YOUON JAPANの水素モビリティが九州の自治体に初導入。大阪・関西万博での実績を経て、地域の脱炭素インフラとして動き始めた。

YOUON JAPAN株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:孫 峰)は、長崎県西彼杵郡時津町に対して水素アシスト自転車3台を無償で貸与し、2026年4月27日に同町役場にて試乗会を実施しました。時津町によると、水素アシスト自転車の自治体導入は九州では初めてのことです。2025年に開催された大阪・関西万博でスタッフの移動手段として採用された実績を持つ本製品が、今度は地方自治体の現場で動き始めました。万博という国際的な場での実証から、地域の日常へ--水素モビリティの社会実装が、着実に広がっています。
時津町での取り組み--地域行政が水素モビリティを選んだ理由
時津町は長崎県中部に位置し、長崎市のベッドタウンとして発展してきた人口約3万人の町です。近年は脱炭素施策の推進や地域防災力の強化を行政課題として掲げており、新しいエネルギー技術の活用に積極的な姿勢を持っています。今回YOUON JAPANが提供した水素アシスト自転車は、水素と大気中の酸素を化学反応させて電力を生み出す燃料電池方式を採用しており、走行中に排出されるのは水のみです。1本の水素カートリッジで約50kmの走行が可能であり、充填に要する時間は約5時間です。水素の生成には太陽光発電を活用しており、再生可能エネルギーとの組み合わせによって、エネルギーの調達から走行までをクリーンなサイクルで完結させることができます。
導入に際して山上広信町長は、異常気象の深刻化や国際的なエネルギー情勢の不安定化を背景に、「これからの時代に新しいエネルギーのあり方を、住民の皆さんに知ってもらう機会にしたい」という主旨を語っています。行政が水素モビリティを採用した背景には、脱炭素という理念だけでなく、地域の暮らしに根ざした現実的なエネルギー課題への意識があります。時津町では今後、職員の公務における移動手段としての活用、子どもたちを対象とした環境教育プログラムへの組み込み、さらには災害時の非常用モビリティとしての可能性についても検討を進めていく方針です。
万博から地域へ--実証済みの技術が日常インフラになる
二酸化炭素を排出しない、環境に配慮した乗り物として、2025年の大阪・関西万博では、スタッフの移動に使われました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに世界180カ国以上が参加した万博という場で、本製品は単なる展示物ではなく、実際の業務移動手段として毎日稼働しました。この実績が、今回の時津町導入という地域への展開につながっています。万博での採用は「テクノロジーのショーケース」としての意義にとどまりません。広大な会場での日常的な運用データ、利用者からのフィードバック、そして「実際に乗り心地が良い」という体験の積み重ねが、自治体担当者や地域住民に対して水素モビリティの「使えるリアリティ」を伝える力を持っています。長崎・時津町での試乗会でも、その評価は同じでした--「軽くて心地よい」という言葉は、技術スペックではなく、実際の体験から生まれるものです。
YOUON JAPANが目指す水素ライフエコシステム
YOUON JAPANが水素アシスト自転車の普及にとどまらず構想しているのは、「移動・電力・食・住まい」のすべてを水素エネルギーで統合する「水素ライフエコシステム」です。たった1本の水素カートリッジが、自転車の走行だけでなく、ポータブル電源・水素コンロ・水素グリル、そして自立型居住ユニット「水素スペースカプセル」のエネルギー源としても機能する--このコンセプトは、外部インフラに依存しない自律した生活モデルを個人・地域・自治体に届けることを目指しています。水素生成・貯蔵システムによって水から水素を生成し、それをカートリッジに充填する。エネルギーを使い終えた後に残るのは再び水であり、そこから次の水素が生まれる。この「水→水素→エネルギー→水」の循環サイクルは、エネルギーを「消費するもの」から「循環させるもの」へと再定義します。自治体が求める防災インフラ、観光地や離島での環境対応、日常の脱炭素生活--こうした多様な現場のニーズに、一つのシステムで応えることができる設計です。
現在YOUON JAPANは110件の特許と多数の認証を取得しており、技術的な裏付けを持ちながら、実装の幅を着実に広げています。長崎・時津町への導入は、そのエコシステム構想を地域の現場で具体化していく重要な一歩として位置づけられています。

今後の展望
今回の時津町導入を先行モデルとして、全国の自治体・地域団体との連携を拡大していきます。防災備蓄・環境学習・地域エネルギー自立といった行政ニーズに応えるパッケージ提案を推進するとともに、2026年5月以降は国内の展示会・イベントへの出展も予定しており、水素エネルギーへの理解促進と市場展開を継続的に進めてまいります。会社概要
企業名:YOUON JAPAN株式会社代表者:代表取締役社長 孫 峰
所在地:東京都港区赤坂4-9-3 赤坂吉田ビル
設立:2024年4月
資本金:1億2千万円(資本準備金含む)
事業内容:水素エネルギーを活用した脱炭素モビリティ・グリーンアウトドア・応急災害時用電源製品の開発・製造・販売
URL:https://youon.co.jp/
お問い合わせ:info@youon.co.jp / 03-6384-5150
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