子どもから大人まで“木”と向き合い“創造”する
株式会社AQ Group(本社:埼玉県さいたま市西区、代表取締役社長:加藤博昭)は、今夏に全国の小学生親子などを対象にしたSDGsイベント「木育フェス2026~五感で体験、みらいをつくろう~」を開催しました。同イベントのメイン企画である「廃材アートコンテスト」へは、全国各地から1,055作品の応募があり、有識者による審査会を実施。「ミラクル変身大賞(金賞)」や「審査委員賞(特別賞)」、「クリエイティブマジック賞(中学生以上部門表彰)」などが決定いたしました。
木造建築・教育・芸術分野のスペシャリストが審査する
本格アートコンテストで“木育”を推進
地球の未来を担う子どもたちに、木との触れ合いを通じて森林循環の大切さなどを学んでもらう「木育フェス」は、2023年にスタートしました。当時から同イベントのメイン企画として開催されているのが「廃材アートコンテスト」。建築時に出た廃材を活用して、自由な発想でアートを楽しみながら、子どもたちの豊かな想像力や思考力、モノを大切にする感性などを育む体験学習です。
今年の「廃材アートコンテスト」のテーマは「みんなでつくろう!廃材で『見てひらめき!つくって変身!大作戦!!』」。様々なカタチや色の廃材をじっくり観察して、ひらめいたアイデアを評価します。これまでは未就学児、小学3年生以下、小学4年生以上の3部門に分けられていましたが、今後も継続して未来につなげていくという想いから、中学生以上部門も新設。小学生だった子どもが大人になっても参加できるという、持続性のあるアートコンテストに進化しています。
さて、今回の応募総数は昨年を上回る1,055作品。公益社団法人日本建築士会連合会名誉会長である三井所清典氏をはじめ、大学の教授ら「木造建築」、「教育」、「芸術」それぞれの分野のスペシャリストが審査委員を務めました。AQ Group本社で実施された審査会当日は、2度の審査を通過した30作品を展示。想像を超える子どもたちの発想に、各審査員は目を細めながら、一つひとつ丁寧に確認していました。

AQ Group本社に展示された廃材アートコンテスト応募作品
一つひとつ丁寧に審査する審査委員
廃材のカタチを秀逸に活かした3作品に「ミラクル変身大賞」!!
大学教授が感心する“木の使い方”も
最優秀賞にあたる「ミラクル変身大賞(金賞)」には、「じいじがつくったぼくのじまんのおうち(未就学児)」、「ゴジラ(小学3年生以下)、「虹で奏でるウクレレ(小学4年生以上)が選ばれました。「じいじがつくったぼくのじまんのおうち」は、平らな木材で屋根、松ぼっくりで庭の植栽を演出。「ゴジラ」は台形の木材を頭部にし、三角の木材は背中の突起に見立てています。「虹で奏でるウクレレ」は半円の木材を組み合わせてボディをつくり、細い木材で弦を表現しました。
審査委員賞は「どこでもいけるひこうき(小学3年生以下)」、「Xのまち(小学3年生以下)」、「間違えて食べたくなるチーズバーガー(小学4年生以上)」が選出。中学生以上部門では「クリエイティブマジック賞」として「カンナで花」、「静かな夜にフクロウが」、「木の木」が選ばれています。いずれも、廃材のカタチが秀逸に作品に活かされており、審査員からは「よくこのカタチからこのモチーフを思いついた」、「この部分をここに見立てる発想は無かった」などと感心。名だたる大学教授らにとっても“新たな発見”がありました。
≪ミラクル変身大賞(金賞)≫

<未就学児の部>川俣 椋来さん「じいじがつくったぼくのじまんのおうち」
<小学3年生以下の部>佐藤 湊さん「ゴジラ」
<小学4年生以上の部>中村 さゆりさん「虹で奏でるウクレレ」
≪審査委員賞≫

<小学3年生以下の部>中村 志成さん「どこでもいけるひこうき」
<小学3年生以下の部>早瀬 周さん「Xのまち」
<小学4年生以上の部>井上 結稀さん「間違えて食べたくなるチーズバーガー」
≪クリエイティブマジック賞(中学生以上部門)≫

林 千恵さん「カンナで花」
廣田 光二さん「静かな夜にフクロウが」
宮沢 英佑さん「木の木」
審査委員総評「自ら考えた物語」、「幸せのカタチ」が見られた
日本の木造文化に興味を持ってもらいたい

廃材アートコンテスト審査委員長 (公社)日本建築士会連合会名誉会長 三井所 清典 氏
丸や三角、紐や管、さらには削り華など、様々な廃材を前にして、何をイメージしてどういうものをつくるか、子どもたちはワクワクして取り組んだようです。静物や動物、乗り物、家や街の風景など、審査会では「エッ、こんなものを想像したの?」、「素材のカタチを活かして複雑なモノをつくったなぁ」、「考えた物語をよくカタチに仕立てたものだ」など、楽しみながら評価しました。

東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授 恒次 祐子 氏
廃材アートは、形も色も木目模様もバラバラな木材を組み合わせて何かを作るところが魅力だと思います。それを何に見立てるかというところにアートが生まれるのでしょう。作品には、作った人の人柄や生活、普段周りのものや人をどう見ているかということも表れている気がします。いろいろ想像しながら、楽しく審査させていただきました。

東京大学 名誉教授 稲山 正弘 氏
今年も面白い作品がたくさん応募されていて、楽しく審査させていただきました。子どもたちに工作で木材を切ったり彫ったり組み合わせたりする機会を持たせることは、日本の木造文化の継承においても重要なことだと思います。今回の廃材アートコンテストに参加した子どもたちの中から、大工さんや木造の建築家になりたいと願う子が出てくれることを期待します。

多摩美術大学 美術学部 建築・環境デザイン学科 教授 米谷 ひろし 氏
何でもない木片から、たくさんのイマジネーションを発散させる作品たち。みなさんが体現したことは、AIには代替えできない「本質を感じること」です。何でもないものでも、とんでもないものが生まれる。そんな既成概念にとらわれないエネルギーによって、唯一無二の「幸せのカタチ」が見られました。

埼玉大学 教育学部 教授 浅田 茂裕 氏
今回もまた、大人の想像を超える、素晴らしい作品がたくさん集まりました。大きさやカタチ、色、手ざわりなど、子どもたちは廃材の様々なところに目を向け、自由な発想で作品を生み出しています。同じような材料を使っていても、どこに注目しどう組み合わせるかによって、出来上がる作品は大きく変わります。そこには、子どもたち一人ひとりの想いや個性が表れていると思いました。
昨今、地球規模での環境保全が叫ばれています。特に「地球の肺」と呼ばれる森林は、木を「植える」、「育てる」、「使う」という適切なサイクルが重要です。弊社が木育の一環で提供する「廃材アートコンテスト」は、資源を再利用しながら新たな価値を生み出すという、循環型社会の理念を体現。また、木の温もりに触れ、創造を楽しむというプロセス自体が、自然と人の共生を学ぶ教育の場にもなっています。これからも弊社は、多量の木を使う木造建築企業として、“次世代型森林循環”を推進していきます。
※第4回廃材アートコンテストのすべての結果などは、こちらのサイトにて発表しています。
応募者のひらめきをぜひご覧ください!

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