シャーマン「時を得て再び100エーカーの森に戻るのは、本当に特別なこと」

シャーマン兄弟といえば、「イッツ・ア・スモールワールド」や『メリー・ポピンズ』などディズニーの名曲の数々を生み出してきた、伝説の作曲家。

なぜ彼が『プーと大人になった僕』に3曲も提供し、出演までしているのでしょうか。

今回の映像で本人が「最初のプーのアニメに歌を書いた」と語るように、シャーマン兄弟は1966年の『プーさんとはちみつ』で作曲を担当。

『プー僕』でも流れる「くまのプーさん」や「ワンダフル・シング・アバウト・ティガー」などの曲も彼の作曲です。

その後シャーマンは一旦ディズニーを離れますが、2000年『ティガームービー/プーさんの贈りもの』で約30年ぶりにディズニー長編の作曲を手がけました。

そして2000年以来のディズニー長編への歌の提供となったのが『プーと大人になった僕』。

50年以上プーと共に歩んできたキャリアが、「時を得て再び100エーカーの森に戻るのは、本当に特別なことだ」と今回の映像で語る真意に繋がっています。

そんな彼がプー作品に出演した特別なシーン、その後のエンドクレジット上では映画のタイトル(原題)と同じ名前の曲「Christopher Robin」がリチャード・シャーマンの声で歌われます。

その歌詞は、まるでプーと共に生きてきた自分の思い出を重ね合わせているかのようです。

プーと共に育った観客は『プー僕』で大人になったクリストファー・ロビンに共感し100エーカーの森の懐かしさに感動を覚えます。

そんな観客を代表する1人として、50年以上プーと共に生きたリチャード・シャーマンの歌声が、この物語を締めくくってくれるのです。

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