とにかく、肉を焼きたい!高火力で肉を焼いて、熱々のままかぶりつきたい! そんな原始的な欲望のようなものが、スキレットデビューのきっかけでした。
和平フレイズの「ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット」と出会ったのは、2020年のこと。当時はコロナ禍の真っ只中で、何かと制限の多い時期でしたよね。
あの頃はいろいろ大変だったなぁ……。僕は当時大学院生だったのですが、授業はもちろんオンラインだし、友達にもなかなか会えなかったし、演奏会も立て続けにキャンセル。
「コロナいつ終わんの?いい加減にしてくれ〜〜〜!」と、日々、目に見えないウイルスに対して怒りを感じていました。
思えば、そんなストレスを全部吹っ飛ばしたかったのかもしれません。
鉄製スキレットで肉を焼く幸福感と高火力調理の楽しさ

和平フレイズ 「ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付)」2,194円(税込)
2020年当時、ニトリのスキレットこと「ニトスキ」が流行っていた気がします。スキレットという鉄フライパンの名前も、当時初めて知ったような。
それまでスキレットといえば「アヒージョを頼むと出てくるかっこいいやつ」ってくらいにしか思っていなかったのですが、調べているうちに「高火力調理に向いている」「丁寧に手入れをすれば半永久的に使える」といった魅力があることも知りました。
高火力調理に向いている? ならば肉を焼くしかない!
思いつき。衝動買い。Amazonで真っ先に目についた約2,000円のスキレットをワンクリック注文。このワンクリックがスキレット沼への入り口だったとは知らずに……。

ジュ〜ッと肉が焼ける音、炭と油の香ばしい香り、弾ける油によって立ち昇る火柱。初めてスキレットで肉を焼いたとき、「こんなにも五感が刺激されるものか!」と感動しました。
一般的なテフロンフライパンだと、火力が強すぎてコーティングがボロボロになってしまいますが、スキレットならどれだけ強火でも大丈夫。安心してアウトドア調理をお任せできます。
え? 絶対焦げるだろって?

はい、ちゃんと焦げてます。
でも、これでいいし、これがいい。おいしく焼こう、なんて1ミリも考えていません。「高火力で肉を焼く」という行為そのものに意味があるんです。
焦げ付き&火が通り過ぎな仕上がりになっても、それでいい。焦げ付きのちょっとした苦味はもはやスパイスだし、自然の空気がさわやかな風味を添えてくれる。
まだスキレットで肉を焼いたことがない人には、一度でいいから試してほしいと思うくらい、最高です。日々の嫌なこと、この瞬間だけは全て忘れられるし、片づける頃には「明日も少しだけ頑張ろう」と、なぜだか前向きな気持ちになれるはず。
※高火力で肉を焼くのは最高ですが、火の扱いには十分注意して調理しましょう。どうか安全に。
重い・焦げる・錆びる!スキレットの手入れとデメリット

かれこれ6年ほど愛用しているスキレット。楽しい道具ですが、不便な点もいくつかあります。
まず、重い。僕が使っているものは2種類のスキレット(深型・浅型)がセットになっているもので、深型のスキレットは約1kgほど。15cmとコンパクトなのに、見た目以上の重量感があります。洗うときがちょっとだけ大変。
それに油断するとすぐ焦げつくし、洗ったあとに水分が残っていると錆びることもある。それを防ぐため、毎回火にかけて乾かして、油を薄くなじませる必要がある。でも、油を塗るからこそ、素手で触るとベタつき感が気になる……など。
こうして文字にしてみると、いろいろありますね。一般的なフライパンなら、洗って乾かして終わりだけど、スキレットはいちいち手間がかかります。

でも、手間をかければかけるほど、愛着が湧いてくるんです。
何度も使って、洗って、乾かして、油を塗って……と繰り返しているうちに、少しずつ黒く、つやっと仕上がっていく。このヌルッとした黒光り感、我ながら惚れ惚れしちゃいます。
まさしく「道具を育てる」とはこのことかもしれません。
「イベント」が生まれる、肉焼きと燻製


ポテチを作ったり、なんかいい感じの朝ごはんを作ったり。この6年の間、高火力で肉を焼く以外にも、スキレットならではの料理を作る機会はずいぶん増えました。
スキレットがあると、いつもの食卓がちょっとしたイベントになるんですよね。相変わらず、ちょっと気分転換をしたいときは強火で肉を焼いています。
あ、そうそう。最初はあれだけ肉を焦がしていましたが、結構上手になりましたよ!


そんなふうにスキレットを育て、肉焼きも上達してきた僕が最近ハマっているのは「スキレット燻製」。
和平フレイズのスキレットセットなら燻製網も付いてくるので、アルミホイルとスモークチップさえ用意すればすぐに始められるんです。

しかも、片づけるときは敷いたアルミホイルとチップを丸めてポイッと捨てるだけ。ゴシゴシ焦げ付きを落とす必要もなし(使ったあとにサッと油をなじませるだけで終わり!)。
こんなに手軽なのに、市販の一般的なソーセージが高級品のような風味になり、じゃがりこがフライドポテト並みのウマさに大化けする。先日、ROOMIE編集部員に振る舞ってみたところ、めちゃくちゃよろこんでもらえました。うれしい。
編集部員がガチで「これ買わせてください、ポチります!」と盛り上がっているリアルな様子は、ぜひこちらの動画をご覧ください。今すぐビールを開けたくなるはず!
スキレットと出会えてよかった

もっと便利なフライパンはいくらでもあるけど、この不器用な使い心地がやっぱりいい。重いし、焦げるし、ベタつくし。そのうえ手入れにも気を遣うし。たぶん、合わない人には合わないです。
でも、手をかければかけるほど、どんどん愛着が湧いてくる。一度ハマったら病みつきになる楽しさであることも、間違いありません。少なくとも、僕の暮らしはスキレットのおかげで、少しだけ豊かになりました。スキレットと出会えてよかった!と心から思います。
何か嫌なことがあった日は、豪快に肉を焼くか、それとも手軽に燻製を仕込んでビールを開けるか。あなたなら、どっちから始めます? スキレットはイイゾ〜。
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