文化庁国立近現代建築資料館では、2026 年 8 月 29 日(土)より DOCOMOMO Japan との共催による企画展「DOCOMOMO Japan 300 選 選定記念『モダン・ムーブメントと建築の現在』」を開催しています。
日本の近現代建築を代表する 300 件の選定達成を記念し、約 100 作品を一堂に紹介する展覧会です。昭和 100 年という節目に、日本のモダン・ムーブメント建築の歩みと未来を展望します。

公式ウェブサイト https://www.bunka.go.jp/nama/




[展覧会名] DOCOMOMO Japan 300 選 選定記念「モダン・ムーブメントと建築の現在」

[概要]
DOCOMOMO(Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement/ドコモモ)は、モダン・ムーブメントに関わる建築や街並みの記録・調査と保存を目的とする国際組織です。モダン・ムーブメントとは、従来の価値観 や様式にとらわれず、すべての人にとってより良い社会・文化・環境の実現を目指して、新しい技術や合理的な考え方を取り入れた芸術運動を指します。
日本支部である DOCOMOMO Japan は、1920 年以降の日本の多様な建築文化の中から建築を選定し、記録・保存活動を行ってきました。本展は、DOCOMOMO Japan 共催のもと、2025年に選定件数が 300 件を超えたことを記念し、選定建築の中から約 100 作品を取り上げ、図面や模型、関連資料等を通して紹介します。


第 1 部「価値と魅力」では、2000 年から始まった選定の歩みをたどりながら、各建築の価値や魅力を、建築にまつわるエピソードを交えて伝えます。第 2 部「継承と活用」で は、40 余りの建築が失われたことを示しながら、リユースされた建築や、時代とともに姿を変えた建築がどのように受け継がれてきたかをたどります。
今年は昭和 100 年を迎える年であり、本展では建築文化の魅力を広く伝えるとともに、モダン・ムーブメントの 100 年にわたる軌跡と、その背景にある社会の変化を振り返りながら、建築の保存や活用を通して、市民にとっての建築や都市のこれからを展望します。

■ 基本情報

[主催] 文化庁
[共催] 一般社団法人 DOCOMOMO Japan
[企画] 文化庁国立近現代建築資料館、DOCOMOMO Japan [協力] 公益財団法人 東京都公園協会
[会場] 文化庁国立近現代建築資料館
(〒113-8553 東京都文京区湯島 4-6-15 湯島地方合同庁舎内)
[会期] 第 1 部「価値と魅力」 2026 年 8 月 29 日(土)~11 月 23 日(月・祝)
第 2 部「継承と活用」 2026 年 12 月 3 日(木)~2027 年 2 月 23 日(火・祝)休館日:毎週月曜日 但し、祝日の月曜日は開館し翌平日休館。
9 月 21 日、10 月 12 日、11 月 23 日、1 月 11 日 開館
10 月 13 日、12 月 28 日~1 月 4 日、1 月 12 日 閉館
(11 月 24 日~12 月 2 日は展示入れ替えにつき休館)
[時間] 10:00-16:30(最終入館 16:15)
[入館方法]
 ● 展覧会のみご観覧
 展覧会のみ観覧いただけるのは平日だけで、展覧会は無料です。必ず、湯島地方合同庁舎の正門からお入りください。
 ● 旧岩崎邸庭園と展覧会を同時観覧
 旧岩崎邸庭園の入口からお入りください。
 展覧会は無料ですが、同庭園の入園料(一般 400 円)が必要となります。なお、土日祝はこの入館方法のみとなります。


特別協力
株式会社オクジュー 高砂熱学工業株式会社 株式会社松田平田設計

協力
株式会社朝日工業社、株式会社梓設計、株式会社淺沼組、株式会社石本建築事務所、株式会社オカムラ、株式会社大気社、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、株式会社熊谷組、株式会社久米設計、五洋建設株式会社、コトブキシーティング株式会社、小松ウオール工業株式会社、株式会社佐藤総合計画、三機工業株式会社、清水建設株式会社、株式会社 JR東日本建築設計、新菱冷熱工業株式会社、株式会社総合資格、株式会社竹中工務店、株式会社大建設計、大成建設株式会社、ダイダン株式会社、株式会社東急建設、株式会社東畑建築事務所、戸田建設株式会社、株式会社日建設計、株式会社日本設計、野村不動産株式会社、株式会社フジタ、前田建設工業株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱地所設計、株式会社安井建築設計事務所、株式会社ユニオン (以上五十音順)

