9月12日より神楽坂・√K Contemporaryにて開催


堀江栞「わたしを数える II」メインビジュアル

√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー/東京・新宿)では、2026年9月12日(土)から10月10日(土)にかけて、弊廊では約3年ぶりとなる堀江栞の個展「わたしを数える II」を開催いたします。

本年1月に第一生命ギャラリー(東京・有楽町)にて開催された個展「わたしを数える」に続く本展では、代表作「後ろ手の未来」をはじめ、新たに制作された小作品、初期の動物画、そしてコロナ禍に制作されたドローイングシリーズ「かさぶた」などを展示いたします。初期作品から現在へと至る軌跡を追いながら、堀江の表現に通底する静かな強さと優しさに触れていただける機会となれば幸いです。また、初日となる9月12日(土)17時よりオープニングレセプションを開催いたします。

堀江栞は、多摩美術大学日本画専攻を卒業後、初個展を開催し、新進気鋭の日本画家として注目を集めました。初期作品では、強い眼差しを向ける動物たちが大胆な構図と繊細なマチエールによって描かれ、なかでも、ハシビロコウをモチーフとした《凛然》は、多和田葉子著『献灯使』の装画となり、堀江作品を広く知らしめる契機となりました。2016年、五島記念文化賞の受賞を機にパリで1年間を過ごした堀江は、多種多様な文化的背景を持つ人々との交流を通して人物への関心を深め、以降、人物画を創作の中心に据えるようになりました。堀江が描く人物には、初期の動物作品にある力強い眼差しがありつつも、そこに憂いや優しさが同居し、人間の中にある様々な感情を感じ取ることができます。これらの人物画は高い評価を受け、代表作《後ろ手の未来》はVOCA2022にて佳作賞を受賞し、その後、神奈川近代美術館や大川美術館での展示を経て、本年、第一生命ギャラリーでの個展で新作が加わり、堀江の近年の変遷をご覧いただける連作となっています。

今回の個展では、近年の人物画、初期の動物画、だれかに寄り添い続けてきたモノや草花を描いた静物画といった作品群を展示し、堀江の視線と心象世界、その変遷をご覧いただける機会となります。
是非ご覧ください。

なお、堀江栞は本展と同時期に開催されるTennoz Cotntemporaryにも出展予定です。
ご期待ください。

Artist Statement


わたしを数える  

たくさんの「わたし」が、
無慈悲に消されようとしている。
わたしはわたしを数える。
そして、あなたの「わたし」も数える。
たくさんの「わたし」を、
わたしは決して手放さない。

堀江栞

出展作品


右から、《後ろ手の未来#2》、《後ろ手の未来#3》、《後ろ手の未来#4》、《後ろ手の未来#5》、《後ろ手の未来#6》(2021)、《後ろ手の未来#7》(2023)、《後ろ手の未来#8》、(《後ろ手の未来#9》、《後ろ手の未来#10》(2025)各194×60cm 和紙、岩絵具


《輪郭#20》(2024) 60.6×72.7cm  和紙、岩絵具


《輪郭#21》(2025) 41×31.8 cm  和紙、岩絵具


《ここに在ることⅪ》(2025) 90×45 cm 和紙、岩絵具


《明くる日#7》(2025) 45.4×12.5cm  和紙、岩絵具


《うたうことなきひと》(2012) 163×163cm  和紙、岩絵具


《眠りの渦の中へ》(2012) 112 × 162cm  和紙、岩絵具

Artist | 堀江栞 / Shiori Horie


(C)Shingo Wakagi
1992年フランス生まれ。2014年多摩美術大学日本画専攻卒業。第6、9回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選、第27回五島記念文化賞、第6回世田谷アワード“飛翔”美術部門、VOCA展2022佳作賞、第32回タカシマヤ美術賞受賞。主な展示に、「生誕110年松本竣介」/ [小企画]「堀江 栞―触れえないものたちへ」(神奈川県立近代美術館鎌倉別館、2022)、個展「かさぶたは、時おり剥がれる」(√K Contemporary、2023)、「The 日本・画-大川美術館のコレクションを中心に」(大川美術館、2024)、「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」(世田谷美術館、2024)、「ミュージアム コレクション特別篇 開館40周年記念 世田美のあしあと―暮らしと美術のあいだで」(世田谷美術館、2026)など。
画集『堀江栞 声よりも近い位置』(小学館、2022)。多和田葉子『献灯使』(講談社、2014)をはじめ、書籍の装画も手掛ける。現在、多摩美術大学専任講師。来春、初のエッセイ集をかたばみ書房より刊行予定。

Artist web: https://www.shiorihorie.com/
Artist Instagram: https://www.instagram.com/horieshiori/



Exhibition Information

堀江栞「わたしを数える II」(英題:Shiori Horie, Counting Myself II )
会期| 2026年9月12日(土)- 10月10日(土)
*Opening Reception : 9月12日17時-19時 
会場|√K Contemporary(東京都新宿区南町6)
主催|√K Contemporary
本展Web| https://root-k.jp/exhibitions/shiorihorie_countingmyself2/

√K Contemporary について

2020年、東京・神楽坂にオープンしたアートギャラリーです。ジャンルや世代、国境に捉われることなく、様々な芸術作品を提示し、後世に残す活動をしています。古代から現代に至る歴史の中で生み出されてきた美術作品を通して、先人たちの芸術思考を学び、独自の審美眼でキュレーションを行います。戦前から現代、コンテンポラリーを中心に、選りすぐりのアーティストたちの個展や企画展を開催しています。
また、宇宙空間に造設されたギャラリーをイメージした300 平米を超える展示スペースは、作品に新しい価値観を生み出す革新的な場面を作ります。それを鑑賞者と共有し、深く記憶されていくことで、私たちの活動の記録を未来につなぎ、新たなアートシーンを創出していくことが、√K Contemporary のミッションだと考えています。
Web | https://root-k.jp | FB : @rootkcontemporary | X / IG : @rk_contemporary

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