コンセプトは「PUBLIC MUSEUM」。西野達による《家具のシャンデリア》をはじめ、三瓶玲奈、米山由夏の作品が日常を彩る非日常空間を演出。
株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、2026年6月11日(木)に名古屋・栄の「ザ・ランドマーク名古屋栄」にグランドオープンした新たな商業施設「HAERA(ハエラ)」において、アート作品のキュレーションを担当いたしました。
「HAERA」には、世界を代表するラグジュアリーブランドの旗艦店や、新たな文化を生み出すニュークラシックなファッションやライフスタイル提案の他、ハイグレードからカジュアルシーンまでを網羅したレストランやスイーツ等、東海エリア初上陸のショップも多数登場する全65ショップがラインナップされています。
「PUBLIC MUSEUM(パブリック ミュージアム)」という施設コンセプトのもと、愛知県出身のアーティストの西野達をはじめ、三瓶玲奈、米山由夏の作品をキュレーションし、各フロアを彩る非日常空間を演出いたします。
館内展示アート
1Fエントランス 南西・南東アーティスト:西野 達

南西:西野 達《家具のシャンデリア/Spreading out like an open fan》《名古屋クロス・葡萄色》(C)ToLoLo studio

南東:西野 達《家具のシャンデリア/ Peace symbol》《名古屋クロス・紫》(C)ToLoLo studio
半世紀にも渡り市民広場として使用されてきた「栄広場」の歴史から、その地に建つ「HAERA」に誰でもが気軽に親しみを持って入館できるよう「リビングルーム」をコンセプトにエントランスデザインを考えました。リビングルームにあるようなソファやチェストなどの家具を構成してシャンデリアとして天井から吊るし、壁には名古屋を象徴する事物をモチーフとしたオリジナルの壁紙を貼ることで、アート作品としてリビングルームを表現したのです。
中部地方は家具作りでも有名な地域ですが、この作品に使われる家具はほとんど海外のアンティークを使っています。それは日本一の貿易量を誇る愛知県の国際性を表し、さらにはインターナショナルな店舗や来館するであろう国際色豊かな入場者をも象徴しています。
西野達

Photo by Sachiko Horasawa
西野 達|Tatzu Nishi「普段あまりアートに興味のない一般の人々」を観客と想定し、美術館やギャラリーという狭いアートシーンを捨て屋外に作品を設置するスタイルで1997年にヨーロッパで作家活動を開始。
「人間の想像力の拡張」をアートの存在理由とし、「笑い、暴力、セクシー」を武器に制作する。
モニュメントや街灯などを取り込んで部屋を建築しリビングルームとして公開、あるいは実際にホテルとして営業するなど、公共空間を舞台とした人々を巻き込む大胆で冒険的なプロジェクトで世界的に知られる。現在は東京、ベルリン、熱海を拠点に活動。
https://www.tatzunishi.net/
3F
アーティスト:三瓶 玲奈

三瓶玲奈《線を見る》 Supported by Yutaka Kikutake Gallery Photo by Kazuhiro Tsushima
この作品は、風景の中に実在しない「線」を見出すことから始まる。
制作のきっかけは、地元である愛知県内のある風景の中で、地平線の少し上に光が帯のように現れる光景を見た経験にある。その光は地平線や水平線ではなく、認識によって生まれた線でもないが、私はそれを認識によって立ち上がる線の手がかりとして観察した。
人は風景を見るとき、明暗や距離、ものの関係を手がかりに、境界やつながりを線として捉えることがある。その線は固定されたものではなく、見る位置や時間帯といった環境や、個人の経験によっても変化し続ける。
この作品では、線そのものだけを描くのではなく、周囲との関係から立ち上がる線を扱う。焦点を調節しながら視界をたどり、風景の中の形の単位を組み替え、実在しない線を手がかりに風景を捉え直している。
三瓶 玲奈

