~生きがいや繋がりを求めるシニアと、豊富な「人生経験」を求める非営利現場のマッチング。敬老の日にあわせ「シニア歓迎ボランティア特集」を公開~

国内最大級のボランティア募集情報サイト「activo(アクティボ)」を運営する株式会社activo(本社:京都府京都市、代表取締役:小澤佳祐)は、9月21日の「敬老の日」に合わせ、activoでボランティア参加者を募る非営利団体などの団体会員を対象に「65歳以上のシニアボランティアに関する実態調査」を実施しました。

その結果、非営利団体等の75.8%が65歳以上のシニアボランティアの応募を歓迎しており、実際にシニアが在籍する団体の95.8%がシニアボランティアが「戦力になっている」と回答したことが明らかになりました。

activoでは、こうした団体の声を活かし、就労にこだわらない「社会的役割」や「人とのつながり」を求めるシニア世代に向けて「シニア歓迎ボランティア特集」を合わせて公開いたしました。

◆ シニア歓迎ボランティア特集:https://activo.jp/guides/485



【調査結果サマリー】
・ 75.8%の非営利団体が65歳以上のシニアボランティアを歓迎
・ 一方、シニアの在籍割合は「まだいない」が3割、2位も1割程度が実態
・ シニア在籍の団体のうち95.8%が「戦力になっている」と回答
・ 戦力になっている要因、1位は「豊富な人生経験による対応力」

<調査概要>
・調査タイトル:65歳以上のシニアボランティアに関する実態調査
・調査期間:2026年9月7日~2026年9月11日
・調査対象者:非営利活動を行うactivo団体会員(有効回答91団体)
・調査方法:インターネットによるアンケート調査
・エリア:全国

▨ 労働市場だけじゃない!75.8%の非営利団体が65歳以上のシニアを歓迎
総務省統計局「労働力調査(基本集計)2025年平均結果(2026年3月公表)」によると、2025年の65歳以上の就業者数は943万人(就業率26.0%)と過去最多を記録しました(※1)。社会全体でシニアの力への期待が高まる中、社会活動においてもシニアの需要は増加傾向にあります。

ボランティア情報サイト「activo」で公開されたシニアを対象に含むボランティア案件数は、コロナ禍が明ける2022年から急増。格差や孤立など社会課題の複雑化と増加に伴い、シニア人材への需要が増加していることがわかります。




また、activoでボランティア求人情報を掲載する非営利団体へアンケート調査を行ったところ、75.8%の団体が「シニアボランティアを歓迎している」と回答しました。





歓迎している理由について尋ねると、最多が「豊富な人生経験による対応力」(76.8%)、次いで「自由な時間が多さ」(60.9%)、「長年の社会経験によるビジネスマナー」(49.3%)が続きました。





現役を引退する人も多いこの年代層に、平日や日中の活動を期待する声もありますが、それ以上に、これまで生きてきた中で培われ、自然と身についた経験値や、引き出しの多さが求められていることがわかります。

▨ 一方、シニアの在籍割合は「現在はいない」が3割、2位も1割程度が実態
65歳以上のシニアボランティアを歓迎していると回答した69団体に、シニアボランティアの在籍数を尋ねたところ、最も多かったのは「現在はいない」(30.4%)で、次いで「1割程度」(23.2%)、「2割程度」(13.0%)でした。





シニアの力を求めている非営利団体が数多くある一方で、シニアの力を借りられていない団体が3割を占めるなど、需要に対して厳しい現実が浮き彫りとなりました。

▨ シニア在籍の団体のうち、95.8%が「戦力になっている」と回答

実際に、シニアのボランティアスタッフが在籍していると回答した48団体に、実際どの程度戦力になっているかを尋ねたところ、「非常に戦力になっている」(83.3%)、「やや戦力なっている」(12.5%)を合わせて、95.8%が「戦力になっている」と回答しています。




これは「シニア歓迎」がお世辞でも建前でもなく、非営利団体の現場を支えるリアルな戦力として、心から「シニア人材」が求められている証拠です。


▨ 戦力になっている要因、1位は「豊富な人生経験による対応力」

シニアのボランティアスタッフが戦力になっていると回答した団体に、その最たる理由について尋ねたところ、歓迎理由と同様に、1位は「豊富な人生経験による対応力」(45.7%)で半数近くを占めました。次いで「自由な時間が多い」(15.2%)、「ビジネス経験による専門的な知識・スキル」(13.0%)、「長年の社会人経験によるビジネスマナー」(8.7%)、「主体的・能動的な姿勢」(8.7%)が続いています。




この結果は、歳を重ねた人に備わる「無形の資産」こそが現場の支えになっていることを示しています。多様な対応が求められるボランティアの現場において、シニア世代の「人生経験による引き出しの多さ」は、他世代には真似しづらい強みです。


