~沖縄県内で進む、「こどもの居場所」と企業の連携。ゲーム交え、お金の正しい知識・生きる力伝える。~

沖縄県内のこどもの居場所「にじの森文庫」(那覇市)で、令和8年8月、企業とこどもの居場所の連携による夏休み特別企画「こどもおかね教室」が開催されました。





本企画は、沖縄県事業「沖縄県こどもの居場所ネットワーク事業(企業等連携)」を受託運営する特定非営利活動法人困窮者支援ネットワークが団体マッチング・企画サポートを行い、こどもの居場所での初開催が実現したものです。本記事では、企業の持つ専門性を地域の子ども達へ届ける企業連携事例をご紹介いたします。

■「企業だからできること」を、地域の子どもたちへ


今回の企画テーマは、お金について楽しく学ぶ「こどものための金融教育」。
同企画の講師を務めたのは、中島逸実さん(ソニー生命保険株式会社 那覇LPC第1支社/那覇市)。
公立学校などで金融教育の講話実績を持ち、こどもの居場所で金融教育を実施するのは今回が初めての試みとなります。






当日は、ゲームやクイズを取り入れ、子ども達が終始積極的に参加できる内容に。会場は大いに盛り上がり、お金の役割や使い方、計画性の大切さ、金融トラブルから自分を守るための基礎知識などを分かりやすく伝えていただきました。


はじめのゲームから盛り上がる会場。

参加者は、居場所を利用する小学校生から中学生の子ども達とスタッフ様、約30名。
開催したこどもの居場所「にじの森文庫」(那覇市)館長様より、「お金の知識を持つことの大切さを子ども達にぜひ伝えてほしい」と企業と居場所のマッチングに至り、夏休みの開催が実現しました。

■「夢を叶える力」は、お金のしくみを知ることで強くなる

「夢を叶えるためには、努力だけではなく“ お金のしくみ ” について正しく知ることも大切。
 その機会を子どもうちから持つことは、非常に重要。」

講話では、中島さんご自身のご経験から、学生時代・家庭を築いた際に「もっと早く知っておけば」と感じたお金の基礎知識を伝えていただき、お金は「使う」「貯める」だけでなく「計画する」ことで未来の選択肢を広げられること、お金と上手に付き合う力を「子どものうちから」育てることの重要性について語られました。




お金との関わり方を踏まえ、「見通しが持てれば、怖さはなくなる。」「ヒントがあれば、早く成長できる」「不安なことは、すぐに周りの大人に相談すること。」など、普段の生活で必要な生きる力についての内容も。



10kgの鞄を実際に持つ子ども達。「この重さはいくら分のお金の重さ?」クイズでは、会場の盛り上がりは最高潮に。


「お金の “ 価値 ” の重さは、お家の人やお仕事をする人達が頑張って働いてくれた “ 感謝 ” の重さ」

とも語り、お金の価値が見えにくいキャッシュレス時代に生きる子ども達に向け、目に見えない誰かの頑張りを想像する力や感謝の気持ちを持つことの大切さも伝えていただきました。

■ 専門家として、そして親として子ども達に伝えたいこと


中島さんは、お金の「専門家」であると同時に、ご自身もお子さんをお持ちのひとりの「お母さん」。

こどもの居場所と企業の連携では、企業様だからこそ持つ専門性あるテーマ・コンテンツを届けていただけるのは勿論、子ども達に対する社員様の想いを伝えていただけるのも魅力の一つです。

同企画でも、中島さんのこれまでのご活動や子ども達と向き合い続けてきたご経験あってこそのメッセージを届けていただけたと感じています。


講師への質問が絶えない「こどもおかね教室」。


子ども達からも積極的に質問が飛び交い、お札の偽造防止のしくみは何?1億円稼ぐには何日かかる?子どもにも投資はできるの?など、会場が湧く質問も。

夢は「ギャルの看護師さん」という可愛らしい目標も聞かれ、中島さんからは、好きなもの全部になれるのはとても素敵なこと、「思い描く将来の夢、稼ぎたいお金の金額は、周りの人と支え合えればきっと叶う」と力強く伝えられました。


■ 中間支援だから実現できた、企業と居場所の出会い

金融リテラシーは、将来の進学や就職、社会生活を送る上で欠かせない力の一つです。

しかし、こどもの居場所では、日々の食事提供や学習支援、見守り支援などが活動の中心となるため、専門分野を学ぶ機会を得ることは容易ではありません。
また、企業側も、日頃の業務で培った専門知識や経験を地域へ還元したいという思いがある一方、「何を提供できるのか、提供してよいのか」「どのようにつながればよいのか」が分からず、サポート・連携に至らないケースも少なくありません。

このようなチャンスロスを防ぐため、当団体は中間支援として 企業・居場所双方の想いやニーズを汲み取り、企画内容の調整から実施サポートまで伴走しています。





子ども達が夢や目標を実現するためには、学力だけでなく、社会で生きるための知識や判断力を育むことも重要と改めて感じた同企画。

今年度の企業連携では、“ こどもの居場所での実施は初めて ” と、企画調整当初は少し戸惑いをみせる企業様が大半です。
中島さんもそのお一人でしたが、実施後には「普段の講話との違いに、新たな気づきがあった。次の企画実施が既に楽しみ」と有難いコメントもいただいています。

次回は、沖縄ではまだ数少ない “ ユースセンター ” にて、10~20代の若者を対象に もうワンステップ上のお金の講座をご開催いただけるとこのこと。早くもサポート連携の継続に向け調整を進めていただき、心強く感じています。

改めまして、今回ご講話いただきました中島様、開催の場をご準備いただきましたにじの森文庫様に深く御礼申し上げます。




◆本事業では、沖縄県のこどもの居場所へのサポート・相互連携にご関心のある企業・団体様(沖縄県内外)からのご相談を引き続き募集しています。

◆ 団体運営こどもの居場所:太陽食堂
当団体では、運営するこどもの居場所、各種事業に活用させていただくご寄付・その他のサポートを募集しております。
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◆ 本記事、ご寄付/サポートに関するお問い合わせ先
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◆ 団体概要
名称: 特定非営利活動法人 困窮者支援ネットワーク
代表者: 代表理事 細田 光雄
所在地: 〒900-0004 沖縄県那覇市銘苅2-3-1
団体HP: https://www.konkyusyashien.com/

◆ 活動概要
当団体の活動は、困難を抱える子育て世帯への支援から始まりました。
その原点を法人名に込め、現在は、子育て支援・居場所運営・自立支援・企業/地域連携支援など、
さまざまな取り組みを行っています。
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