株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「大学受験対策」について調査しましたので概要をお知らせいたします。

大学受験の準備は、いつから本格的に始める家庭が多いのでしょうか。塾選ジャーナルでは、2026年度の大学受験を経験した子どもの保護者100人を対象に、大学受験対策の開始時期や志望校決定のタイミング、情報収集の方法、通塾状況について徹底調査。
2026年度の大学受験を振り返りながら、受験準備の早期化や塾選びの変化、満足のいく大学受験をするために保護者が意識したい関わり方をレポートします。

詳細はこちらをご覧ください。
大学受験対策は「高2までに開始」が8割-早期化が進む
高2までに受験対策を始めた家庭は82%で前年より増加
子どもが大学受験対策の勉強を始めた時期を聞いたところ、2026年調査では「高校2年生」までに開始が82%でした。



前年との比較を見ると、大学受験対策の早期化がよりはっきりと表れています。
2025年調査では、受験対策を「高校3年生」から始めた家庭は35%でした。しかし、2026年調査では18%に減少しています。
一方で、「高校2年生」までに始めた家庭は、2025年が65%、2026年が82%と増加。この変化からは、大学受験を高3の短期決戦として捉えるのではなく、高2までのあいだに少しずつ準備を進める家庭が増えていることがうかがえます。
高2の2~3学期の開始がボリュームゾーン
受験勉強開始時期の内訳を見ると、高校2年生の「2学期」が20%、「3学期」が21%となっています。



一方で、「高校1年生」は18%、「高校入学前」は5%にとどまりました。対策が早期化しているとはいえ、極端に早く始めるということではありません。高校生活に慣れ、進路の方向性が少しずつ見えてくる高2の段階で、大学受験を本格的に意識し始める家庭が多かったことが考えられます。
大学受験では、受験科目や入試方式によって必要な対策が大きく変わります。特に、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜も視野に入れる場合、評定や活動実績、志望理由書、小論文、面接なども早めに意識しておく必要があります。
その意味でも、高2から受験対策を始める家庭が増えていることは、大学受験の準備がより計画的になっていることを示しているといえるでしょう。
志望校決定も前倒し-情報収集はオープンキャンパス重視の傾向が強まる
高2までに受験大学を決めた家庭は59%



受験する大学を決めた時期を聞いたところ、2026年調査では「高校3年生」が41%、「高校2年生」が41%、「高校1年生」が18%でした。
高1と高2を合わせると59%です。前年調査では、高1と高2を合わせた割合は40%だったため、受験大学を決める時期も前倒しになっていることが分かります。
大学受験では、志望校を決めることがそのまま受験科目や学習計画の決定につながります。高2までにある程度の方向性を固めておくことで、必要な科目に時間をかけやすくなり、不要な対策に時間や費用をかけすぎるリスクも抑えやすくなるでしょう。
志望校選びの情報収集で参考になったのは「オープンキャンパス・学校説明会」



志望校を決める際の情報収集で、もっとも参考になった情報源を聞いたところ、「学校説明会・オープンキャンパス」が50%で最多でした。前年調査では33%だったため、17ポイント上昇しています。
一方で、「学校のホームページやSNS」は2025年の27%から2026年は14%へ、「受験情報のWebサイト」は15%から4%へ減少。大学の公式サイトや受験情報サイトで情報を集めるだけでなく、実際にキャンパスへ足を運び、大学の雰囲気や学生の様子、学びの環境を確かめる家庭が増えているといえます。
志望校決定の時期が前倒しになっていることを踏まえると、オープンキャンパスや学校説明会への参加も、高3になってからではなく、高1・高2のうちに検討しておきたいところです。
また、オープンキャンパスは子どもだけで参加するとは限りません。塾選ジャーナルが2025年に実施した調査では、保護者が同行した割合は56%という結果でした。大学選びでは、子どもの意見を大切にしつつ、保護者も費用や通学、学習環境などを確認することで、進路選択をより具体的に考えやすくなります。
オープンキャンパスに保護者が同行するメリットや、子どもとの適切な関わり方については、以下記事でも詳しく紹介しています。
オープンキャンパスに親と行く割合は56%!調査から見えた保護者の理想的な関わり方
大学受験対策の塾は行くべきか?通塾率は前年より増加
大学受験勉強のために塾へ通うべきか、家庭学習だけで進めてもよいのか、迷うご家庭もあるでしょう。今回の調査では、大学受験対策の開始時期が早まるとともに、塾を活用する家庭も前年より増加していました。
大学受験対策で塾に通っていた家庭は67%-前年から19ポイント上昇
子どもがどのような方法で大学受験対策の勉強をしていたかを聞いたところ、「塾に通っていた」が67%で最多でした。



