「AIを活用する求職者 vs AIを活用する採用企業」の時代に、両者が重視するのは「人間同士の対話」

株式会社HERP(本社:東京都品川区、代表取締役:庄田一郎)は、採用業務に関わる採用担当者・人事責任者・経営者・現場社員と、転職活動・就職活動の経験がある求職者を対象に、それぞれ「AI時代の転職・採用に関するアンケート調査」を実施しました。



<調査結果サマリー>
・企業の6割以上、求職者の7割以上が採用活動・就職活動にAIを活用
・企業の半数以上が、求職者のAI活用に肯定的
・求職者の75%以上が、「AIのみ」での合否判定に抵抗あり
・企業の約9割が、AIの精度が向上しても「候補者一人ひとりとの対話は必要」と回答。人間が「時間をかけて注力すべき」と思う業務も「候補者との面接・面談」が最多
・求職者の8割以上が、「人間同士の深い対話」によって企業への印象が上がると回答

<調査実施の背景>
近年の生成AIの急速な普及に伴い、採用活動を行う企業と、就職活動を行う求職者の両方でAI活用が当たり前になっています。企業向けには、書類審査や面接などの選考をAIが代行したり、要件に合った求職者のピックアップやスカウト送付を自動化したりするサービスが数多く提供されています。また、求職者も、選考対策の効率化や精度向上のためにAIチャットツールや専用のAIサービスを活用する人が増えています。

このように、AI時代の採用では「AIを活用する求職者」対「AIを活用する採用企業」、つまり「AI vs AI」の構造になっているといえます。AIの進化は、採用活動や就職活動のあり方そのものを変えようとしています。

HERPは、企業と求職者のより良い出会いを創出するため、企業と求職者のそれぞれにAIサービスを提供する立場から、両者のAI活用の実態や本音を明らかにし、AI時代の採用のあるべき姿のヒントを探るため、本調査を実施しました。
<調査結果の詳細>
■企業の6割以上、求職者の7割以上が採用活動・就職活動にAIを活用
企業で採用業務に関わる採用担当者・人事責任者・経営者・現場社員に向けて、採用業務においてAIをどの程度活用しているか聞いたところ、31.0%が「頻繁に利用している」、32.2%が「時々利用している」と回答し、6割以上が業務で日常的にAIを活用していることがわかりました。



また、求職者に向けて、就職・転職活動におけるAIの活用状況を聞いたところ、33.8%が「頻繁に利用している」、39.7%が「時々利用している」と回答し、7割以上が就職・転職活動にAIを活用している結果となりました。採用活動を行う企業側と、就職活動を行う求職者側の両者ともにAI活用が進んでいる状況が窺えます。



さらに、求職者が就職・転職活動のどのプロセスでAIを活用しているかを聞いたところ、最多が「自己分析」58.2%、次いで「情報収集」56.6%、「履歴書や職務履歴書の作成・添削」46.7%という結果になりました。



■企業の半数以上が、求職者のAI活用に肯定的
企業に、候補者が応募書類の作成時にAIを活用することについて考えを聞いたところ、13.2%が「良いと思う」、40.2%が「まあ良いと思う」と回答し、半数以上が肯定的に捉えていることがわかりました。



■求職者の75%以上が、「AIのみ」での合否判定に抵抗あり
求職者に、選考の各プロセスにおいて企業がAIを活用することについて印象を尋ねたところ、「求人票の作成」や「面接の日程調整や選考に関するFAQ対応については、「(まあ)良いと思う」が70%以上となり、「(あまり)良くないと思う」は約6%にとどまりました。しかし、「人間を介さないAI面接官による面接」や「人間による面接後の、AIによる合否決定」については、「(あまり)良くないと思う」と回答した人が約30%にのぼる結果になりました。



また、「もし応募先企業が『人間の目を通さず、AIの判断のみ』で合否を決定していたらどう感じるか」を尋ねたところ、31.1%が「非常に抵抗がある」、44.2%が「やや抵抗がある」と回答し、75%以上の人が「AIの判断のみ」で採用の合否が決まることに抵抗感を持っていることが明らかになりました。

企業が書類作成や日程調整などの作業にAIを活用することには肯定的な一方、面接でのコミュニケーションや面接後の合否決定については、AIで選考されることに抵抗があるという求職者の心情が浮き彫りになりました。



