旭区の急坂たち

さて、続いては旭区に移動。刻一刻と夜が近づいてきていることに焦りを感じながら、しかし安全運転で渋滞を抜け、ちょっとだけ道に迷ったりしながら進んでいくと、高台の住宅地へ入り込んだ。

その高台は北斎なら筆をとりそうな富士山の絶景スポットであった。

 

そして目印の南希望ヶ丘町内会館から新幹線が走る南南東方向に下っていくと、路面に、急坂であることを知らせる恒例のドットが現れた。

旭区南希望ヶ丘11「南希望ヶ丘自治会館へと上る坂」…10°(17.6%)

坂下から見上げるとなかなかの迫力ながら、記録は標準的な10°だった。

そしてその1本南に平行して通る坂も同じく10°だった。

さて、続いて向かうのは「旭区今宿南町1718辺り」の「清来寺(せいらいじ)を頂点とした高台地」というやや広範囲の投稿があった場所である。

現場に近づくと、帷子川をはさんで丘陵地が広がり、至るところから急坂の気配が漂ってくるが、地図上にピンが落とされた「旭区今宿南町1718」と清来寺との間にはそこそこ距離があり、漂いまくる急坂の気配によってかえって場所が特定できない。

ここか、と思って橋を渡り入ってみると、道は清来寺に向かわず、今宿南小学校横の坂に出た。たしかにそこにも長い勾配が続く坂があったが、急坂と呼べるほどではなかった。

しばらく地図で急坂らしき場所を探して周囲を歩いてみたが、車が通れる道ではないなど、なかなか急坂を突き止めることができない。

そこで車に戻り、改めてカーナビと地図でルートを探したが、なかなかスリリングな細い道が入り組んでいる。とはいえここは頂上に行ってみなければ急坂への道は開かれない、と森のなかを縫う際どい細道へとアクセルを踏み込んだ。

やがて森を抜けると住宅街に出たが、今来た道もなかなかの勾配だったので、ひとまず計測。

 

旭区今宿南町「清来寺裏へと抜ける坂」…12°(21.2%)

この木の横をすり抜けるときの緊張感はなかなかだった

さて、測り終わって坂を上ってくると、左に向かって下るなかなかの勾配を発見。お、これはきっとと降りていくと、果たしてその先には予想を軽く上まわる急坂が待ち受けていた。そして、周囲にここを上回る坂が見つからなかったので、ここを投稿にあった坂とした。

旭区今宿南町「清来寺裏から下る坂」…15°(26.8%)

斜め左に向かって誘うように降りていく急坂ドット。少し降りて振り返ると、早くもなかなかの迫力だ。

 

結果、この日最高の15°を叩き出した。