前年調査では「塾に通っていた」が48%でしたが、2026年調査では67%となり、19ポイントの上昇が見られました。
この結果からは、家庭学習や通信教育で対策するよりも、塾を活用して受験対策を進める家庭が増えていたことが分かります。
その背景として考えられるのが、大学受験で求められる対策の幅広さ。志望校ごとの出題傾向、共通テスト対策、個別試験対策、推薦・総合型選抜への対応など、家庭だけでは把握しきれない情報や準備も少なくありません。
また、塾には単なる学習指導だけでなく、受験情報の整理や学習計画の管理、志望校対策の伴走といった役割も期待されていることが考えられます。
塾通いの開始時期も高2中心に
塾に通っていた家庭に、大学受験対策の塾に通い始めた時期を聞いたところ、2026年調査では「高校2年生」が57%で最多となりました。

n=67

前年調査では、「高校1年生」が52%、「高校2年生」が28%でした。ところが、2026年調査では「高校1年生」が33%に減り、「高校2年生」が57%へ増えています。
つまり、大学受験対策の塾通いについては、高1から早く始めるというより、高2で本格化する流れが主流だったといえます。
ただし、総合型選抜や学校推薦型選抜を考える場合は、高1からの成績や活動実績が関係することもあります。一般選抜中心なのか、推薦・総合型選抜も視野に入れるのかによって、動き出す時期は変わってきます。
大切なのは、塾に通う時期そのものではなく、子どもの進路希望や受験方式に合わせて、必要な準備を逆算することだといえるでしょう。
個別指導塾・地域密着塾のニーズが拡大傾向



大学受験対策で通っていた塾の種類を見ると、2026年調査では「大手受験塾」が45%で最多でした。
ただし、前年と比較すると変化も見られます。前年調査では「大手受験塾」が60%、「中堅塾」が32%だったのに対し、2026年調査では「大手受験塾」が45%、「中堅塾」が19%に減少しました。
一方で、「個別指導塾」と「地域密着型(個人経営など)の塾」は、それぞれ2025年の4%から2026年は18%へと増加しています。
背景には、志望校や受験方式の多様化により、画一的な集団授業だけでなく、子どもの学力や志望校に合わせた個別対応を求める家庭が増えていることも考えられます。特に、苦手科目の補強や学習計画の管理、推薦・総合型選抜を見据えたサポートなど、家庭ごとに必要な対策は異なります。
- 塾に通わせておいて正解だったと思います。学校や自宅での学習のみでは苦手科目を完璧に克服することは難しいと感じていたのですが塾に通わせた結果、苦手科目を克服できて子供は自信を持って受験に挑めたので塾に通わせておいて本当に正解だったと思います。(やすよしさん / 東京都 / 現大学1年生男子 / 保護者 / 個別指導塾へ通塾)

大学受験対策の塾選びは「知名度」だけでなく、子どもに合ったサポートを受けられるかが重視されるようになっているといえそうです。
大学受験の満足度を左右したのは「子どもの意思尊重」と「早めの情報収集」
2026年度の大学受験を振り返ると、保護者の納得感を左右していたのは、合否結果だけではありません。子どもの意思を尊重し、親子で話し合いながら進路を選べたかどうかも、大きなポイントとなっているようです。
大学受験で「後悔していない」家庭が87%
今回の調査では、大学受験について「後悔していることはまったくない」が44%、「後悔していることはあまりない」が43%でした。合わせると、87%の家庭が大きな後悔は少ないと回答しています。



後悔を減らす鍵は「子どもの意思尊重と話し合い」

※n=87 後悔していることがない・少ないと回答した保護者/複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。

