地域循環共生圏の考え方を出発点にした次世代環境リーダー育成プログラムです。約5か月にわたるワークショップとフィールドワークを重ね、ひょうご里山・里海国際フォーラムで成果を国内外に発信しました。
一般社団法人Re-Generation(本社:大阪府大阪市、代表理事:右近宣人)は、兵庫県が主催する「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」の企画運営を担当しました。このたび、全日程の実施レポートを2026年9月15日に公開いたしました。
本プログラムは、2025年5月10日から9月27日までの約5か月にわたって実施しました。プログラムでは、兵庫県の里山・里海を参加者が直接訪問する形でワークショップやフィールドワークを実施し、最終的に次世代に共感を呼ぶ発信方法を発表という流れで実施しました。

DAY1では里山・里海と自分の生活とのつながりを考えるところから開始(2025年5月10日から9月27日まで実施)
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて自治体・企業の課題となるのは、計画をつくるだけでなく、地域で計画を実行する担い手を増やしていくことです。一般社団法人Re-Generationでは、若い世代が地域の未来を語り、持続可能な社会に向けて成長・実践できる次世代環境リーダー育成プログラムや行動変容プログラムを、これからも日本全国で企画・開催してまいります。
近畿地方以外でも、北海道・東北・関東・中部・中国・四国・九州・沖縄など、脱炭素・ゼロカーボン施策の担い手の育成や環境リーダーの育成にご興味のある自治体様・企業様は一般社団法人Re-Generation(リジェネレーション)までお気軽にご相談ください。
▶ 実施レポート:【兵庫県×Re-Generation】「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」約5か月の実施レポート
▶一般社団法人Re-Generation(リジェネレーション)へのお問い合わせ
地域循環共生圏の考え方が出発点
本プログラムは、地域循環共生圏という考え方を中心に据えました。各地域が自分たちの資源や特性を活かした強みを発揮しながら、自立・分散型の社会を形づくるという考え方です。なお、募集時は「ひょうごZ世代 未来社会デザイン-地域循環共生圏から考える、ソーシャル×ローカルで創るSDGs+beyond-」という呼称で参加者を集めています。

「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」のキービジュアル
環境省の資料では、地域循環共生圏の実現に必要なこととして、「地域の資源を持続的に活用し、SDGs事業を数多く立ち上げる。これを、地域の主体性(オーナーシップ)と、地域内での協働と地域外との協働(パートナーシップ)で実現する。」ことが示されています。
参加者は、ワークショップとフィールドワークを通じて、オーナーシップとパートナーシップの両方を身につけながら、新しい里山・里海のあり方を検討しました。
5か月の日程を3つの活動で構成
本プログラムは、次の3つの活動で構成しました。
- ワークショップ:兵庫県の里山・里海への理解を深め、持続可能な保全に向けた新しいあり方を検討する。あわせて、自然を活かした事業の営み方や、事業構築とマーケティングの考え方を学ぶ
- フィールドワーク:里山と里海それぞれの現地を訪問し、事業者の取り組みと成功事例に加えて、直面している課題も聞き取る
- 発表:フィールドワークでの体験を踏まえ、里山・里海のあり方と、次世代に共感を呼ぶ発信方法を検討して発表

フィールドワークは「Suma豊かな海プロジェクト」と「日本一の里山・北摂里山フィールドパビリオン」と連携して実施
プログラム全体の実施スケジュールは以下のとおりです。
- 5月10日:ワークショップ1.
- 5月18日:里海フィールドワーク(「Suma豊かな海プロジェクト」のイベントに参加)
- 5月31日:里山フィールドワーク(「日本一の里山・北摂里山フィールドパビリオン」と連携)
- 6月28日:ワークショップ2.
- 7月中旬まで:メンタリング
- 8月上旬:ワークショップ3.
- 8月下旬:中間発表
- 9月27日:ひょうご里山・里海国際フォーラムで「Z世代による提言」を発表