Photo by Yasuhide Kuge
三瓶 玲奈|Reina Mikame1992年愛知県生まれ。現在は静岡県、東京都を拠点に活動。光によって立ち現れる現象を起点に、知覚と認識の関係を問いながら絵画を制作する。個々の体験や記憶に左右されないフラットで中立的なイメージの成立、およびそれらが深く感受されるための条件を考察し、風景、植物、あるいは水の入ったコップなど誰もが目にする日常のありふれた光景をモティーフに描く。線や⾊、光や温度といった諸要素についてのシリーズを展開するほか、近年ではベルクソンの「物質と記憶」などを参照した作品群を制作。三瓶の作品は、高い抽象性を帯びながら、湿度や手触りといった触感を喚起する特徴があり、どこか温かく、親しみを感じさせる。近年の主な個展に 「Between Dimensions」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2025年)、「Echoes After Light」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京、2025年)、「光の距離」(フェルケール博物館、静岡、
2024年)。および、主なグループ展に「コレクション×現代美術 名古屋市美術館をめぐる4つの対話」(名古屋市美術館、愛知、2026年)、「Drawing with the light」(The Reference、ソウル、韓国、2024年)など。
主な受賞歴に、2021年「公益財団法人豊田市文化振興財団 豊田文化新人賞」、2019年 「アーツ・チャレンジ 2019」入選、2012年「トーキョーワンダーウォール公募 2012」トーキョーワンダーウォール賞などがある。
3F HAERA Art Gallery
アーティスト:米山 由夏

米山 由夏《スローモーション》 Supported by ALPHA ET OMEGA Photo by Kazuhiro Tsushima
私の作品は、実際に目にした風景や、日常のなかで不意に立ち現れる一瞬を油彩で記録している。移動の途中や、視線を向けるつもりもなかった場所で、ふと景色の速度だけが変わることがある。そのとき、見慣れた建物や光、物のかたちは、それまでと少し違うものとしてゆっくりと立ち上がる。
「スローモーション」というタイトルは、実際の時間ではなく、自分の知覚のなかで起こる速度の変化について考えている。
映画のスローモーションのように、流れていくはずの瞬間が引き伸ばされることで、普段なら見過ごしてしまう細部や、そこに確かに存在していた形が現れる。
私にとって描くという行為は、その引き延ばされた知覚を留め直すことに近い。
一瞬だったはずのものを少し長く見るために、通り過ぎるだけの風景を拾い上げるために。
米山 由夏

米山 由夏|Yuka Yoneyama1999年 静岡県生まれ
2021年 東京藝術大学 安宅賞 受賞
2023年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2025年 東京藝術大学大学院 油画技法・材料研究室 修了
米山の制作は、実際に目にした一瞬の光景や、偶発的に立ち上がった出来事を、油彩でキャンバスに留めることから成り立っている。あらかじめモチーフを構成することはなく、取材に出かけても対象は不意に現れ、それは私自身の意図や選択からはどこか切り離されている。
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HAERA概要

The Landmark Nagoya Sakae「ザ・ランドマーク名古屋栄」
敷地面積:4,866.40 平方メートル
延床面積:約109,700 平方メートル
階数・高さ:地上41 階、地下4 階、塔屋1 階・高さ約211m
事業者:三菱地所株式会社、J.フロント都市開発株式会社、日本郵政不動産株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社中日新聞社

The Chain Museum 概略
The Chain Museumは「気付きのトリガーを、芸術にも生活にも。」というミッションを掲げ、これまで、気付きのトリガーを世界中に伝播させるために、アーティストと鑑賞者の新しい関係性が生まれる場をつくる「ArtSticker事業」、アートとのより多様な関わり方を提案するために、自らが運営する「Gallery事業」、そして、生活の中にアートを散りばめるために、ホテルや商業施設、オフィスなどの空間プロデュースを行う「Coordination事業」を展開。デジタルとリアルを相互に駆使し、気付きのトリガーを伝播させてまいります。社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
https://t-c-m.art/
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