特別制作協力
株式会社新建築データ

後援
一般社団法人日本イコモス国内委員会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築士会連合会

■ 第 1 部 「価値と魅力」 2026 年 8 月 29 日(土)~11 月 23 日(月・祝)

2000 年から始まった選定の歩みをたどりながら、各建築の価値や魅力を、建築にまつわるエピソードを交えて伝えます。

主な出展作品
・吉阪隆正+U 研究室|大学セミナーハウス【1965 年/選定 no.019】
・ル・コルビュジエ|国立西洋美術館【1959 年/選定 no.059】
・菊竹清訓|東光園【1964 年/選定 no.078】
・菊竹清訓|萩市民館【1968 年/選定 no.161】
・大高正人|広島市基町団地・広島県長寿園団地【1969-78 年/選定 no.174】
・菊竹清訓|館林市庁舎【1963 年/選定 no.272】
・原広司+アトリエ・ファイ建築研究所|ヤマトインターナショナル【1987 年/選定 no.290】

吉阪隆正+U研究室|大学セミナーハウス 配置図

ル・コルビュジエ|国立西洋美術館 基本計画ポートフォリオ


菊竹清訓|東光園 スケッチ|所蔵:株式会社情報建築

菊竹清訓|萩市民館 透視図


大高正人|広島市基町団地・広島県長寿園団地 長寿園団地住居単位計画図

菊竹清訓|館林市庁舎 スケッチ|所蔵:株式会社情報建築

原広司+アトリエ・ファイ建築研究所|ヤマトインターナショナル 立面スケッチ

■ 第 2 部 「継承と活用」 2026 年 12 月 3 日(木)~2027 年 2 月 23 日(火・祝)

40 余りの建築が失われたことを示しながら、リユースされた建築や、時代とともに姿を変えた建築がどのように受け継がれてきたかをたどります。

主な出展作品
・坂倉準三|神奈川県立近代美術館(現・鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)【1951 年/選定 no.010】
・前川國男|日本相互銀行本店【1952 年/選定 no.044】
・坂倉準三|羽島市庁舎【1959 年/選定 no.058】
・堀口捨己|明治大学和泉キャンパス第二校舎【1960 年/選定 no.068】
・菊竹清訓|都城市民会館【1966 年/選定 no.120】
・坂倉準三|上野市庁舎(現・伊賀市庁舎)【1964 年/選定 no.183】
・大高正人|全日本海員組合本部会館【1964 年/選定 no.205】

坂倉準三|神奈川県立近代美術館(現・鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム) アクソノメトリック図

坂倉準三|羽島市庁舎 一階平面図


堀口捨己|明治大学和泉キャンパス第二校舎 外観パース

菊竹清訓|都城市民会館 スケッチ|所蔵:株式会社情報建築

■本展の特色・みどころ

1) DOCOMOMO Japan 選定 300 件突破を記念する節目の展覧会
DOCOMOMO Japan による 25 年以上にわたる選定活動の成果をもとに、日本のモダン・ムーブメント建築の全体像を俯瞰できます。1 期・2 期合わせて約 100 作品を中心に紹介しながら、日本の近現代建築の流れを体系的にたどることができます。

2)原図・模型・関連資料でたどる、建築の魅力と背景
原図や模型、写真、映像、関連資料など、多様な展示を通して、選定建築を「資料」「歴史」「エピソード」の重なりとともに多面的に紹介し、建築をより身近に感じられる構成となっています。

3)保存・継承・リユースから考える建築の未来
選定建築のうち、60 件を超える建築が文化財などに指定され保存される一方で、40 件余りの建築がすでに失われています。また、用途を変えながらリユースされ、今も人々に利用され続けている建築もあります。本展では、こうした建築の多様な歩みを通して、建築をどのように残し、未来へ継承していくかを問いかけます。

4)シンポジウムやガイドツアーなど関連イベントも開催
会期中には、シンポジウムやガイドツアーを予定しています。詳細は決まり次第、公式ウェブサイトにてお知らせします。展示とあわせて、より深く建築の魅力に触れていただけます。


チラシ(表面)

チラシ(裏面)


■ 本件に関する問合せ
文化庁国立近現代建築資料館 (企画担当:櫻井、川瀬、宮崎)
e-mail: nama@mext.go.jp
Tel: 03-3812-3401
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