ワークショップではチームごとにアイデアを出し合った
国際フォーラムで「Z世代による提言」を発表
プログラムの最終回は、2025年9月27日の「ひょうご里山・里海国際フォーラム」です。里山・里海の重要性や、その保全と再生に向けた取り組みを発信し、地域住民や多世代との交流を通じて持続可能な発展を目指す場として、兵庫県が開催しています。
この場で、行政・研究者・企業・地域の関係者が聞き手になり、参加者はプログラムの成果を「Z世代による提言」として国内外に発信しました。

ひょうご里山・里海国際フォーラムで登壇し提言を発表する参加者

チームごとにまとめた「里山里海の未来を創る提言」
開催概要
- 名称:ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム(募集時の呼称:ひょうごZ世代 未来社会デザイン)
- 対象:兵庫県在住、または兵庫県の里山・里海に関心があるおおむね30歳以下の方
- 募集人数:20名程度
- 参加費:無料(活動に伴う旅費は主催者が負担)
- 活動期間:2025年5月10日から9月27日
- 主催:兵庫県
- 運営:一般社団法人Re-Generation
運営を通じて確認できた2つのポイント
1つ目は、外部に発表する場があると参加者の準備が変わるという点です。最終発表の場を「ひょうご里山・里海国際フォーラム」に設定したため、行政・研究者・企業・地域の関係者が聞くと分かっている状態で、参加者は提言の内容を何度も見直したうえで本番に臨みました。
すでに開催が決まっているイベントに最終発表を組み込めれば、運営の負担を増やさずに成果を高めることができます。
2つ目は、集合しない期間の設計が提言の内容を左右するという点です。本プログラムでは、ワークショップとワークショップのあいだにメンタリングの期間を置きました。参加者が自分たちで考えを進める時間を確保したうえで、行き詰まったところを個別に支えるためです。
集合する回だけで組み立てると、参加者は当日その場で考えるだけになってしまいます。日程を検討する段階で、メンタリングの回数と担当者まで決めておくことで、プログラムの質を向上させる効果が期待できます。
「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」の実施レポートは、下記のページで公開しています。
▶【兵庫県×Re-Generation】「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」約5か月の実施レポート

一般社団法人Re-Generation 代表理事 右近宣人
代表コメント地域循環共生圏という言葉は、資料で読むと抽象的に感じられます。そこで「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」では、里海と里山の両方に足を運び、実際にその場所で暮らし事業を営んでいる方から話を聞く日程を組みました。
最終発表を国際フォーラムに設定したことも、大きかったと考えております。行政や研究者、企業の方が聞く場だと分かっていたため、参加者は自分たちの提言がどう受け止められるかを考えながら準備を進めていました。
リジェネレーションでは、若い世代が地域の未来を語り、環境リーダーを実践的に育成していく場を、これからも各地でつくってまいります。
一般社団法人Re-Generationと全国の自治体との取り組み実績
一般社団法人Re-Generationでは、全国の自治体と連携し、
持続可能な社会、脱炭素社会の実現に向けた、「次世代環境リーダープログラム」を運営しています。
ひょうご環境保全連絡会「HYOGO GREEN NEXT」(若者環境リーダー育成プログラム)

ひょうご環境保全連絡会(事務局:兵庫県)が主催した環境リーダー育成プログラムです。2024年9月29日から2025年1月13日にかけて、兵庫県立兵庫津ミュージアムなどを会場に全3回を実施しました。関西全域から集まった大学生・若手社会人を中心とする約12名が4チームに分かれ、座学とフィールドワークを組み合わせて、新たな里山・里海のあり方を実現する事業案をまとめています。当法人はプログラム設計から集客、当日の運営までを担当しました。
https://regene.org/p/66
神戸市「未来社会デザインとカーボンニュートラル -Z世代から神戸の未来を考える-」

神戸大学、IGES(公益財団法人 地球環境戦略研究機関)、当法人の3者共催で、神戸市 都心三宮再整備課の実施協力のもと開催しました。2023年2月14日、神戸大学 眺望館にて、定員25名の大学生が神戸市の職員やIGESの研究者と同じグループに入り、「神戸三宮をカーボンニュートラルな街にする方法」を議論しています。当法人の原点となったプロジェクトです。
https://regene.org/p/591
山口県「やまぐち未来環境アクション学生プログラム」

