イヤーカフ型でもしっかり聴ける! EDIFIER「ComfoBass Pro」は手頃な値段で高音質の“ちょうどいい”イヤホン

【私の音を聴け!・04】最近巷にあふれている「イヤーカフ型」のイヤホン。「ながら聴き」の需要もあるためかと思われるが、密閉型ではないからすぐ低音がスカスカにならないかと心配になる。だからといって、ちょっといいやつを買おうと思うと普通に2万円以上するものも。そんな中、中国深センのEDIFIERが展開する「ComfoBass Pro」を試してみた。公式の小売価格は1万3980円となっているが、低音が出ていてしっかり音楽を聴くのにもピッタリな出来栄えだった。(BCN・寺澤 克)。

山﨑賢人さんをアンバサダーに迎えるなど国内市場に展開中

EDIFIERというと、あまりなじみのない人も多いかもしれない。しかし、日本法人のEdifier Japanでは、俳優の山﨑賢人さんをブランドアンバサダーに迎えるなど、国内市場への浸透に努力している印象だ。ヘッドホンやスピーカーも展開しており、価格帯も抑えめだから、手を出しやすかったりする。

光沢感ある見た目 安っぽさはないからアクセサリーとしても〇

今回の試したモデルは、ブランド初となるDolby Audio対応のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホンだ。

筆者が試したカラーはブラック。充電ケースも本体もブラックというよりはメタリックな暗めのシルバーといった印象だ。あまり安物っぽい感じはしない。

光沢感はケースの方が抑えめ。丸みを帯びていて自立することは難しく、ちょっと滑りやすいかもしれない。うっかり落とさないように注意したい。

本体は逆に光沢感が目立つ。嫌みな感じはせず、むしろこっちのテカり具合の方が筆者の好み。アクセサリー的な側面でもうまく機能してくれそうだ。

負担のない装着感と左右の区別なく使える手軽さ

着用感は、耳穴に入れるタイプのカナル型と比べるとやはり負担が少ない印象だ。独自の「多曲率エアアーク構造」を採用しているようで、長時間の着用も念頭に置いた設計とのこと。

ちなみに、筆者のような左右をいちいち気にしたくないものぐさにもうれしい「スマート左右チャンネル自動適応機能」も搭載している。左右逆に付けても、自動的に左右を割り当ててくれるから痒い所にも手が届く機能だ。確かによく見たら、イヤホン本体に「L」「R」の表記がないし、ケース内への収納も左右の区別がない。

ヘッドホンに近い音場の広さ イヤーカフ型だけど低音も十分

肝心の音質だが、96kHz/24bitのハイレゾワイヤレス再生に対応した「LDAC」だから解像度は申し分ない。そして意外だったのがその低音の豊かさだ。

だいたい低音寄りでイコライザーを調整する筆者だが、これなら合格点を与えられる。EDMやドラムンベースなど激しめな曲を流しても十分な低音を摂取できるはずだ。

また、特徴的なのは音が広く鳴り響くその音場の広さ。この点は、さすがに臨場感あるサウンドが特徴のDolby Audio対応モデルなだけある。例えるなら、ヘッドホンで音楽を聴いているのに近い感覚だ。オープンイヤーだから、音もこもらない。ちなみにサウンドチューニングは、同社の創業者 張文東氏自ら携わったのだという。

再生時間はケース併用で最大48時間。15分の充電で4時間再生できる急速充電にも対応しているから、充電し忘れてもすぐに使用できるようになる。

翻訳機能に自動水分除去 追跡機能 価格以上の多機能性

音質ばかり書いてしまったが、このモデルは21言語の音声翻訳にも対応している。さらに、マイクにはAIノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲の環境に左右されることなくクリアな通話が可能だ。2台同時接続のマルチポイント接続も可能だから、ビジネスシーンでも使いやすいモデルと言えそうだ。

なお、アプリでは、イコライザーのカスタイマイズも可能。イヤホン内部の水分を自動排出する機能も搭載しており、スマート左右チャンネル自動適応機能とともに、変わった機能を搭載しているのは、興味深い。よくアプリを観察してみると、イヤホンの追跡機能も使えるようで、価格以上にさまざまな機能が盛り込まれている。

本体のタッチコントロールが難しい

一方で注意するべき点もある。タッチコントロール操作をするのにコツがいるのだ。クリップ部分をタッチすることで反応するのだが、これが上手く作動しない。また、アプリで感度を設定できるのだが、これをMAXにしても、思う通りに作動してくれないこともしばしば。筆者は外で使う予定がないから、何とも言えないが、外出時はスマホを出して曲を送ったりした方が確実だろう。ちなみに、装着検出機能はあるから、再生・停止は自動で行ってくれる。

「イヤホンで『ながら聴き』しながら長時間作業する」人にオススメ

機能面を見るとビジネス用途っぽさも見え隠れするが、低音もしっかり出るし、音質も良いので、オン・オフ幅広く使えそうなモデルと言えそうだ。

着用感が少なく圧迫感もないから、カナル型を付けるよりは耳に負担がかかりにくい。自宅で「ながら聴き」をしながら、ついつい長時間作業をしてしまう、「ComfoBass Pro」はそんな人にこそ試してほしい一台だ。

ちなみに、メーカー公式サイトと楽天市場では期間限定で30%オフとなっている(10月20日まで。数量限定)。