内側から生まれる安寧をウェルビーイングの原点と捉え、坐禅と動く瞑想で実践。今年始動した「ZEN Field」初の集大成
福井を拠点とする任意団体aricata(アリカタ)は、2026年に始動した実践プロジェクト『ZEN Field』の集大成『ZEN Conference 2026』を、11月21日(土)、永平寺町四季の森複合施設「旧傘松閣(絵天井広間)」で開催します。今年のテーマは「『きく』から始まる、安寧と平和」。AIが瞬時に答えを返す時代に、外の情報から一日離れ、坐って呼吸を整える「静」と、身体の声に従って動く「動」、二つの実践を通じて自分の内側の声に耳を澄ませます。2023年から続くConferenceは今年で3回目、ZEN Fieldの一環としては初開催。定員60名、県内外から募集します。

企画の背景
AIの進化で、どんな問いにも瞬時に答えが返ってくる時代になりました。その利便性は認めつつ、私たちはこう考えています。外側から得た答えは、その人自身が腑に落ちるものとは限らない。「どう生きたいか」「どこへ進みたいか」の答えは、外の情報ではなく、自分の内側を掘ることでしか見つからない。ZEN Conference 2026は、外の情報から一日離れ、自らの内側の声に耳を澄ませる場として企画しました。そのために二つの実践を用意しています。ひとつは坐って呼吸を整えること。講話と坐禅で、思考をいったん離れ、静かな内側の状態に立ち返ります。もうひとつは頭ではなく身体の声に従うこと。「動く瞑想」とも呼ばれるムーブメント・メディスンで、身体の声を手がかりに自分の内側と向き合います。
静と動、二つの実践を経て、答えはすでに自分の内側にあるという感覚を、参加者一人ひとりが体験することを目指します。
「ZEN」について ── 宗教ではなく、生き方のOSとして
ZEN Fieldの「ZEN」は、特定の宗教や思想を指すものではありません。今この瞬間に意識を向け、自分や世界との関係性を見つめ直す、いわば「生き方のOS」としての実践を意味しています。プログラム構成


※2025年開催の様子
【午前】講話・坐禅 ── 坐して、きく
大本山永平寺副監院・西田正法氏をお招きし、講話と坐禅、質疑応答の時間を設けます。坐る姿勢と呼吸という身体からのアプローチで、内側の声に耳を澄ませます。2024年より連続登壇。登壇いただく西田正法氏には本プロジェクトの趣旨をお伝えし、ご了承のうえで、寺院の教えとしてではなく、日々の暮らしのなかで実践できる「在り方」や「心身の整え方」を語っていただきます。
【昼】季節のランチ ── 味わって、きく
福井の季節の食材を使ったランチを囲み、食べ始めの短い時間だけ静かに味わう「食べる瞑想(Mindful Eating)」を行います。食後は縁側から四季の森の緑を眺めるなど、余白の時間も一日の大切な一部と位置づけています。
【午後】ムーブメント・メディスン ── 動いて、きく
「動く瞑想」とも呼ばれる身体表現の実践。踊る技術も振り付けも不要で、自分の内側や空間、まわりの人の気配を感じながら、身体が動きたいように動きます。一人の身体の動きが重なり合い、場全体の安寧へと変わっていく──「身体の声をきく」ことが、そのまま「他者とどう在るか」につながる時間です。ガイドは、2014年に日本へ同メソッドをもたらした宮田恵氏。
【終盤】インテグレーション ── きいたことを、残す
一日の体験を振り返り、自分の内側に残ったものを、それぞれのかたちで表現します。同じ場所・同じ時間にいても一人ひとりに届くものは違う。その違いが見えること自体を、今年の「きく」の体験とします。
会場 ── 永平寺の傘松閣を復元した「絵天井広間」

※2025年開催の様子
会場の「旧傘松閣」は、永平寺の傘松閣を古い建築部材で元の姿に復元した建物です。永平寺傘松閣の大広間(160畳)、格天井、花鳥絵を忠実に再現し、格天井には当時の日本画家144人による230枚の花鳥絵がはめ込まれています。昨年のZEN Conferenceもこの場所で開催しました。
登壇者

西田 正法(にしだ しょうぼう) 曹洞宗大本山永平寺 副監院
1954年、栃木県足利市生まれ。駒澤大学仏教学部仏教学科卒業。曹洞宗教化研修所研修課程修了後、愛媛県新居浜市・瑞應寺専門僧堂にて修行。曹洞宗関東管区教化センター主監、大本山永平寺伝道部講師、布教部部長などを歴任し、現在は大本山永平寺副監院を務める。
永平寺の禅の教えを現代を生きる人々の暮らしへとひらく講話や坐禅指導を各地で行い、「一行三昧」「縁起」といった禅の言葉を身体からのアプローチとともに伝えながら、禅は特別なものではなく日々の暮らしの中にこそ宿るものであることを説いている。ZEN Conference には2024年より連続登壇。

宮田 恵(みやた めぐみ) ムーブメント・メディスン(R) 公認ティーチャー/スタジオ・グラシア主宰
群馬県渋川市出身。1996年、パリでフラメンコを始め、その後スペイン・セビージャのクリスティーナ・ヘーレン財団で研鑽を積む。2000年よりイスラエル南部のキブツ(共同体)に暮らし、現地の舞踊学校やフェスティバルで教えるかたわら、2009年にはパレスチナ・ベツレヘムのアイーダ難民キャンプに移り住み、子どもたちや女性に身体表現を伝える。紛争が繰り返される土地で、現地の家族が掲げる「We refuse to be enemies(私たちは敵になることを拒否する)」という言葉に出会い、言葉を超え、身体の声で関わることこそが平和への道だと確信する。
開催概要

【タイムスケジュール(予定)】
・10:00 開場・受付
・10:30 オープニング・ウォームアップ
・10:50 西田正法氏|講話・坐禅・質疑応答
・12:10 季節のランチ/冒頭 Mindful Eating(食べる瞑想)/自由時間
・13:15 ムーブメント・メディスン(動く瞑想)
・15:00 インテグレーション(統合のワーク)
・15:45 クロージング
・16:00 閉会
ZEN Field について ── Living Zen from Fukui.

ZEN Field は、福井の自然・文化・食・対話を通して、人と世界との関係性をひらいていく実践プロジェクトです。「変わり続ける時代に流されず、『只今』を生きる」をコンセプトに、専門や肩書きを問わず集い、これからの豊かな生き方を探求しています。
原点は、2023年から福井で続けられてきた「ZEN Conference」にあります。2024年「大地に坐す」、2025年「半径0メートルの平和」とテーマを重ねるなかで「もっと日常の中で実践を育むことはできないか」という問いが生まれ、2026年、年に一度の Conference を核に、季節ごとの対話の集い「ZEN Dialogue」と体験型プログラム「ZEN Alive」を加えた年間プロジェクトとして ZEN Field を立ち上げました。
今年9月には第1回 ZEN Dialogue「感覚をきく」を福井市内で開催し、約30名が参加。今年の Conference は、ZEN Field として初めて迎える集大成です。
- ZEN Dialogue(季節ごと)ーー 問いを囲む、小さな対話の集い
- ZEN Conference(年に一度)ーー 人と実践が集う日
- ZEN Alive(随時)ーー 身体を通して世界と出会い直す体験型プログラム
団体概要

本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込み
aricata(ZEN Field事務局) 担当:佐々木MAIL:contact@zen-field.jp
TEL:090-7082-1836
公式サイト:https://zen-field.jp/
イベントページ:https://zen-conference-2026.peatix.com
Instagram:https://www.instagram.com/zenfield.fukui/
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