~DX加算届出は4割、デジタル化による業務効率化とベースアップの賃上げが課題~

株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:高畑正樹、東証プライム、以下「当社」)が運営する看護師向け人材紹介「ナース専科 転職」(URL:https://www.nursejinzaibank.com/)と、看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科」(URL:https://media.nurse-senka.jp/)は、このたび、全国の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設をはじめとした看護師の職場である事業者に所属する577名の人事担当者を対象に、看護師の採用と定着をテーマとした「看護師の働き方に関する意識調査」を実施しました。事業者を対象とした調査は今回が2回目となります。



【調査結果サマリ】
・6割超の事業者は、基本給・手当などの賃上げを実施予定と回答。基本給を含む賃上げは3割超
・賃上げ率は1.0%~1.5%が最多
・看護師の過不足状況について77.3%の事業者が不足感を感じている。昨年からほぼ横ばい
・看護師の働き方改革の実現や定着促進にむけての取り組みは、約5割が未だ取り組めていない
・月の平均残業時間は1時間以上~5時間未満が最多、次点は5時間以上~10時間未満
・看護師の働き方改革や定着促進について最も効果のあった取り組みは「残業時間の削減」
・看護助手・介護助手については約5割が配置できていると回答
・6割以上が60代以上の看護師を活用
・過去1年に見聞きしたハラスメントの最多は「ペイシェントハラスメント」
・DX推進体制整備加算は38.5%が届け出を行っていると回答
・今後、看護職の業務負担・事務作業負担軽減に向けて導入したいDXツールは「委員会や打ち合わせの議事録要約」が最多

≪看護師の働き方改革の実現や定着促進に向けて最も効果があった取り組みについてのコメント≫
・DXの推進により、業務プロセスの見直しと標準化が進み、ミスの削減や業務効率の向上が顕著に現れました。その結果、残業時間が大幅に減少し、職員が患者さんに向き合う時間をより多く確保できるようになりました。
・現在エリアバディシステムを各病棟で行っており、新人だけでなく既卒看護師も含め一人にしない工夫をしております。各病棟をエリアごとに分け、チーム編成をすることで、病棟から離れなければならない時や、多重業務になった時に相談や手助けをしてくれるチームを作りながら業務をしています。そのことによって、記録以外のところはみんなでフォローができ、結果残業時間が短くなりました。
・看護業務の事務的作業を医事課にタスクシェア・シフトしたことや、看護サマリのAI導入等の実施を行い、若干ではあるが残業時間の軽減につながった。

【調査結果詳細】
1、63.3%の事業者は、基本給・手当などの賃上げを実施予定と回答
基本給を含む賃上げは33.3%が実施予定



2、賃上げ率は「1.0%~1.5%(15.4%)」が最多
次点は「~1.0%未満(10.6%)」となった。



3、看護師の過不足状況について77.3%の事業者が不足感を感じている。昨年(78.4%)からほぼ横ばい。



4、看護師の働き方改革の実現や定着促進にむけての取り組みは、約5割が未だ取り組めていない
そのうち、14.4%の事業者が「取り組みを予定している」と回答。働き方改革の実現や定着の促進がされているという回答は5.5%となった



5、月の平均残業時間は1時間以上~5時間未満が最多、次点は5時間以上~10時間未満



6、看護師の働き方改革や定着促進について最も効果のあった取り組みは「残業時間の削減」
本結果に加え、付随する自由回答では「ICT活用による業務効率化」や「周辺業務のタスクシフト」により、業務負荷軽減や残業時間削減について取り組んでいる具体例が多数寄せられた



7、看護助手・介護助手については約5割が配置できていると回答
看護師の負担軽減を目的として、従来看護師が担っていた周辺業務を看護助手や介護助手へ移行する「タスクシフト」を推進する様子がうかがえる。



8、6割以上が60代以上の看護師を活用



9、過去1年に見聞きしたハラスメントは「ペイシェントハラスメント(39.9%)」が最多
当社が2026年5月に発表した看護師個人への調査結果と同様に、ペイシェントハラスメントが職場の大きな課題となっていることが再確認された。



10、DX推進体制整備加算は38.5%が届け出を行っていると回答



11、今後、看護職の業務負担・事務作業負担軽減に向けて導入したいDXツールは「委員会や打ち合わせの議事録要約」が最多



■総括
本調査は、看護現場の課題や変化を定期的に可視化するとともに、看護師の採用や定着に取り組む事業者の皆さまへ、今後の施策を検討する際の一助となる情報を提供することを目的として実施しています。

今回の調査結果では、2026年6月の診療報酬改定を前に、6割超の事業者が賃上げを検討していることがわかりました。一方で、基本給の引き上げを予定する事業者は約3割、賃上げ率も1.0~1.5%に留まりました。また、事業者の約5割が働き方改革や定着促進に取り組めていないとする一方で、DX推進による業務効率化や、看護助手・介護助手へのタスクシフトに取り組む様子が自由回答からも多く見受けられました。

当社は今後も、本調査を通じて医療機関や介護施設の皆さまに寄り添い、看護師が働き続けられる環境づくりに寄与してまいります。

【調査概要】
「医療機関・介護施設に聞いた看護師の働き方に関する意識調査2026」
・実施期間:2026年3月2日(月)~2026年3月31日(火)
・調査対象:全国の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設等における、看護師の勤務先の管理者、人事担当など
・回答総数:577名
・調査方法:Webを使用したアンケート
(調査の詳細に関しては別途資料がありますので、お問い合わせください)

■昨年の調査結果
【医療機関・介護施設に聞いた看護師の働き方に関する調査2025】
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20250625_nurse-research/

■看護師への調査
【約1万人に聞いた看護師の働き方に関する意識調査2026】
看護師の56%が看護職以外の転職を検討、現職への満足度はほぼ横ばい
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20260512_nurse-research/

【「ナース専科 転職」について】
2005年に「ナース人材バンク」としてサービスを開始し、業界を深く理解した専門性の高い看護師専任のキャリアパートナーが最適なマッチングを提供。オリコン顧客満足度(R)調査 看護師転職において2023年より4年連続で総合1位を獲得。すべての看護師が「看護師になってよかった」と思える環境を創ることで、質の高い医療・介護サービスの継続提供に貢献していきます。
URL:https://www.nursejinzaibank.com/

【「ナース専科」について】
悩み相談ができる掲示板や最新の看護・医療ニュース、看護師国家試験対策などのスキル・キャリアアップ情報を提供。看護師・看護学生のキャリア形成をサポートしています。
URL:https://media.nurse-senka.jp/

【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にした40以上のサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 高畑正樹
会社設立:2003年4月
資本金:25億5,172万円(2026年3月31日現在)
従業員数:連結4,660名、単体3,214名(2026年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/
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