~学習時間の効率化と高レベルな学びを実現し、学習習慣の定着や指導環境の向上を目指す~
学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)と学校法人嶋田学園飯塚高等学校(福岡県飯塚市、以下、飯塚高校)は、株式会社ドワンゴが開発・運営するN高グループ生のためのオリジナル学習システム『ZEN Study』のデジタル教材と、ZEN Study講師によるオンライン授業を組み合わせた教育連携トライアルを2024年5月より実施しています。
本トライアルは、飯塚高校のDXハイスクールの取り組みとして、通信制高校として培ってきたオンライン教育のノウハウと学習コンテンツを全日制高校に展開するものです。2年間の実施を通じ、学習時間の効率化と高レベルな学びの実現、生徒の学習習慣の定着、教員との学習指導方法の構築という成果が見え始めています。

■背景
地方の全日制高校においては、大学受験を見据えた発展的な学習コンテンツへのアクセスが、都市部と比べて限られやすく、学習機会の格差が課題となっています。こうした状況のなか、飯塚高校からN高グループに対し、文部科学省が進めるデジタル教育・遠隔授業の導入に向けた相談がありました。N高グループは通信制高校として培ってきたオンライン教育のメソッドと、株式会社ドワンゴが開発・運営する『ZEN Study』を活かすことで、地方教育の課題解決と公教育のアップデートに貢献できるとして、本トライアルへの参画と『ZEN Study』活用ノウハウの提供を決定しました。
■取り組みの概要
本取り組みは、数学指導において、飯塚高等学校で実施されている教室での対面授業に同システムを導入したもので、授業では、数学講師の小倉悠司先生がZoomなどを用いて、双方向型の遠隔指導を実施しています。N高グループは、同システムを活用した生徒の進捗管理や独自の学習指導、成績分析に基づく指導プランの提案を行ったほか、効果的な活用方法や生徒へのアドバイスの留意点など、実践的な運用の知見を飯塚高等学校へ提供しました。
これにより、生徒のニーズに合わせた指導をはじめ、将来的には教員不在時の自習対応に代わる活用のほか、特別支援対象生徒が遠隔から参加できるハイブリッド授業など、多様な状況や生徒の事情に対応可能な授業スタイルの構築を目指しています。
■段階的な導入規模の拡大と全学年への展開
【実施期間】2024年5月~(継続中)
【対象】
飯塚高校 特進コースの生徒
2024年度:2・3年生 計19名(2年生8名、3年生11名)
2025年度:1~3年生 計47名(1年生22名、2年生17名、3年生8名)
【実施内容】
ZEN Study講師(小倉悠司先生)によるZoomリアルタイム授業(月2回程度)
チャットを活用した双方向授業・答案添削 ・ZEN Studyデジタル教材の課題提供(中学復習~数学I・A・II・B・III・C、入試レベルまで)
小テストの実施と学習状況への個別フィードバック ・大学受験向け進路ガイダンス
【実施回数(2024年度)】
2年生:14回(5月~2月)
3年生:8回(9月~2月)
夏期講習:3回
【実施回数(2025年度)】
1・2年生:18回(4月~3月)
3年生:14回(4月~2月)
■取り組みを通じて見えてきた成果
【受験や科目に精通した講師による授業で指導環境の向上】大学受験を見据えた発展的な数学授業を『ZEN Study』の講師が担うことで、生徒に質の高い学習環境を提供しています。さらに、『ZEN Study』ならではのデータを活用した成績分析や、それに基づく学習指導環境の向上にもつながっています。
【効率的な学習と自ら学ぶ習慣の定着】
生徒それぞれの学力や課題に応じたデジタル教材を提供することで、自分がつまずいている部分から学習をはじめられたり、自分に足りないものを学習したり、逆にもっと学びたいものを学習したりと、限られた時間で効率的に学習できる環境を構築しました。また、小テストの実施や、ノートの活用の仕方、問題への向き合い方など、学習姿勢に関する具体的なアドバイスを継続的に行うことで、生徒自身が日々の成長を実感できる仕組みとなっています。
その結果、単なる解法の暗記にとどまらず、「なぜそうなるのか」を自分で考える思考力や、苦手な課題にも継続して取り組む姿勢など、「自ら考え学ぶ習慣」の定着が着実に進んでいます。地方にいながら全国トップレベルの講師のオンライン授業を受講できる環境は、地域間における教育格差解消の第一歩であると捉えています。
N高グループ生が活用する学習システムを全日制高校へ展開する本取り組みは、場所を問わず誰もが質の高い学びを得られる環境づくりを示す事例となっています。
