夏休みの反動で9月の消費意欲指数は前月比大幅減。物価高の影響も加わり、過去5年間の同月最低値に

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。
※8月3-5日に調査
2026年9月の消費意欲指数は45.7点。前月比では-3.4ptと大幅に低下、前年比でも-0.9ptとやや低下しました。






【Point1】夏休み明けの節約意識に物価高への懸念が重なり、消費意欲指数は低水準に

例年9月は、夏休みや帰省シーズンの8月に比べて消費意欲指数が低下する月で、今年も前月から-3.4ptと大幅に低下しています。前年比でも-0.9ptとやや低下し、過去5年間の同月最低値となりました。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて、消費にポジティブな回答(8月383件→9月284件)は大幅に減少し、ネガティブな回答(8月850件→9月904件)は増加しています。具体的には、ポジティブな回答で、「夏休み・連休がある(8月92件→9月7件)」「(ボーナスなどで)金銭的に余裕がある(8月51件→9月10件)」が大幅に減少しました。ネガティブな回答では、「暑い季節は出かけたくない(8月93件→9月30件)」が減少した一方で、 「今月までに多く使ったのでセーブ (8月44件→9月114件)」が大幅に増加し、 「欲しいものがない・意欲がない(8月319件→9月351件)」「無駄な買物はしない(8月13件→9月40件)」も増加しています。
前年と比べると、消費にポジティブな回答(25年9月296件→26年9月284件)はやや減少、ネガティブな回答(25年9月907件→26年9月904件)は横ばいとなりました。具体的には、ポジティブな回答において、「(季節もの以外で)出費の予定・欲しいものがある(25年9月91件→26年9月69件)」が減少した程度で、その他に目立って増減した項目はありません。ネガティブな回答では、「今後の出費予定のために我慢(25年9月134件→26年9月163件)」が増加した一方で、「欲しいものがない・すでに買った(25年9月305件→26年9月252件)」が減少しています。
また、「物価高・値上げ・円安」は、前月比でほぼ横ばいですが、前年比では増加しており、依然として高い水準が続いています(25年9月129件→26年8月162件→26年9月156件)。
猛暑の影響は和らぐとはいえ、夏休みや帰省シーズンを終えたことによる節約意識の高まりに物価高への懸念が重なり、今年9月の消費意欲は例年以上に控えめとなる見通しです。

【Point2】消費意向は、前月比・前年比ともに横ばい。化粧品のみ前年比・前月比増

「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合(消費意向)は24.3%で、前月比で-0.3pt、前年比で-0.6ptといずれも横ばいとなりました。
16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比・前年比ともに「化粧品」が20件以上増加していますが、その他に目立って増減したカテゴリーはありません。
夏休みの反動で消費意欲は落ち着くものの、 9月の消費意向は例年通りとなることが予想されます。
NEWS RELEASE
詳しい調査レポートは博報堂ニュースリリースページよりご覧ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