画像:ABCテレビ提供

株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)の伴藤 優が編集を務めたドキュメンタリー「テレメンタリー2026 身の丈以上の復興 ~神戸・東北 被災店主の声~」(制作著作:朝日放送テレビ)が、2026年日本民間放送連盟賞の番組部門 テレビ教養で優秀を受賞しました。また、同じく伴藤が編集を務めた報道活動「復興の名の下で ~神戸・長田 震災復興再開発 被災店主の声とビルの街の記録~」(制作著作:朝日放送テレビ)が、2026年日本民間放送連盟賞の特別表彰部門 放送と公共性で優秀を受賞しました。なお、特別表彰部門 放送と公共性は1回限りの番組ではなく、社会的課題の解決に向けた長期的な取り組み、地域・社会への貢献度などが総合的に評価されます。

【日本民間放送連盟賞とは】
日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発の質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的に、民放連が1953年に創設した賞です。
https://www.j-ba.or.jp/award2026/

【受賞作品紹介】

2026年 日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ教養 優秀
「テレメンタリー2026 身の丈以上の復興 ~神戸・東北 被災店主の声~」
(2026年1月18 日[日]4:50~5:20 放送)

<内容>
阪神淡路大震災で火災の被害が深刻だった神戸市長田区は、市が決定した大規模再開発によって高層ビルの街へと生まれ変わりました。しかしその陰で、多くの被災商店主が深刻な苦境に立たされました。震災で店を失った蕎麦屋の店主は、震災のわずか4か月後にプレハブ店舗を建て、自力で復興しましたが、再開発地区に指定されたため、店を取り壊さざるを得ませんでした。神戸市が建てたビルへの入居も検討しましたが、あまりにも高額な内装費や管理費、固定資産税の負担を知り、ビルへの入居を断念、そのまま廃業するほかありませんでした。自力で復興した店主を、復興のための「再開発」が廃業に追い込んでしまったのです。また、再開発ビルで商売を始めた店主たちも、月々の管理費や人通りの少なさに苦しみ、「街はきれいになったが、商売が成り立たない」と訴えています。店主だけではありません。神戸市も借金を抱えて います。市が建てた再開発ビルは人気がなく、店舗が大量に売れ残ってしまい、およそ3万8000平方メートル を神戸市が所有したままの状態です。再開発事業はおよそ320億円の赤字となりました。一方、東日本大震災後、宮城県気仙沼市の店主たちは、神戸の教訓を踏まえ「身の丈に合った復興」を目指しましたが、区画整理の長期化や人口減少が経営に影響を与えています。行政が進めた復興事業が被災店主の生業にどう影響したのかを通して、「商売人が生きていける街づくり」とは何かを問いかけます。

<選評>
阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けた神戸市長田区は、市の大規模再開発によって高層ビルの街へと生まれ変わった。この事業は被災した商店の店主の生業にどのように影響したのか。店主たちの声をとおして、行政が進めた復興のあり方を問いかける。再開発の陰で、被災した店主たちが直面した現実をすくい上げた。当事者の声に耳を傾け、復興とは誰のためのものかという本質的な問いを突きつける。行政と個人の間の溝を映し出し、防災のまちづくりを考えさせる作品として評価された。

<スタッフ>
プロデューサー: 宮沢洋一(朝日放送テレビ)
ディレクター : 西村 美智子(朝日放送テレビ)
撮    影 : 利満正三(朝日放送テレビ)
編    集 : 伴藤 優(クリーク・アンド・リバー社)
制 作 著 作: 朝日放送テレビ


【受賞作品紹介】

2026年 日本民間放送連盟賞 特別表彰部門 放送と公共性 優秀
「復興の名の下で ~神戸・長田 震災復興再開発 被災店主の声とビルの街の記録~」
(朝日放送テレビで、2012年1月から2026年1月にかけて夕方のニュース情報番組「キャスト」「newsおかえり」、および「テレメンタリー」等で報道を続けました。)

