デル・テクノロジーズが「XPS 13」の記者会見を開催

デル・テクノロジーズが6月に発表した「XPS 13(DX13260)」は、厚さ12.7mmで重さ約1.0kgとXPSシリーズ史上で最薄・最軽量のモバイルノートPCだ。同製品の本質は単なるハードウェアの進化ではない。デルがPCの価値そのものを再定義しようとしており、その象徴が今回の製品といえる。

AI時代のPCは「持ち歩ける高性能」が主戦場になる

今回のXPS 13は、AI処理を担うNPUを搭載した最新CPUを採用し、Copilot+ PC対応モデルも投入予定となっている。さらに、最大約17時間のバッテリー駆動を実現。これらが意味するのは、市場がこれまでの「高性能=据え置き」「AI=クラウド」という構図から、「高性能×AI=どこでも使える個人環境」へと移行しつつあるということだ。デルはこの変化を読み取り、「持ち運べるハイエンド」というカテゴリーで市場シェアの拡大を図る。

また、薄くて軽いモバイルノートPCは日本市場のニーズと合致する。日本では、ハイブリッドワークの定着、副業・個人事業の増加、モバイルワークの一般化などが進んでおり、「軽くて高性能で仕事にも使えるPC」が求められている。そのニーズに応えたわけだ。

今回、学割施策やキャンペーンも展開しており、若手社会人や学生、クリエーターを購入層として意識している。さらに、俳優である福士蒼汰さんがブランドアンバサダーに就任した点でも、学生や若年層を含む幅広い層をターゲットに据える姿勢がうかがえる。

7月9日からは、東京・表参道でXPS 13に触れることができるポップアップイベントを開催する。

デルは、AI時代に適応したモバイル高性能PCを提示し、体験と共感を重視したブランド構築を進めている。国内PC市場の価値基準を塗り替えるかに注目が集まる。