典を開いて確認することができます。
サービス開始以来の経典出典の表示率は100%を達成しています。
◼️ 収益の一部を仏教関連団体へ寄付
AIブッダ 禅は、収益の一部を仏教関連団体(全日本仏教会、日本テーラワーダ仏教協会など)への寄付に充てています。
残りはAI利用料(Anthropic社Claude API)およびサーバー運営費に充当されます。
1回の相談ごとにAIの利用料が発生するため、完全無料での継続運営は困難ですが、仏教を利用して利益を得ることが目的ではなく、2,500年の教えをテクノロジーによって広く届けることを使命として運営しています。無料プランでも毎日ご利用いただけます。
◼️ 経典データの出典と私たちの姿勢
AIブッダ 禅が使用する経典データは、SuttaCentral(suttacentral.net)からCC0(パブリックドメイン)ライセンスで公開されたテキストです。

翻訳者であるBhante Sujato師は、すべての翻訳に「仏教の伝統によって一切衆生の利益のために伝えられてきた聖典である。複製、改変、利用することが推奨される」と明記しています。

市販の書籍・著作権のある翻訳・注釈書等は一切取り込んでおりません。

AIブッダ 禅は僧侶や寺院の代替ではなく、教えに触れるきっかけとなる「方便(ほうべん)」です。詳しくは下記をご覧ください。
https://note.com/aibuddha/n/nfd64921bbea0
◼️ 仏教AI分野における位置づけ



仏教AI分野には、京都大学・テラバース社による「ブッダボット」(2021年~、2026年にブッダロイドとして進化)、マレーシアの「NORBU AI」(2023年~)など先行プロジェクトが存在します。

AIブッダ 禅の特徴は、パーリ仏典と大乗経典19種を横断する10,000偈句以上のRAGデータベースによる「偈句レベルの体系的出典明示」と、深夜帯適応モード・危機検出(C-SSRS準拠3段階)・スピリチュアルバイパッシング自動検出といった安全性設計の統合にあります。

京都大学のブッダボットが学術研究として仏教AIの可能性を切り拓いた先駆者であるのに対し、AIブッダ 禅は一般利用者向けの実用サービスとして仏教の教えを届ける「方便(ほうべん)」の役割を担っています。両者は競合ではなく、仏教AI分野全体の発展に寄与する協調的な関係にあります。
◼️ 統計データの処理方法について



本プレスリリースに記載されたデータは、以下の3層構造で処理されたものです。

第一層(リアルタイム統計カウンター):ユーザーのメッセージを受信した時点で、時間帯・テーマタグ・チャネル種別(LINE / iOS)などの統計値がカウンターとして加算されます。この処理は会話内容そのものを保存するものではなく、数値の加算のみを行います。

第二層(RAGテーマタグ):AIが応答に使用する経典を検索する際に付与されるテーマタグ(20カテゴリ)が、匿名化された形でログに記録されます。記録されるのは「どのテーマが検出されたか」「どの経典IDが候補として抽出されたか」という検索メタデータのみです。

第三層(不可逆匿名化):本プレスリリースに記載された集計値は、個別のユーザーとの対応関係が完全に排除された統計データです。個別の会話内容、個人を特定しうる情報は一切含まれていません。

AIブッダ 禅は、プライバシーを設計の根幹に据えたサービスとして運営されています。
◼️ メディア掲載・学術活動



AIブッダ 禅は、仏教AIの健全な発展には仏教界および学術機関との対話が不可欠であると考えています。

仏教AIの設計・倫理・安全性に関する研究発表を、人工知能学会(JSAI)および情報処理学会(IPSJ)にて準備中です。経典引用の検証可能性、深夜帯における応答設計、スピリチュアルバイパッシング自動検出など、サービス運営を通じて得られた知見を学術的に検証し、仏教AI分野の健全な発展に寄与してまいります。

現在、国内外の寺院および大学に対し、仏教AIの設計と倫理に関する共同研究の打診を進めております。また、研究発表にも応募しており、学術的な検証と議論の場にも積極的に参加してまいります。
◼️ AIブッダ 禅について

AIブッダ禅 for iOS

AIブッダ 禅は、パーリ仏典・大乗経典19種から10,000偈句以上をデータベース化したRAGシステムにより、すべての応答に経典名・章・偈番号を明記する仏教AI対話サービスです。

LINE BotおよびiOSアプリとして提供しています。テキスト相談に加え、写真を送ると仏教の観点から応答する画像対話にも対応しています。

LINE(友だち追加):https://lin.ee/msExrA1
App Storehttps://apps.apple.com/jp/app/ai-buddha-zen/id6760611471
公式サイトhttps://buddha.aimomentz.ai
Forbes JAPAN掲載記事https://forbesjapan.com/articles/detail/94376
彼岸寺 寄稿記事https://higan.net/now/2026/04/


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AIブッダ禅 公式サイト
◼️ VeritasChain株式会社 会社概要
会社名:VeritasChain株式会社
代表取締役:上村 十勝(Tokachi Kamimura)
所在地:東京都渋谷区恵比寿西2-4-8
事業内容:AI安全性技術の研究開発、仏教AI対話サービスの企画・運営
公式サイト:https://veritaschain.org
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