画像:ABCテレビ提供


<内容>
阪神淡路大震災で火災の被害が深刻だった神戸市長田区の「新長田地区」では、震災からわずか2か月後に、総事業費2710億円で、約40棟の中高層ビルを建設する大規模再開発が決定されました。被災店主は自由な再建を許されず、「再開発ビルに入る」か「地区を離れる」かの選択を迫られました。耐震性の高い街並みは完成しましたが、ビルの中での商売は振るわず、開業資金の返済や、月々の管理費の支払いに苦しむ店主が続出しました。見た目の復興の裏で進むこの苦境は「復興災害」とも呼ばれます。私たちは2011年以降、この街を取材し続け、被災者にとっての本当の復興とは何かを問い続けています。取材と放送を重ねる中で、被災店主の間から「声を上げ、事実を社会に発信しよう」という動きが生まれました。そこに「震災復興」や「建築」を専門とする大学教授らが加わり、店主を支援しながら再開発事業の問題点を調査・分析し、行政や社会に改善策を提案してきました。また、私たちもその過程を継続的に報道しました。

<選評>
阪神・淡路大震災後の神戸・長田地区で進められた大規模再開発の実態を長期にわたり取材。被災店主が抱える経営難や負担など、復興災害とも呼ばれる課題を伝え続けるとともに、店主や専門家による問題提起や改善に向けた活動を継続的に報道し、被災者にとって真の復興とは何かを社会に問い続けている。復興の成功例とされてきた再開発の陰で、声を上げられずにきた被災者の実情を掘り起こし、長年にわたりその実像を追い続けてきた意義は大きい。復興が成し遂げられたという評価と、なお苦境に置かれている被災者の現実との乖離に向き合い、放送や記録を通じて復興の課題や見過ごされてきた声を伝え続ける取り組みが高く評価された。

<スタッフ>
プロデューサー: 矢島大介(朝日放送テレビ)、宮沢洋一(朝日放送テレビ)
ディレクター : 西村 美智子(朝日放送テレビ)
編    集 : 伴藤 優(クリーク・アンド・リバー社)
制 作 著 作: 朝日放送テレビ
※所属は取材当時



【C&R社の映像制作について】
C&R社が制作に携わった情報番組や報道活動においては、ABCドキュメンタリースペシャル「見えない傷あと~JR脱線事故20年~」(制作著作:朝日放送テレビ)が、「2026年USインターナショナル・アワード」金賞を受賞したほか、「2025日本民間放送連盟賞」優秀賞、「ワールドメディアフェスティバル」金賞を受賞しました。2023年には、「めざましテレビ」ニュース班による報道活動が第60回ギャラクシー賞・報道活動部門で奨励賞を受賞。また、2021年には、ドキュメンタリー番組「死ぬまで生きてやろうじゃないか ~阪神・淡路大震災25年 神戸からの“音”がえし~」(制作:読売テレビ)が「第54回ヒューストン国際映画祭」ドキュメンタリー部門シルバー賞のほか、「ニューヨーク・フェスティバル」と「日本賞」の2つの国際的なコンクールでファイナリストに選ばれるなど、国内外から高い評価をいただいています。C&R社は今後も、ミッションである「プロフェッショナルの生涯価値の向上」のもと、クリエイターの方々がその能力を最大限に発揮できる環境づくりをめざしてまいります。

▼C&Rグループの映像分野の事例・実績はこちらから
https://www.cri.co.jp/case_studies/creative_area/tv_movies/

<映像業界関連サービス>
▼清水星人クリエイティブルーム
https://shimizu-cr.com/

▼映像業界に特化した求人サイト「映像しごと.com」
https://eizoshigoto.com/

▼MCN 「The Online Creators(OC)」
https://onlinecreators.jp/

▼ニュース番組形式の社員向け動画制作・配信サービス「カンパニー報道局」
https://company-newsroom.com/

▼オンラインイベント撮影・配信サービス
https://www.creativevillage.ne.jp/87316


【クリーク・アンド・リバー社とは】
クリーク・アンド・リバー社は、1990年に設立し、「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」をミッションに、映像、ゲーム、Web、広告・出版、作家、舞台芸術、建築、AI/DX、アスリート分野のプロフェッショナルに特化したエージェンシー事業(派遣・紹介)、プロデュース事業(開発・請負)、ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)を展開しています。C&Rグループとして医療、IT、会計、法曹、ファッション、食、ライフサイエンス、CXO、アグリカルチャー分野で同事業を展開しており、その分野は合わせて18にまで拡大しています。さらに、XRやNFT、メタバース、ドローン、プロフェッショナル求人サイトやグローバル開発等へとサービスを拡大。今後もプロフェッショナルの叡智を結集し、新しい価値を生み出すビジネスクリエイションカンパニーとして、人々の幸せに貢献してまいります。

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