株式会社新潮社は、池田晶子氏による『すべての人の死因は生まれたことである』を、本日7月17日(金)に発売いたしました。



哲学を日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立した池田晶子さんが46歳の若さで亡くなって19年。しかしいまだに『14歳からの哲学』等の著書は版を重ね、新たな読者を獲得し続けています。本書では池田さんの過去の著作4冊から生老病死に関する文章を厳選。誰もが避けて通れない「死」についての深い、それでいて深刻ではない思考の数々は、読者自身の人生観に大きく影響を与えることでしょう。

「哲学エッセイ」を確立したことで知られる池田晶子さんがガンのため亡くなったのは2007年。46歳の若さでした。人気は死後も衰えず、生前に刊行した単行本のほとんどがいまだに書店に並び、売れ続けています。『14歳からの哲学』は50万部超、『14歳の君へ』は33万部と著書の累計部数は140万部を超えています。
本書のもとになっているのは、「週刊新潮」の連載エッセイ「死に方上手」。連載最終回にあたる「墓碑銘」(本書収録)は、自身の墓碑銘について書かれており、死後、雑誌に掲載されました。その墓碑銘「さて死んだのは誰なのか」は実際にご自身のお墓に刻まれています。
単行本4冊分になるこのエッセイから「生老病死」に関するものを厳選して再編集したのが本書『すべての人の死因は生まれたことである』です。
鋭さと共に何とも言えないユーモア、エスプリに満ちた文章を読むうちに、私たちは自身の生について、そして死についての思索を深めることができます。
その魅力を知るには、本書内の数々の文章をご覧いただくのが一番なので、以下、引用してみます。
「死ぬという経験は、人生で一度しかできない」
「病気のひとつも知らないと、人の心はヒダがなくなる」
「人生には今しかない、寿命なんてものは結果にすぎない」
「生死することにおいて、人は完全に平等である」
「葬式とは、死んだ者の問題ではなくて、生きている者の問題なのである」
「科学技術とは、わからないことをわかったと思わせる一種の詐術である。しかし、人生は、わからないから生きられるのである」
「『大人になれない』なんてことは恥ずべきことであって、威張るようなことではないのである」
「人生が危険なものであるのは本来であって、べつに社会のせいではない。生きている者は必ず死ぬし、先のことはわからないからである」

難しい哲学用語や専門用語は一切でてきません。読んで「ハッ」とする文章に線を引き始めたら、1冊丸ごと書き込みだらけになること必至。誰もが一度は読んでおくべき「死からはじめる哲学」です。

書籍内容紹介

「死ぬという経験は、人生で一度しかできない」「病気のひとつも知らないと、人の心はヒダがなくなる」「人生には今しかない、寿命なんてものは結果にすぎない」「生死することにおいて、人は完全に平等である」「さて死んだのは誰なのか」──人生の根本にかかわる問題を常に日常の言葉で語り続けることで、哲学がすべての人のためのものであることを示した著者による、「死からはじめる哲学」の精髄がここに。

■著者紹介:池田晶子(いけだあきこ)

1960(昭和35)年東京生まれ。文筆家。慶応義塾大学文学部哲学科卒業。専門用語を使わずに、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して幅広い読者を得る。2007年没。『14歳からの哲学』『無敵のソクラテス』など著書多数。

■書籍データ

【タイトル】すべての人の死因は生まれたことである
【著者名】池田晶子
【発売日】7月17日
【造本】新書
【定価】968円(税込)
【ISBN】978-4-10-611131-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611131/
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