「後悔がない」、または「後悔が少ない」と回答した家庭にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「子どもの意思を尊重できた」で79%。次いで、「親子でよく話し合えた」が39%でした。
保護者の声からは、大学受験で納得感を得るためには、単に早く勉強を始めるだけでなく、子どもの意思を尊重しながら話し合いを重ね、親子で情報を整理することが大切だと分かります。
- 後悔が少ないと感じているのは、最終的な志望校の決定を子どもの意思に任せることができたからです。親として意見を伝える場面はありましたが、押しつけるのではなく一緒に情報を整理しながら話し合えたことで、本人が納得して受験に向き合えました。また、共通テスト対策を早めに始めたことで直前期に焦らずに済み、精神的にも安定して受験を迎えられたことが大きかったと思います。(ミナミノさん / 神奈川県 / 現大学1年生女子 / 保護者)
- 子供が主体性を持って受験に臨んでくれたので良かったと思っています。第4志望でしたが本人はやり切って満足しているのでそれも後悔がない理由です。(たらこパスタさん / 愛知県 / 現大学1年生男子 / 保護者)

「早めの情報収集・学校見学」が親子の話し合いを支える
子どもの意思を尊重しながら受験校を決めるためには、親子で話し合う材料を早めに集めておくことも大切。後悔が少ない理由として、「早めに情報収集・学校見学をした」と回答した家庭は36.8%でした。これは、先ほどの「オープンキャンパス・学校説明会が最も参考になった」という結果ともつながります。
- 高校2年生の頃から少しずつ情報を集めてオープンキャンパスにも足を運び、時間的な余裕を持って志望校を考えられたことが大きかったです。親の希望を押しつけるのではなく、最終的な判断は子どもに任せるように意識しました。そのうえで、進路や勉強の進み具合について親子でこまめに話すようにしていたので、「もっとこうしておけばよかった」という強い後悔はあまり残っていません。(かなとさん / 福岡県 / 現大学1年生男子 / 保護者)
- 早い段階で複数の大学を実際に見て回り、本人が「ここに行きたい」と思える環境を自ら見つけ出せたことが、最後まで学習意欲を維持できた最大の要因だと思います。親はあくまでも情報提供とスケジュール管理に徹し、最終的な選択は全て本人の意思に任せたことで、結果に対しても家族全員が納得感を持つことができました。(はまさん / 神奈川県 / 現大学1年生女子 / 保護者)

大学受験では、志望校を決めるまでに確認すべきことが多くあります。
高1・高2のうちから少しずつ大学を調べたり、オープンキャンパスに参加したりしておけば、子どもも「何を学びたいのか」「どの環境なら前向きに通えそうか」を考える時間を取りやすくなります。保護者にとっても、学費や通学、受験スケジュールなどを確認しながら、現実的なサポートを考えやすくなるでしょう。
実際に、後悔している家庭の回答では、「もう少し早い時期から受験を意識して計画的に準備を進めていれば、志望校の選択肢も広がったのではないか」「高2の段階で志望校をある程度絞り込み、それに合わせた勉強方針を決めておけばよかった」といった声が複数見られました。
早めに動くことは、単に勉強時間を増やすためだけではありません。子どもが納得して志望校を選び、親子で前向きに受験へ向き合うための準備でもあります。納得のいく大学受験にするためには、子どもの意思を尊重すること、そのために話し合うこと、そして話し合うための情報を早めに集めておくことが重要だといえるでしょう。
まとめ:準備の早期化が目立った2026年大学受験
2026年大学受験では、受験対策・通塾・志望校決定・情報収集のいずれにおいても、早めに動く家庭が目立ちました
受験対策を高2までに始めた家庭は82%で、前年から増加。一方、高3開始は35%から18%へ減少し、大学受験を高2の段階で本格化させる家庭が多かったことが分かります。
通塾率も67%となり、前年の48%から19ポイント上昇。塾通いの開始時期も高2が最多で、個別指導塾や地域密着型の塾を選ぶ家庭も増えていたことが分かりました。子どもの学力や志望校、受験方式に合わせたサポートを求める動きが読み取れます。
志望校決定や情報収集も前倒し傾向にあり、高2までに志望校を決めた家庭は59%、もっとも参考になった情報源は「学校説明会・オープンキャンパス」が50%で最多でした。
ただし、早く動くことだけが大切なのではありません。大学受験に後悔が少ない家庭では、「子どもの意思を尊重できた」「親子でよく話し合えた」という回答が多く見られました。早めの情報収集は、親子で納得して進路を選ぶための材料といえます。
高2の段階から方向性を考え、子どもの意思を尊重しながら準備を進めることが、納得感のある大学受験につながるでしょう。

詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:2026年に大学入試を終えた子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年4月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「大学受験の後悔」に関する実態調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『大学受験の後悔』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/54809/)へのリンク設置をお願いします。

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