6割の市区町村が上昇、過去最高点となった市町村も多い
地域ブランド調査2026の結果、全国で最も魅力的と評価された市区町村のランキングでは、札幌市が3年ぶり、10度目となる1位に返り咲きました。前年1位の函館市は2位、小樽市は初の3位となり、上位3位を北海道の市が独占しました。7位には富良野市もランクインしています。
また、別府市や草津町など、有力な温泉地のある市町で上昇したところが多いという結果になりました。
「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります。
調査では、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目を質問。インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。
その中から、1000市区町村の魅力度のランキングの結果を報告します。
※結果や分析等は専用ページに掲載 https://news.tiiki.jp/05_research/survey2026
※市区町村魅力度ランキングの結果 https://news.tiiki.jp/articles/5015
※地域ブランド調査2026のプレスリリースは以下
d266-117-eee79d85e8e444bb06e7c28284cb4de0.pdf
魅力度ランキングのデータ(市町村は上位100位まで)は以下のページからダウンロードしてください
https://news.tiiki.jp/articles/5015 (市区町村ランキングのページ)
https://news.tiiki.jp/05_research/survey2026 (地域ブランド調査2026のページ)
展望施設のオープンや、歴史・文化の体験が後押し
市区町村のランキングでは、札幌市が3年ぶり、10度目となる1位に返り咲きました。前年に1位だった函館市は2位、小樽市は初の3位となり、上位3位を北海道の市が独占しました。7位には富良野市もランクインしています。
1000市区町村の魅力度の平均点は11.8点となり、過去最高を更新しました。前年より魅力度が上昇した自治体は634市区町村と全体の6割を超え、そのうち406市区町村は過去最高の得点となっています。全国のスキー場で夏季の集客につながるような展望型の施設など、新たな体験型の観光施設が各地で続々とオープンしたことや、各地で歴史や文化の魅力を伝える高付加価値の体験型のプログラムが構築されるなど、観光地の魅力づくりが進んでいることがその魅力度上昇の要因と思われます。
※魅力度は、提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」を質問し「とても魅力的」から「まったく魅力的でない」までの5段階評価で回答してもらい、そのうち「とても魅力的」と「やや魅力的」と各地域を「魅力的」と回答した回答者割合のみを反映し、それぞれ選択肢に付与した点数(重み)を加重平均したもの。
魅力度=100点×「とても魅力的」回答者割合 + 50点×「やや魅力的」回答者割合
別府市、草津町など温泉地の多くが急上昇
2026年に魅力度の順位を大きく伸ばした自治体の一つが、12位の別府市です。前年の29位から大きく順位を上げ、魅力度も32.9点から40.2点へと7.3点上昇しました。これは1000市区町村の中でも最大の伸びです。なかでも20代からの評価が大きく上昇しています。一方、18位の草津町も前年の30位から順位を上げています。ただし、別府市とは傾向が異なり、30代と40代からの魅力度が大きく上昇しています。同じ温泉地でも、年代によって評価の高まり方に違いが見られます。
このほかにも、14位の箱根町、25位の伊豆市、30位の由布市、40位の登別市など、順位を上げた温泉地を抱える市町が上位に多くランクインしました。温泉をはじめとする観光資源が、地域の魅力度を押し上げる要因の一つとなっていることがうかがえます。また、34位の熊本市も、前年の70位から大きく順位を伸ばしました。今回の調査は7月の地震が発生する前に実施されているため、今年の地震による直接的な影響はありません。熊本市では、ご当地キャラクターの認知度が急上昇しており、熊本県のキャラクター「くまモン」がデビュー15周年を迎えたことで注目度が高まったことが、魅力度上昇の一因となった可能性があります。
魅力度ランキングのデータ(市町村は上位100位まで)は以下のページからダウンロードしてください
https://news.tiiki.jp/articles/5015 (市区町村ランキングのページ)
https://news.tiiki.jp/05_research/survey2026 (地域ブランド調査2026のページ)
観光意欲で那覇市、石垣市が急上昇。情報接触は大阪市が1位に
地域ブランド調査には、魅力度以外に観光意欲度や居住意欲度など「ヒト・モノ・カネ」の流入につながる行動指標、地域資源やイメージなどの評価に関するものなど、数値化した指標は魅力度も含めてに91項目ずつあります。その中で主要な指標の上位は以下のようになりました。
観光意欲度については1位札幌市、2位函館市は前年通り。3位には前年13位だった那覇市が大幅に上昇してランクインしました。また6位には前年23位だった石垣市が5.6点という魅力度の大幅な上昇により、順位も大きく伸びています。
認知度および情報接触度は、大阪・関西万博が開かれていた大阪市が前年の5位より大きく順位を上げて、いずれも1位となりました。
居住意欲度では横浜市が2013年から14年連続の1位に。2位には前年に引き続き神戸市となりました。
なお、両市とも2022年に居住意欲度の点数が過去最高点となり、それから3下降傾向にありましたが、今回は両市とも前年より2点上昇しています。
食品想起率の1位は夕張市で、「購入・飲食したい食品・メニュー」としてはほとんどが夕張メロンでした、工芸品など食品以外の産品の想起率では、輪島市が1位。同市で購入したい産品として想起されたのは輪島塗がほとんどでした。

<調査内容>
「地域ブランド調査2026」は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタートし、今回が21回目。調査対象は全792市と東京23区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な185の町村を加えた計1000の市区町村と、47都道府県に対して魅力度など計91項目を数値化しました。
<調査概要>
- 調査方法 インターネット調査
- 回答者 20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収し、日本の縮図となるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した。
- 有効回収数 31,666人(一人の回答者に対して市区町村の調査票では20市区町村、都道府県は11または12都道府県を提示し、それぞれについて回答してもらった。
- 調査対象 全国1,000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
- 調査時期 2026年6月23日~7月17日
- 調査項目 認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「海・山・川・湖などの地理的名称」など17項目)、訪問経験(「行楽・観光のため」など6項目)、地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)、地域の特性(「歴史・文化のまち」など14項目)、地域イメージ(「あこがれる」など14項目)、産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述) の計91項目(各地域の調査結果を数値化した項目数)
<調査報告書について>

※総合報告書・個別報告書のセットは特別価格:税込110,000円
<ブランド総合研究所の会社概要>
ブランド総合研究所は、地域ブランドに関する調査とコンサルティングを行う専門企業です。代表取締役の田中章雄は地域ブランドの提唱者として全国各地で地域ブランドに関する講演を行っているほか、地域ブランドアドバイザーとして弊社コンサルタントスタッフとともに全国各地で地域の活性化に取り組んでいます。
・本社 東京都港区虎ノ門1-1-20
・代表取締役 田中章雄
・資本金 2500万円
・設立 2005年11月
<問合せ先(メディアおよび読者とも)>
株式会社ブランド総合研究所
Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: survey@tiiki.jp
特設サイト https://news.tiiki.jp/05_research/survey2026
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