タイの小規模農家が有機栽培へ移行するリスクを、農家だけに負わせない。技術指導・資材支援・移行期の収入補填・販路支援を組み合わせた「プレオーガニック支援プログラム」を構想




NPO法人ボーダレスファウンデーション(本部:福岡県福岡市、代表理事:田口一成)は、ビジネスや既存制度だけでは解決が進みにくい社会課題に対し、非営利だからこそつくれる新しい解決方法を事業として実装する「非営利事業」の開発に取り組んでいます。

今回、タイの小規模農家の所得改善と環境改善を目指す新構想「プレオーガニック支援プログラム」について、2026年9月24日(木)19時より、アイデア共有会を初めて一般公開で開催します。参加費は無料です。

農業技術の指導、移行初期に必要な資材、収量が減少する期間の補填、収穫後の販売先などを組み合わせ、有機栽培への移行リスクを農家だけに負わせない仕組みです。
多様な視点や知恵を取り入れながら非営利事業を育てるため、事業計画が固まる前の課題認識、解決仮説、実現に向けた論点を一般公開します。

■ なぜ、いま「非営利事業」なのか

商品やサービスの対価を得ながら社会課題を解決するソーシャルビジネスがある一方、受益者から十分な対価を得ることが難しい、成果が出るまでに長い時間がかかるなど、ビジネスだけでは解決が進みにくい問題があります。

非営利事業は、利益を出してはいけない活動ではありません。
利益の分配を目的とせず、社会課題の解決を最優先に、寄付、企業との連携、専門家の知見などを組み合わせ、必要な仕組みを継続的に運営する事業です。

ボーダレスファウンデーションは、ソーシャルビジネスを通じて社会課題の解決に取り組んできたボーダレス・ジャパンの知見を生かしながら、ビジネスの枠だけでは届きにくい課題に対し、非営利事業という方法で取り組んでいます。

■ 農業を続けても、所得が手元に残りにくい

タイの小規模農家のなかには、農薬や化学肥料などの価格が上がる一方、収穫した作物の販売価格を自分たちで決めにくく、農業を続けても十分な所得が手元に残らない人たちがいます。

農薬や化学肥料への依存を減らし、有機栽培へ移行できれば、外部から購入する資材への支出を抑え、農家の手元に残る所得を増やせる可能性があります。
また、土を育てる栽培方法への転換を通じて、土壌環境の改善や持続可能な農業につなげることも目指せます。

■ 有機栽培への移行リスクを、農家だけに負わせない

有機栽培への移行には、土地や作物に合った新しい栽培技術の習得が必要です。また、土の状態が整うまでの期間は、収量が下がる可能性もあります。
日々の生活に余裕のない小規模農家にとって、この負担を自分たちだけで引き受けることは大きなリスクです。

そこでボーダレスファウンデーションが構想しているのが、「プレオーガニック支援プログラム」です。

■ 農家の負担軽減を最優先に、非営利事業として検討する支援

農家だけでは引き受けにくい移行期のリスクを、社会から集まるお金、人、知恵で支える仕組みを検討しています。

目標は、有機栽培へ転換することだけではありません。
小規模農家の所得を増やし、農業を続けることが暮らしの安定につながる状態をつくること。そして、その営みを土壌や環境の改善にもつなげることです。
まずはタイで小規模な実証を行い、所得面と環境面の変化、支援の仕組みの実現可能性を確かめることを検討しています。

※本イベントで紹介する内容は現時点の構想・仮説であり、今後の調査や協議によって変更する可能性があります。いただいたご意見を今後の検討に生かす場合がございます。

■ 完成後ではなく、非営利事業が生まれる前を公開

今回共有するのは、完成した事業計画や成功事例ではありません。
まだプランニングに入る前の構想です。

ボーダレスファウンデーションでは、新しい非営利事業のアイデアを共有し、参加者から意見や知恵を受け取る「アイデア共有会」を行っています。

課題をどう捉えているのか。
なぜこの解決方法を考えているのか。
本当に実現できるのか。
これから何を調べ、誰と連携し、何を検証する必要があるのか。

多様な視点や知恵を取り入れながら社会課題への取り組みを育てるため、今回初めて一般公開し、成功だけでなく立ち上げの難しさや未確定の論点も含めて共有します。

■ 寄付だけではない、社会課題への関わり方をひらく

本イベントの目的は、寄付や協力を募ることだけではありません。

・問題を知ること。
・一緒に考えること。
・周囲に伝えること。
・必要な情報や人をつなぐこと。
・経験や専門性を生かすこと。

それらも社会課題への大切な関わり方です。
農業やタイについての専門知識は必要ありません。
発言やアイデアの提出は必須ではなく、話を聞くだけの参加も歓迎します。参加にあたり、寄付や協力を約束する必要もありません。

■ 当日お話しすること

- タイの小規模農家の状況と、所得が残りにくい構造
- 有機栽培への移行で目指す所得・環境改善
- 技術習得と収量減少という移行期の壁
- 「プレオーガニック支援プログラム」の現在の構想
- 今後のプランニングで確かめたいこと
- 質疑応答・アイデア共有

■ 開催概要

- 日時:2026年9月24日(木)19:00~20:00(日本時間)
- 開催方法:オンライン
- 参加費:無料
- 参加対象:どなたでもご参加ください
- 登壇者:田口一成(NPO法人ボーダレスファウンデーション代表理事/株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役CEO)
- 主催:NPO法人ボーダレスファウンデーション
- 申込:https://peatix.com/event/5185271
オンライン参加用の情報は、お申し込みいただいた方へご案内します。

■ 登壇者

田口一成(たぐち かずなり)
NPO法人ボーダレスファウンデーション代表理事
株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役CEO

2007年に株式会社ボーダレス・ジャパンを設立。世界各地で社会課題の解決を目的としたソーシャルビジネスを展開してきました。
ビジネスだけでは解決が進みにくい社会課題にも取り組むため、2024年にNPO法人ボーダレスファウンデーションを設立。非営利だからこそ生み出せる新しい解決方法と、お金・人・知恵が社会課題の解決へ向かう仕組みづくりに取り組んでいます。

■ NPO法人ボーダレスファウンデーションについて

団体名:NPO法人ボーダレスファウンデーション
設立日:2024年12月24日
所在地:福岡県福岡市中央区天神3-1-1 天神フタタビル4F ソーシャルベンチャーパーク福岡
代表者:田口一成

2024年設立。ビジネスや既存制度だけでは解決が進まない社会課題に対し、新しい非営利事業を構想し、立ち上げ、社会に実装するNPO法人です。
完成した活動だけでなく、課題を知り、調べ、解決方法を考え、試し、改善していくプロセスも社会に開きながら、さまざまな人や企業とともに社会課題の解決に取り組んでいます。

- 公式サイト:https://borderless-foundation.org/
- note:https://note.com/borderless_f
- Podcast:https://open.spotify.com/show/3RcrL6l1QVsqukeOkfghWG
- Instagram:https://www.instagram.com/borderless_foundation

今後の活動情報は、公式サイトのメールマガジンでも配信しています。

本件に関するお問い合わせ

NPO法人ボーダレスファウンデーション
https://borderless-foundation.org/contact/
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