AIを活用して自社開発。AIエンジン・店内ロボットとの連携で進化する外食DX基盤へ
Trailhead Global Holdings株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高田十光、証券コード:3358、以下「当社」)は、当社の連結子会社である株式会社SBWorks(以下「SBW」)を通じて、飲食店向けの次世代オーダーシステム「WaoPad(ワオパッド)」(以下「本システム」)を開発いたしましたので、お知らせいたします。
本システムは、客席での注文受付から、厨房・ドリンクコーナーへの指示、注文の一元管理までを担うタブレット用のアプリケーションであり、AIを活用した開発手法により当社グループで自社開発したものです。本年10月より当社グループの飲食店舗への導入を開始し、実店舗での運用を通じて改良を重ねてまいります。2027年以降は、AIエンジンの搭載・連携や店内ロボットとの連携により、顧客の体験価値と店舗運営の効率をさらに高めるオーダーシステムへと発展させていく方針です。

次世代オーダーシステム「WaoPad」の「おすすめメニュー」画面
■本件のポイント
- 自ら店舗を運営する外食グループが、現場のために自社開発したオーダーシステム複数ブランド・複数業態を運営する当社グループの現場課題を起点に開発し、まず自社店舗で実装します。
- AIを活用した開発手法による自社開発
開発工程にAIを活用することで、わずか2ヶ月でのスピーディーな自社システム開発を実現しました。一般的な外部委託と比較した場合、開発期間を少なくとも半分(50%)程度に短縮できたと試算しており、それに伴う大幅なコスト抑制効果も生み出しています。ソフトウェアを自社で保有・内製化することで、店舗の現場で上がった声をスピーディーに機能改善へと反映させることが可能です。
- AIエンジン・店内ロボットとの連携を見据えた拡張性
今後の機能拡張に加え、将来的には外部の飲食事業者への提供も視野に入れた設計としております。

「WaoPad」の利用イメージ
■開発の背景
1. 滞在のタイミングに合わせて、お客様に寄り添うおすすめ表示機能外食業界では、慢性的な人手不足、人件費・原材料費の上昇、訪日客の増加に伴う接客ニーズの多様化などを背景に、店舗オペレーションの効率化と顧客体験の向上を同時に実現することが求められております。
当社グループは、ラーメン、焼肉、ハンバーガー、ロティサリーチキン、弁当など、複数のブランド・業態の店舗を運営しております。SBWは当社グループのDX推進を担う中核子会社として、こうした多業態の現場から得られる課題とノウハウを直接システム開発に反映できる立場にあります。この強みを生かし、注文から調理・提供までの流れを現場目線で最適化するオーダーシステムとして、本システムを開発いたしました。
2. ホスピタリティを損なわないスムーズな店舗オペレーション
着席時の人数属性の把握や、料理の提供タイミングに合わせたご案内により、ホールスタッフの負担を大きく軽減します。現場の無駄な動線を省きながらお客様とのタッチポイントの質を高め、少人数でも活気ある高品質な店舗運営を支えます。

着席時に客層や多言語への対応をスムーズに行える「来店人数入力画面」 「成人・未成年」「男性・女性」といった細かな属性ごとの人数把握に加え、右上にはインバウンド需要に対応する多言語切り替え機能を搭載。ホールスタッフがつきっきりにならずとも、お客様自身の操作で着席時の正確な情報インプットとホスピタリティあるお出迎えを両立します。
3. 安心・安全な会員連携とコンプライアンス対応
不特定多数が触れる共有端末に個人情報を直接入力していただく必要性をなくし、お客様ご自身のスマートフォンを活用する安全な設計を採用しています。情報漏洩の不安や入力の手間を軽減し、スムーズな再来店へとつなげます。また、未成年へのアルコール提供防止や飲酒運転防止など、店舗に求められる法令遵守の取り組みをシステム面から支援します。

お席のご案内前に表示される飲酒に関する安全確認画面。未成年へのアルコール提供防止や飲酒運転防止など、飲食店に求められる法令遵守の取り組みをシステム面から支援します。

