関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会の面々 関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会の面々

3月5日、生涯スポーツ最高峰の国際総合競技大会『ワールドマスターズゲームズ(WMG)』が日本で開催されることが発表された。これで、2019年『ラグビーワールドカップ2019日本大会』、2020年『東京オリンピック・パラリンピック』、2021年『関西ワールドマスターズゲームズ2021』と3年連続で世界規模の大会が日本を舞台に開かれることになる。

『WMG』は、4年に1度開催される、世界各国の30歳以上の成人・中高年の一般アスリートを対象とした、言わば生涯スポーツのオリンピック。「スポーツを愛する人ならば誰でも参加でき」(関西WMG2021組織委員会・井戸敏三会長)、原則予選なしで出場可能である。また、元プロや元五輪選手も出場可能なため、元アスリートと同じ舞台で戦うことが出来るという点も魅力だ。毎回オリンピックの翌年に開催され、1985年にトロントで第1回目を迎えた。これまでに延べ14万人が参加している。次回大会の第9回は、2017年にニュージーランド・オークランドで実施予定、アジア初開催となる記念すべき第10回目は、2021年5月に関西一円で広域開催される。

兵庫、大阪、滋賀、鳥取など8府県が会場となる『WMG』では、日本人3万人、外国人2万人の合計5万人の参加を目標としており、大会期間中には出場者の家族や仲間を含め10万人が来場すると見込まれている。『東京五輪』に続き、世界中から一般アスリートが来日する大規模祭典となるだろう。また、選手村を設けず、参加者は既存の宿泊施設・食事施設を利用するためスポーツツーリズムの側面も持っている。

実施競技は、アーチェリー、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、カヌー、自転車、ホッケー、サッカーおよびフットサル、トライアスロンなどの必須種目に加え、候補段階ではあるが野球、バレーボールなどバラエティに富んだ約30競技で構成される。

大会組織委員会には、名誉顧問に王貞治、副会長に元バレーボール全日本女子チーム監督・柳本昌一、スペシャルアドバイザーにテコンドー銅メダリスト・岡本依子、シンクロナイズドスイミング銀メダリスト・巽樹理ら各界で名を挙げた面々がズラリ。大会を通じ、生涯スポーツの定着とともに、日本・関西のコンテンツの世界への発信、おもてなし文化の発揮を狙う。

日本初開催となる6年後に『関西ワールドマスターズゲームズ2021』を見据え、今から体を鍛えてみてはいかが。