<具体的な戦力になっていると感じるエピソード>(一部抜粋)
- 子ども食堂の、混雑状況や各配置の動きの悪い所を確認して、すかさずヘルプに入ってもらえる。現場のスーパーバイザー。(子ども食堂運営団体)
- 若い方は、相手に対して、助言をするような事はなかなか難しいが、シニアの方はやんわりと適切にアドバイスをしてくれて、こちらも勉強になる事が多い。(子どもの預かり・送迎団体)
- さまざまな経験やバックボーンをお持ちの皆さまが、生徒たちの悩みや困難に優しく寄り添ってくださったり、解決の知恵を貸してくださったときなどに、ボランティアにご参加していただいて本当に助かったと感じます。(日本語学習サポート団体)
- 訪問者との関係づくりや相談事、問題があったときの対応力など、生活経験が豊富で地域貢献に前向きな気持ちのあるシニア女性には、安心して任せられ、彼女たちなしには運営は成立しない。(地域づくりのコーディネート団体)
- 元会社の経営をしていた方の参加で、団体の経営や運営についてのアドバイスをもらえた。また、企業との連携やアプローチについてもアドバイスをもらい、実際に協力いただける企業へ同行していただいた。(生活困窮者への生活支援団体)


▨ 分析コメント:株式会社activo 代表取締役 小澤佳祐
シニアの経験値を求める団体は多数。「ミドルシニアからの助走」が人も社会も豊かにする
内閣府の調査(※2)によると、シニアが就労を希望する理由は収入目的が最多である一方、「老化防止・健康維持」や「活力源」など、収入以外の目的を持つ人も5割弱存在します。また、社会活動に参加したシニアの84.6%が生きがいを感じており、未参加者より23ポイント高いというデータもあります(※3)。

先日弊社が行った調査でも、60代以上の方がボランティア参加前に抱えていた「人とのつながり不足」や「日常のマンネリ化」といった課題が、活動への参加によって解消され、「人生に良い変化があった」と回答した割合は100%にのぼりました(※4)。仕事や家庭での経験はもちろん、60年以上生きてきたという経験そのものが、非営利団体の現場では強力な「戦力」として歓迎されています。

一方で、セカンドキャリアとしての社会貢献活動は「定年退職を迎えてから焦って探し始めても遅い」とも言われています(※5)。定年後にスムーズに社会とつながり、自分らしい生きがいを見つけるためには、ミドルシニア(40代・50代)の頃からNPOや地域活動に関わり、少しずつ関わりを作っておく「助走期間」が重要です。

シニアの力を心から必要としている非営利団体は多数存在します。企業側も、副業の容認やプロボノ参加の推進などを通じ、社員が在職中から自然に地域や社会と関われる仕組みを整えることが重要だと感じています。個人も企業も、就労だけに縛られない新たなセカンドキャリアの選択肢として、非営利団体への参画にぜひ目を向けていただきたいと考えております。



<プロフィール>
2013年、大学3年生の時に学生向けのボランティアマッチングサービスを開始し、2017年に株式会社activoを設立。以来、「テクノロジーの力で、豊かな社会参加を最大化するインフラをつくる」をミッションに掲げ、全世代向けに全国のボランティア募集情報を掲載する「activo」を運営。ボランティアを特別なものではなく、人生を彩る日常の選択肢へと変え、生き生きとした非営利活動の担い手があふれる、しなやかで温かな社会の実現を目指している。




(※1)総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2025年(令和7年)平均結果(https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/index.html
(※2)内閣府「令和7年度 高齢社会対策総合調査(高齢者の生活と意識に関する国際比較調査)(第10回) (https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r07/gaiyo/pdf_indexg.html
(※3)内閣府「令和7年版高齢社会白書」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/html/zenbun/s1_2_3.html
(※4)株式会社activo「ボランティアと人生の変化に関する実態調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000032330.html
(※5)参考資料:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「人生 100 年時代の企業人と社会貢献活動に関する調査」(https://www.jil.go.jp/press/documents/20200331a.pdf)および、「労働政策研究報告書 No. 225」(https://www.jil.go.jp/institute/reports/2023/documents/0225.pdf

▨ 敬老の日に向けて「シニア歓迎ボランティア特集」ページを公開

activoでは、敬老の日に向けて、シニアの経験値を敬う意味を込めて、シニア歓迎ボランティア特集ページを公開しました。
◆ シニア歓迎ボランティア特集:https://activo.jp/guides/485

ページでは、以下のようなボランティア情報を都道府県別にピックアップして紹介しています。

<紹介ボランティア団体一部抜粋>





▨ 株式会社activoとは
株式会社activoは、「ボランティアを日常の選択肢へ。つながりを社会の力へ。」をビジョンに掲げ、国内最大級のボランティア募集情報サイト「activo(アクティボ)」を運営しています。
年間のボランティア応募件数は約9万件。参加希望者には多様な社会貢献の機会を、非営利団体には人材不足解消や関係人口創出の機会を提供し、両者をつなぐことで、持続可能な非営利活動の発展に貢献しています。

【会社概要】

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