エディオン横浜西口本店に話を聞いた

地震や台風などの自然災害が相次ぐ中、防災アイテムの一つとして必要なのが「防災ラジオ」です。スマートフォン(スマホ)が普及した今でも、家電量販店にラジオを求める人が少なくないそうです。そこで、エディオン横浜西口本店でオーディオ・ビジュアルを担当する小島成典さんに、防災ラジオにおける選び方のポイント、売れ筋や購入者の傾向、今後のラジオに求める機能などについて話を聞きました。(BCN・佐相 彰彦)

高齢者を中心に根強い需要、防災意識の高まりも後押し

近年は防災意識の高まりをきっかけに、ラジオに関するお問い合わせを多くいただいています。特に購入の中心になっているのは高齢者の方々です。用途としては、ジョギングや畑仕事などの屋外で利用するケースもありますが、災害対策としても持っておきたいという声が多いといえます。災害時にはスマホの通信が不安定になったり、回線が混雑したりする可能性があります。そのため、情報収集手段としてラジオを備えておきたいというお客様が多くいらっしゃいます。

防災ラジオ選びで重要な五つのポイント

まずおすすめしたいのが、手回し充電機能とLEDライトを搭載したモデルです。停電などで乾電池が確保できない場合でも、自分で発電して最低限の情報収集や照明を確保できます。防災ラジオとしては非常に心強い機能です。

映像も確認したい場合はワンセグテレビ付きモデルもおすすめです。避難情報や気象情報を視覚的に確認できるため、非常時の安心感につながります。一方で、自宅に十分な乾電池を備蓄しているのであれば、シンプルな乾電池式ラジオを用意しておくのも有効な選択肢です。用途に応じて選ぶことが大切だと思います。

また、最近ではUSB Type-C対応も重要といえます。現在のスマホやモバイルバッテリーはUSB Type-Cが主流なので、充電端子の規格も確認した方がいいでしょう。また、ワイドFM対応であることもポイントです。AM放送をFM波で受信できるため、ビル街や災害時でも比較的安定した受信が期待できます。

防災用途ではソニーさんの手回し充電対応ラジオが人気を博しています。手回し発電機能やLEDライトを搭載しているほか、非常用の笛などが同梱されています。また、ワイドFMにも対応しているため、災害時の情報収集に役立ちます。

ワンセグテレビ付きラジオは、音声だけでなく映像でも確認できるので、より多くの情報を得たい方や、耳の不自由な方にも好評です。

先ほども申し上げましたが、普段使いと併用して災害対策としても使いたいという方は、パナソニックさんのポケットラジオをおすすめしています。長持ちするエボルタ乾電池やイヤホンが付属しているため、購入後すぐに使える点と価格が手ごろな点などで支持されています。

加えて、災害時に必要な機能を幅広く搭載しているという点では、ZEPEALさんの手回し充電ラジオが人気です。手回し発電と乾電池の両方に対応しているほか、ラジオ、LEDライト、サイレン、スマホへの給電機能、イヤホン対応などがあります。最近では、スマホの充電を重視する方が増えています。このモデルはUSB Type-C対応でスマホへの給電も可能なため、防災用品としての実用性が高いといえます。

進化のカギは「スマホ充電」と「オールインワン化」

災害時でも情報収集ができるという安心感は大きいですし、防災意識の高い方は今後も購入されるでしょう。また、USB Type-C対応やモバイルバッテリー機能の強化など、普段使いとしても便利な機能面を重視する方も多くなるかと考えています。

お客様の要望を聞くと、今後は「オールインワン化」されているモデルの人気が高くなっていくと考えています。手回し発電に加えて、モバイルバッテリー機能、ワンセグテレビ、LEDライト、ラジオなどを1台に集約したモデルは非常に便利だと思います。