山口県が主催する次世代環境リーダー育成プログラムです。県内の高校生・高専生を対象とする「未来アイデア創出コース」と、高専生・専門学校生・大学生・大学院生を対象とする「未来環境アクション実践コース」の2コースで構成され、当法人が企画・運営を担当しています。2026年8月2日に山口市のKDDI維新ホールでキックオフセッションを開催し、2027年1月まで全6回のプログラムを実施いたします。
https://regene.org/p/15528
瀬戸内海環境保全知事・市長会議 「瀬戸内未来ビジョン」プロジェクト

1973年に制定された瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)の50周年を記念する事業です。環境省や兵庫県をはじめ、瀬戸内海沿岸の府県・政令指定都市で構成される「瀬戸内海環境保全知事・市長会議」が主催し、2023年7月から11月にかけて段階的に実施されました。当法人は次世代参画プログラムを担当し、11月12日の50周年記念式典では学生が提言を発表しています。
https://regene.org/p/13932
佐賀県 Saga Z世代 未来社会デザイン -中央大通りを賑わいの拠点へ-

佐賀県庁、佐賀商工会議所青年部(SAGA YEG)、当法人の3者共催で開催しました。2023年11月17日、佐賀大学にて、25歳以下の若者25名が県庁職員や地域の若手経営者と同じグループに入り、「若者が訪れ、楽しみたくなる中央大通り」をテーマに、Z世代の視点から佐賀のまちづくりを議論しました。本イベントをきっかけに若者まちづくり団体"サガつく!"が立ち上がりました。
https://regene.org/sagatsuku
福井県 日本一幸福な県と考える、ウェルビーイングな地域創り(Fukui Future Summit)

福井県と当法人が連携し、大阪・東京・福井の3会場で開催しました。2025年9月から11月にかけて、学生を中心に計72名が福井県庁の職員と対話しながら、「自分と地域にとっての幸せ」を起点に、ウェルビーイングな地域づくりや、福井県が抱える課題を解決する政策について考えました。
https://regene.org/p/13302
https://regene.org/p/13325
一般社団法人Re-Generationによる自治体・企業向けの情報発信
一般社団法人Re-Generationでは、環境問題や環境学習、次世代環境リーダー育成のノウハウについて、自治体や企業のご担当者に向けた解説記事を公開しています。
- 環境教育とは?目的やテーマを簡単に解説!日本の取り組み事例も
- 環境学習とは?環境教育との違いやビオトープなど実践テーマを解説
- ESD(持続可能な開発のための教育)とは?環境教育やSDGsとの違い
- 環境教育等促進法とは?目的や基本方針、企業・自治体・学校の役割をわかりやすく解説
- 日本の環境教育が抱える課題とは?現状の問題点と解決策(PBL・産学連携)
- 環境教育・環境学習の取り組み事例10選!一般社団法人Re-Generation(リジェネレーション)の事例も紹介
- 企業が環境教育に取り組むメリットとは?取り組み事例7選も紹介
- 小学校・中学校における環境学習とは?実践事例や環境教育を楽しく学べるゲームを紹介
- 環境教育イベント・ワークショップの企画アイデア5選!成功のポイントや事例も
- 海外の環境教育から学ぼう!フィンランド・デンマーク・ドイツの取り組み事例を紹介
一般社団法人Re-Generationについて
- 法人名:一般社団法人Re-Generation
- 代表者:代表理事 右近宣人
- 所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3号 大阪駅前第3ビル 29階 1-1-1号室
- 設立:2023年 6月23日
- 事業内容:
- - 自治体・企業向けの若者共創プログラムの企画・運営
- - 学生団体 協賛・共創プラットフォーム「コラジェネ」の運営
- URL:https://regene.org/
- お問い合わせ:info@regene.org
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