「浮気をした元夫とは、ずっと仮面夫婦状態でした。
一人娘が就職するまではと思い、それだけを支えに仕事をがんばって昇進して、貯金を作っていましたね。
元夫はそんな私にも娘にも無関心で、冷めきった家族だったなと思います。
会話のない家で育った娘は、早く外に出たいのではなく私と一緒にいたがり、高校の進路相談では地元の企業への就職を希望しました。
卒業後も私と一緒に住むのが当然といった感じで、その頃はお互いに支え合っていこうと話していましたね……。
元夫と離婚が決まったときも娘は何も言わず、今も元夫とは音信不通のようです。
問題は娘が就職してからで、ふたりで賃貸のアパートに移り生活を始めましたが、家事などをいっさいやろうとしない娘。
毎日のお弁当も、雨が降ったときの送り迎えも高校時代のまま私にやらせようとするので、『もう社会人なのだから自分でやって』と断ったら怒るんですよね。
まだ家族で暮らしている頃、家事はほとんど私がやっていて娘に手伝わせることがなかったのが、まずかったと思っています。
『わからない、できない』の一点張りで逃げようとする娘にどう教えていけばいいのか、私も仕事はあるし忙しいし、残業が続く娘とすれ違いのときも多くて。
一緒にやろうねと約束していたのに、週末になると私に黙って遊びに行く娘を見ると、イライラが募って苦しくなります。
せっかく元夫と離婚できたのに、厳しい現実はまだまだ続くのだと実感しますね……」(女性/46歳/営業)
熟年離婚の後も子どもとは生活を続けるというケースもありますが、それまでと変わらずいろいろな負担を母親に押し付けて当たり前とされると、やはりストレスは溜まります。
むしろ自分の世話をしてもらうために母親との同居を求める場合もあり、成人したのならきっぱりとした線引きが必要です。
過去を悔やむよりこれからの未来に向けて、自立した生活ができるよう関わり方を変える意識を持ちたいですね。



























