武蔵野大学(法人:東京都江東区、学長:小西聖子)は、2026年6月25日(木)および30日(火)の2日間、香港教育大学 科学・環境学科の学生を受け入れ、サステナビリティをテーマとした交流プログラムを実施しました。



本プログラムは、香港教育大学から本学のSDGsの教育活動や学生による実践的な取り組みに関心が寄せられたことをきっかけに実現したものです。香港教育大学の学生約50名が2回に分かれて来校し、学生発表やグループディスカッション、コミュニティガーデンの見学などの交流を通して、持続可能な社会の実現に向けた学びを深めました。
環境保全や環境教育、コミュニティのエンパワーメントに関する実践的な取り組みの研究を専門とする香港教育大学 科学・環境学科と本学サステナビリティ学科は、「持続可能な社会づくり」という共通のテーマを有しています。本交流は、学生が国や文化の違いを越えて対話し、多様な視点からサステナビリティ課題について考える国際的な学びの機会となりました。


【当日の様子

■6月25日(木) 2年生25名と引率のDeng Wenjing教授
はじめに明石 修准教授より本学の説明があり、学生たちは6つのテーブルに分かれ自己紹介を行いました。共通言語は英語ですが、時に写真などを見せ合いながらコミュニケーションをとりました。
次に5名の学生が自分たちが取り組む環境プロジェクト(ボードゲームを利用した環境教育、マイボトルステーション、ヒートアイランド現象、ゴミの分別・リサイクル)について説明をしました。看護学科の学生も1名参加し、学科で取り組む健康アンバサダーの活動や発展フィールド・スタディーズ※で訪問したカンボジアでのヘルスプロモーション活動について話しました。
※フィールド・スタディーズ:本学1年生が全員参加する必修学外学修。発展フィールド・スタディーズは2年以上の学生が選択し参加する科目。










Deng Wenjing教授からは「マイボトルステーション(リサイクルカップ)の企業における活用方法」について質問があり、学生はカップの回収や再利用について説明しました。また、香港教育大学の学生からは、ヒートアイランド現象について質問がありました。香港は日本よりも高層ビルが多く、ヒートアイランド現象が深刻であることから、研究に高い関心を示していました。国や地域による課題の違いを踏まえながら、研究成果を社会にどう生かせるかについて意見を交わしました。

■6月30日(火) 1年生24名と引率のJoseph Ching教授
前回とプログラムは同様ながら、より学生間のコミュニケーションを活発にするため、本学の学生の発表を聞いた後に、隣の学生と質問項目を考え、テーブル代表者が質問をする形式にしました。「なぜこの調査を行ったのか」、「ヒートアイランド現象対策として、どのような日陰づくりが有効か」など、本学学生の活動や研究に関する質問が寄せられました。7テーブルそれぞれ和気あいあいとした雰囲気で質問を考え、発表しました。
その後、3号館屋上のコミュニティガーデンを訪れ、コンポストや雨水の再利用装置を見学し、本学のサステナビリティに関する取り組みを体感しました。積極的に質問をしたり、写真や動画を撮影したりする学生の姿が見受けられました。
お昼休憩時には、教室内に「燃えるごみ・燃えないごみ・ペットボトル・缶/びん」に分別されたごみ袋と案内を設置しました。これを見た香港教育大学の学生たちは、日本のごみ分別の仕組みに関心を寄せ、案内を写真に収めたり、「どのような基準で分別するのか」と質問したりする姿が見られました。日本で日常的に行われているごみの分別や資源循環の取り組みも、香港教育大学の学生にとっては新鮮な学びの一つとなりました。














【参加学生のコメント】

・日本のゲームが好きなので、ボードゲームを通じた環境教育の発表に興味を持ちました(香港教育大学1年生)
・ゴミの分別やリサイクルが香港と違いとても興味深かったです。(香港教育大学2年生)
・自分が取り組む研究に関心をもってもらえ、質問をしてもらえて嬉しかったです。同じ視点で問題意識を持っていると感じました。(サステナビリティ学科4年生)
・研究の話だけでなく趣味の話などもでき、交流を深められました。(修士2年生)
・海外大学との交流機会が少ないので、今回は貴重な機会になりました。研究について聞かれたのですが、専門用語の説明ができず悔しい思いをしました。もっと英語を勉強して、自分の考えを伝えられるようになりたいと思いました。(サステナビリティ学科4年生)
・英語での発表に慣れていないため、とても緊張しました。真剣に聞いてもらえて、もっと研究
を深めたいと思いました。(看護学科4年生)

【コメント】



■サステナビリティ学科 明石 修 准教授
サステナビリティの課題は、一つの正解を学ぶだけではなく、多様な立場の人々と対話し、ともに考えることが重要です。今回の交流では、学生たちが英語で研究やプロジェクトを発表し、身振り手振りも交えながら積極的にコミュニケーションを図る姿が印象的でした。英語での発表が初めての学生も多くいましたが、準備や質疑応答、その後の交流を通して、一回り成長したように感じています。また、国や文化は異なっても、環境問題という共通の課題に同じ志を持って取り組む仲間がいることを実感できたことは、学生たちにとって大きな学びになったと思います。




【武蔵野大学について】


武蔵野大学武蔵野キャンパス
1924年に仏教精神を根幹とした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し13学部21学科、14大学院研究科、通信教育部など学生数14,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年に創立100周年を迎え、世界初のウェルビーイング学部を開設。2026年には通信教育の新たな学びの形を提案する通信教育部国際データサイエンス学部を開設した。2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。

武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/




【関連リンク】

■工学部サステナビリティ学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/sustainability_studies/

■工学部サステナビリティ学科(学科特設サイト)
https://esg.musashino-u.ac.jp/

■香港教育大学(英語版サイト)
https://www.eduhk.hk/en/
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