個人の共有端末に情報を入力せず安全に連携できる「会員登録・お会計案内」画面 お会計時の案内とあわせて、お客様ご自身のスマートフォンでQRコードを読み込むことで、共有端末に個人情報を残すことなく安全にLINEミニアプリ等への会員登録が可能。会員限定クーポンや注文履歴の確認機能を通じて、スムーズな再来店とリピート促進を実現します。
■本システムの主な機能・特長
(1)客席からの注文(テーブルオーダー)お客様は客席のタブレットからメニューを選び、そのまま注文できます。注文受付の業務を削減し、ホールスタッフが接客・提供に集中できる環境をつくります。
(2)厨房・ドリンクコーナーへの自動振り分けと指示
受け付けた注文は、厨房の画面に調理指示としてリスト形式で表示されます。ドリンクの注文はドリンクコーナーの注文管理画面に振り分けて表示されるため、持ち場ごとに必要な指示だけが届きます。伝票の受け渡しや口頭での伝達を減らし、伝達ミスや提供の遅れの削減を図ります。
(3)注文の一元管理
客席・厨房・ドリンクコーナーの注文状況を一元的に管理し、店舗全体の状況把握と円滑なオペレーションを支援します。蓄積される注文データは、今後、メニュー開発や人員配置などの店舗運営の改善への活用も目指してまいります。
(4)自社開発による改善スピード
本システムはSBWが自社で開発・保有するアプリケーションであり、汎用のタブレット端末上で動作します。端末の調達から導入・運用までを当社グループで一括して担うとともに、現場からの改善要望を自社の判断で迅速に機能へ反映できる体制としております。

着席直後のファーストドリンクをスムーズに誘導する「乾杯画面」 着席時に「まずは最初の一杯を、すぐにお持ちします。」のメッセージとともに、生ビールやハイボールなどの定番ドリンクをワンタップで人数分(画面右上「4名」表示など)選べるおもてなし機能を搭載。お客様の待ち時間を削減し、ホールスタッフの最初の注文取り業務を効率化します。
■今後の展開

■当社グループの成長戦略における位置づけ
当社は、M&Aによる外食ブランドポートフォリオの拡充、海外展開とともに、「DX・フードテック」を成長戦略の柱の一つに位置づけております。本システムは、この戦略を具体化する初の自社開発プロダクトであり、以下を通じて当社グループの企業価値向上に寄与するものと考えております。1. 既存店舗の収益性改善
注文・調理指示・提供の流れの効率化と顧客体験の向上を通じて、店舗利益およびEBITDAの改善を 図ります。
2. M&A戦略とのシナジー
本システムを、今後当社グループに加わるブランド・店舗へ速やかに導入できる共通の店舗基盤とすることで、買収後の統合(PMI)の効率化と、買収後の価値向上の加速を図ります。
3. 将来の拡張と新たな収益機会
AI・ロボットとの連携による機能の高度化に加え、外部展開が実現した場合には、店舗事業とは異なる収益構造を持つテック事業として、事業ポートフォリオの多様化につながるものと考えております。
当社は、「外食の現場力」と「自社開発のテクノロジー」を併せ持つ外食グループとして、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。
■システム概要

■会社概要
株式会社SBWorks会社名:株式会社SBWorks
所在地:東京都中央区日本橋堀留町一丁目4番16号
代表者:代表取締役 根本 智勝
設 立:2016年3月4日
資本金:700万円
事業内容:ITコンサルティング/システム開発支援/ITサービス企画運営
URL:https://sbworks.jp/
多ブランド展開型の外食企業グループとして、「山小屋」「KINKA」「BURGER REVOLUTION」などの多彩なブランドを展開し、連結子会社ワイエスフードによる製造事業も営んでいます。M&Aによる国内ポートフォリオ拡充、海外展開、外食産業のデジタル化を成長戦略の柱としています。
会社名:Trailhead Global Holdings株式会社(Trailhead Global Holdings, Inc.)
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号
設 立:1994年5月
代表者:代表取締役社長 高田 十光
資本金:16億4,830万2,222円
売上高:単体 11億8,300万円(2026年3月期)
連結 18億2,600万円(2026年3月期)
事業内容:グループ会社の経営管理およびそれに付帯する業務、不動産賃貸事業
URL:https://thg-hd.com/
【将来見通しに関する注意事項】
本資料に記載されている計画、見通し、戦略その他の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において当社が入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づくものであり、その実現を約束するものではありません。実際の結果は、市場環境、競合状況、技術開発の進捗、法規制等の様々な要因により、これらの記述と大きく異なる可能性があります。
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