■企業の約9割が、AIの精度が向上しても「候補者一人ひとりとの対話は必要」と回答。人間が「時間をかけて注力すべき」と思う業務も「候補者との面接・面談」が最多
企業に「AIの利用で完成度が高い履歴書や職務経歴書が標準化する中、書類選考で候補者を見極めることが難しくなったと感じるか」を尋ねたところ、19.0%が「非常にそう感じる」、51.8%が「やや感じる」と回答し、7割以上がAI活用の普及によって書類選考が難しくなったと感じていることがわかりました。



また、企業に「AIによるマッチング精度が向上した場合も、候補者一人ひとりと対話する必要性は残ると思うか」を尋ねたところ、38.0%が「非常に感じる」、48.5%が「やや感じる」と回答。約9割がAIの精度が向上しても「候補者一人ひとりとの対話は必要」と考えていることがわかりました。



さらに、AIによって採用業務の効率化が進んだ場合、人間が「時間をかけて注力すべき」だと思う業務を尋ねたところ、最多は「候補者との面談・面接」59.5%、次いで「スカウト文面の作成・ブラッシュアップ」30.1%でした。

半数以上の採用担当者が、「候補者との対話」について、AIに代替せず人間が行うべきだと考えていることが明らかになりました。また、AI活用によってダイレクトリクルーティングのスカウト文面を誰でも容易かつ大量に作成することが可能になった一方で、候補者一人ひとりに合わせた個別性の高い文章を作成することの重要性が示唆されました。




■求職者の8割以上が、「人間同士の深い対話」によって企業への印象が上がると回答
求職者に、「応募先企業と人間同士の深い対話をすることで、企業への志望度が上がることはあるか」を尋ねたところ、31.3%が「あると思う」、51.9%が「まああると思う」と回答し、8割以上の人が、人間同士の深い対話が志望度に影響すると考えていることがわかりました。



具体的に企業との対話の中で志望度が上がる瞬間について尋ねたところ、最多は「自分の経歴に基づいた、定型文ではない丁寧なメッセージをくれた時」58.6%、次いで「会社の良い面だけでなく、課題やリスクも正直に話してくれた時」46.6%となりました。「個別の尊重」をされていると感じた時や、企業から開示された情報に「誠実さ・透明性」を感じた時に、特に企業への好感を抱きやすい傾向が窺えます。



■株式会社HERP 取締役 河井龍太郎のコメント
今回の調査では、AI活用が企業・求職者の双方に広く浸透している一方で、企業の約9割が「AIが進化しても対話は必要」と回答し、求職者の8割以上が「深い対話で志望度が上がる」と答えるなど、双方が「人間同士の対話」に替えがたい価値を見出していることが浮き彫りになりました。

AIによる効率化が進むほど、候補者一人ひとりに真摯に向き合い、個別最適化された質の高い候補者体験をいかに届けられるかが、企業の採用活動の成否を分ける決定的な要因になると考えています。

HERPは引き続き、プロダクトの価値を磨き続けることで、企業が候補者との対話に集中できる環境を整え、双方にとって最善のマッチングの実現を力強く支援してまいります。
■特設サイト「#AI採用は是か非か」を公開中
AI時代において、採用のあるべき姿を問いかけるプロジェクトの特設サイトを公開しています。
https://lp.herp.cloud/ai-saiyou
■調査概要
<企業向け>
調査名:採用活動におけるAI活用に関するアンケート調査
調査主体:株式会社HERP
調査対象:採用業務に関わる採用担当者・人事責任者・経営者・現場社員
調査期間:2026年3月25日~3月26日
調査方法:Webアンケート
有効回答数:326名

<求職者向け>
調査名:就職活動・転職活動におけるAI活用に関するアンケート調査
調査主体:株式会社HERP
調査対象:直近3年以内に就職活動や転職活動を行なった経験がある求職者
調査期間:2026年3月30日~3月31日
調査方法:Webアンケート
有効回答数:441名
■株式会社HERPについて
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田一丁目2番10号 CIRCLES五反田3階
代表者:代表取締役 庄田一郎
設立日:2017年3月24日
事業内容:採用管理システム『HERP Hire』の開発・提供、タレントプールシステム『HERP Nurture』の開発・提供、オンライン完結型リファレンスチェックツール『HERP Trust』の開発・提供、求人メディア『HERP Career』の開発・提供、採用コンサルティング事業の提供、人材紹介システム『ジョブミル』の開発・提供
URL:https://herp.co.jp/

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。



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