■今後の取り組み
2026年度においても、定着しつつある生徒の学習習慣を軸としながら、新しい授業スタイルの構築と大学受験に向けた学力向上を目指します。N高グループと飯塚高等学校は、オンラインとリアルを組み合わせたアプローチで、共に教育環境のアップデートを推進してまいります。
◆『ZEN Study』概要◆
学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校・S高等学校・R高等学校の生徒向けに開発された、最先端のオリジナル学習システムです。高校卒業資格の取得に必要な必修授業や課外授業の学習に利用します。
実力派講師陣による質の高い映像授業やデジタル教材をはじめ、オンラインでの双方向授業や学習進捗管理機能などを備えています。映像と授業テキストが同一画面に表示されるなど、パソコン・スマートフォン・タブレットでの学習に最適化されており、生徒一人ひとりのライフスタイルや理解度に合わせた効率的かつ高度なハイブリッド学習をサポートしています。
ZEN Study:https://www.nnn.ed.nico/
◆学校法人嶋田学園 飯塚高等学校について◆
<飯塚高等学校(所在地:福岡県飯塚市立岩1224)>
飯塚高校は、「探究プロジェクト(特進コース)」「ネクストプロジェクト(総合学科)」「自動車専攻科」を擁する全日制高等学校です。GLI教育(Global・Local・Individual)を教育指針に掲げ、地域に根ざしながら国際性と個の力を育む教育に取り組んでいます。
Webサイト:https://iizuka.ed.jp/
◆学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校・R高等学校について◆
<N高等学校(本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一)/S高等学校(本校:茨城県つくば市、校長:吉井直子)/R高等学校(本校:群馬県桐生市、校長:奥平博一)>
N高グループはインターネットと通信制高校の制度を活用した “ネットの高校”で、2016年の「N高等学校」開校後、2021年に2校目となる「S高等学校」を開校し、2025年に3校目となる「R高等学校」を開校しました。現在の生徒数は36,371名(2026年3月末時点)。VRやAIを活用した最先端のオンライン学習環境を提供しているほか、高校卒業資格のための必修授業だけでなく、大学受験やプログラミング、イラスト、小説、ゲーム、ファッション、料理、美容など多彩な課外授業を生徒は好きな時間にオンラインで受けることができます。また、日本全国で実施している宿泊型の職業体験や、企業や自治体と連携した課題解決型学習プログラムなど、社会で役立つスキルや経験を身につけられる学習機会を提供しています。
Webサイト:https://nnn.ed.jp/ YouTube:https://www.youtube.com/@n_highschool
X:https://twitter.com/nhigh_info Facebook:https://www.facebook.com/nhighschool
TikTok:https://www.tiktok.com/@nshighschool
◆学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部について◆
N中等部は、教育機会確保法の趣旨を鑑みた、新しいコンセプトのスクール、「プログレッシブスクール」です。現在、1,686名(2026年3月末時点)の生徒が全国で学んでいます。N中等部では、総合力を身につけるために、教養・思考力・実践力の3つを学びます。21世紀型スキル学習、プログラミング、基礎学習(国・数・英)など多彩な学習コンテンツがあり、一人ひとりが自分のペースで学び、目標を見つけ、主体的に行動することで進路やキャリアづくりといった夢への第一歩が広がります。
※N中等部は学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。ご自身の中学校に在籍したままN中等部で学んでいただきます。
Webサイト:https://n-jr.jp/ X:https://twitter.com/njrjp1
Facebook:https://www.facebook.com/nnn.jr.f
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